つみたてNISAやiDeCoなど、つみたて投資ではどんな投資信託がおすすめなのか
LIMO / 2021年11月27日 19時35分
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つみたてNISAやiDeCoなど、つみたて投資ではどんな投資信託がおすすめなのか
iDeCoで運用資産1000万円越えの達人に聞くおすすめシリーズ
はたらく世代の資産形成層における「イデコ(iDeCo)」や「つみたてNISA」といった、いわゆる「つみたて投資」に注目が集まっています。
今回は、iDeCoの運用資産が1000万円を超えた40代サラリーマン投資家のRさんに、つみたてNISAやイデコで使用する投資信託の使い方についてうかがいました。
Rさんは、以前の勤務先に企業DC(企業型確定拠出年金)があり、転職した際にiDeCoに切り替えた方です。
企業DCを含めてここまでの累計投資額は672万円で、2021年11月現在の資産評価額は1000万円を超えています。含み益は投資累計額の49%に達しています。
Q. つみたて投資ではやはりインデックスファンドがおすすめでしょうか?
つみたてNISAもiDeCoでも基本的にはインデックスファンドと呼ばれる、ある資産の価格指数に連動させようとする投資信託がほとんどなので、結果的にインデックスファンドを選んでいる人も多いのではないでしょうか。
インデックスファンドは、運用にかかわる費用である信託報酬が、積極的に運用するアクティブファンドと比較して安いので、運用に関係するランニングコストが安く済むというメリットがあります。
一方で、インデックスファンドも基本的には薄くですが費用は掛かっているので、原理的にはインデックスが運用をする際に基準としている指標(ベンチマークと呼ばれる。日本株であればTOPIX、米国株であればS&P500など)にはパフォーマンスでは負けてしまいます。
インデックスファンドの盲点としては、長期で運用すれば、たとえば数十年という単位ではベンチマークに対して数%負けていても不思議ではありません。
言い方を変えると、「薄く(ほぼ確実に)ベンチマークに負けることに期待をして信託報酬を支払っている」とも言えます。
インデックスファンドはベンチマークに対して、そもそも大きく勝ったり負けたりはしてはいけないので、ベンチマークに負けることもそうですが勝つことも放棄しているわけです。そのある種、安心できる状況を手に入れるために信託報酬を支払っていると思えば腹落ちする方もいるのではないでしょうか。
ただ、「勝つことも放棄するなんて」と思う人もいるかもしれません。そういう方はアクティブファンドを自分で探して運用するということになりますね。
Q. よいインデックスファンドの見極め方はありますか?
実はインデックスファンドも質があります。
詳しくは各投資信託の運用報告書などを見ていただく必要があるのですが、ベンチマークとインデックスファンドの「ずれ」を確認していただくのがまず第一歩でしょうか。
より質を見定めたいというのであれば、ベンチマークが上がった時にインデックスファンそのパフォーマンスもしっかり上がって、下がった時にはインデックスファンドも同様の動きをするというようなファンドのふるまいを見てあげる必要があります。
ベンチマークとインデックスの「ずれ」が小さくでも動き方がバラバラであるとよいインデックスファンドとはいえません。
Q. つみたて投資は毎月購入するドルコスト平均法でいいんでしょうか?
原則としてはそうなんですが、ドルコスト平均法がうまくいかないパターンもあります。
基本的には資産価格が右肩上がりでないと、ドルコスト平均法は機能しません。したがって、万能ではないんですよね。
株式市場で、下がる資産に買いを入れて傷口を広げる行動を「難平(なんぴん)買い」といいます。
どの投信でもよいわけではなく、自分が買おうとしている資産が右肩上がりで資産か買うが上昇するのかを見極める必要があります。
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