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【ビオラ・パンジーの育て方】春まで次々に花が咲く!正しい肥料の与え方とは?

LIMO / 2021年12月2日 9時45分

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【ビオラ・パンジーの育て方】春まで次々に花が咲く!正しい肥料の与え方とは?

花が少ない今の季節、庭にカラフルな彩りを添えてくれるビオラとパンジー。丈夫で手軽に育てられることもあり、今も昔も不動の人気です。

ビオラとパンジーは冬を越して翌春までキレイな花を咲かせ続けます。健康に育て花を長く楽しみたいなら、適切な施肥は欠かせません。

今回はビオラとパンジーに適した肥料の選び方や適切な与え方、注意点などを解説します。

ビオラ・パンジーの肥料の選び方

【ビオラ・パンジー】

スミレ科スミレ属

一年草

原産地:ヨーロッパ

参考価格:100~300円前後

春まで次々に花を咲かせるために必要なことは、適切な肥料の管理です。ビオラとパンジーに適した肥料を選ぶために、まずは肥料の三大要素の配合比率をチェックしましょう。

植物が育つために必要な栄養素の中でも、特に重要な3種類のことを肥料の「三大要素」と呼びます。この三大要素とはN(チッ素)、P(リン酸)、K(カリ)を指します。

三大要素には、それぞれ下記の役割があります。

N(チッ素):葉の緑色をキレイにする、植物体全体の働きをよくする、葉肥

P(リン酸):開花や結実を促進させる、根の伸長、発芽、花芽のつきをよくする、実肥

K(カリ):根や茎を丈夫にする、病害虫や寒さに対する抵抗力をつける、根肥

この三大要素の配合比率が、肥料選びにはとても大切です。肥料を選ぶときは、これら三大要素の配合比率を確認し、目的に合うものを選びましょう。

ビオラとパンジーの場合、花を絶え間なく咲かせ続ける植物なので、P(リン酸)が多く配合された肥料を選ぶのがおすすめ。生育に必要なエネルギーを補い、花を長く楽しむことができます。

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Lapa Smile/Shutterstock.com

もちろん三大要素の配合が同率でも構いません。肥料として効果が十分期待できます。

ビオラとパンジー専用の肥料も販売されているので、そちらを使ってみるのも良いでしょう。ビオラとパンジーに特化した必要な栄養素がしっかり配合されています。

肥料の与え方

ビオラとパンジーの肥料の与え方ですが、与える時期がポイントです。まずは植え付け時の元肥、そして育てる時期の定期的な追肥です。

元肥

苗を定植するときにをあらかじめ与える肥料のことを元肥といいます。

ビオラとパンジーの場合、元肥を与えるときが最初に肥料を与えるタイミングです。緩やかに長く効く、固形の緩効性肥料を用土に混ぜ込んで施肥しましょう。

地植えの場合はあらかじめ植える場所を耕し、堆肥や腐葉土を混ぜた上で、植え付け時に元肥として緩効性肥料を与えます。鉢植えの場合は培養土に混ぜ込んで使いましょう。

追肥

植え付け後、2週間後くらいから追肥を開始します。追肥とは、元肥だけでは不足する栄養分を補う役割の肥料のことを指します。

ビオラとパンジーは次々と開花しエネルギーを消費するので追肥が必要です。効果の早く出る液体肥料を定期的に与えるのがおすすめです。

目安としては、1週間~10日に1度くらいの頻度で、液肥の使用量を守って施します。追肥の頻度はあくまで目安なので、絶対ではありません。やりすぎに注意して下さい。

液体肥料は水やりをするのと同じように与えます。株にかからないようにしましょう。

置き肥で追肥をする場合も、用量と用法をきちんと守り与えます。株の近くには置かないようにします。植物は根の先端から栄養を吸収しているため、なるべく根の先端に届くような場所に置くことが大事です。

肥料が足りないと、花や葉の色ツヤが悪くなったり、そもそも花がつかなくなった、という症状が現るようになります。これらの症状は、土中にビオラとパンジーが必要とする栄養素が無くなってきていることが原因かもしれません。

適量を守って施肥をすれば、再び元気に成長するようになります。観察は継続しておこないながら施肥をするようにしましょう。

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Anton Nikitinskiy/Shutterstock.com

肥料を与える際の注意点

肥料が足りないかな?と思っても、むやみに多く与えすぎてしまうのは禁物です。肥料をあげすぎてしまうと土中の肥料成分の濃度が高くなったり、成分のバランスが崩れて病気の原因となったり、根の機能を阻害したりします。

これを「肥料やけ」といいます。肥料やけを起こして根がダメージを受けると、葉が黄色に変色したりする場合もあり、最終的に枯れてしまうこともあります。

肥料は「あげすぎ」のほうが問題です。決められた用法用量は、絶対に守るようにしましょう。

また、成長がゆっくりになる冬は追肥をストップします。気候が暖かくなり開花が活発になり始めたら、また追肥を再開させましょう。

まとめにかえて

ビオラとパンジーを長く楽しむために、肥料は必要不可欠な存在。しかし、あげすぎは厳禁です。

用法と用量を守り正しい施肥を行えば、次々と花が咲くキレイなビオラとパンジーを楽しめることでしょう。

参考資料

住友化学園芸 eグリーンコミュニケーション「肥料ナビ」(https://www.sc-engei.co.jp/fertilizer/)

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