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週に何度もスーパーに行っていませんか? 日常の資産流出リスクを減らそう

LIMO / 2021年12月9日 17時45分

週に何度もスーパーに行っていませんか? 日常の資産流出リスクを減らそう

週に何度もスーパーに行っていませんか? 日常の資産流出リスクを減らそう

もう少しでコロナ禍になってから2度目の年末年始を迎えますね。コロナ禍で大きく変わった生活スタイルの中に「スーパーへ行く頻度」があげられます。コロナ前は夕食の買い物にほぼ毎日スーパーへ行っていたけれど、週に2~3回へと減らした方もいるでしょう。

日常生活の中には、何気ない行動でお金を使い過ぎてしまうリスクがいくつも潜んでいます。その代表的なものが「スーパーへの買い物」。買い物の回数が多ければ、当然出費は増えます。

節約に効果的な食費の見直しですが、そもそも買い物の頻度を減らすのは効果も大きいものです。コロナ禍におけるスーパーへの買い物頻度の平均を眺めながら、買い物へ行く回数を減らす工夫を考えましょう。

【年代別】みんなの食費、どれくらい?

まずは総務省統計局の「家計調査報告(家計収支編)二人以上の世帯―2020年(令和2年)」より、二人以上世帯の1カ月の消費支出と、その中でも食費の金額について確認します。

【年齢階級別】二人以上世帯の消費支出(食費)

平均:27万7926万円(7万6440円)

~29歳:25万6544円(5万7747円)

30~39歳:26万7618円(7万1438円)

40~49歳:31万5958円(8万3248万円)

50~59歳:32万9937円(8万2673円)

60~69歳:28万2997円(7万8908円)

70歳~:22万9931円(6万9999円)

二人以上世帯の方が1カ月にかける食費は40~50代で8万円以上。家族の人数が多く、食べざかりのお子さんがいる方も多い年代ですね。1カ月の消費支出のおよそ25%を食費が占めます。

家族の人数が多ければなかなか食費は減らせませんが、買い物の仕方を工夫することで食費を抑えることは可能です。

では、コロナ禍において皆さんどれくらいの頻度でスーパーへ行かれているのでしょうか。

コロナ前とコロナ禍、スーパーへ行く頻度の変化は?

凸版印刷株式会社と株式会社ONE COMPATHが行った、ONE COMPATHが運営する電子チラシサービス「Shufoo!」を利用する全国の男女3万2284人への「コロナ禍の買い物意識調査」(2021年3月16日公表)より、コロナ前とコロナ禍のスーパーへ行く頻度をみてみましょう。

スーパに行く頻度:コロナ前/2月調査

ほぼ毎日:21.0%/12.1%

2~3日に1回程度:49.3%/47.4%

週に1回以下:28.8%/39.8%

その他:0.9%/0.7%

※コロナ前:2020年6月17日~6月30日、サンプル数 6万2116名
※2月調査:2021年2月13日~2021年2月16日、サンプル数 3万2284名
※「週に1回以下」は「週に1回程度」「月に2回程度」「月に1回程度」の合算
※小数点第二位以下は四捨五入しているため、比率の合計が100%にならない場合があります。
※凸版印刷・ONE COMPATH  『Shufoo!』 調べ

コロナ前はおよそ半分が「2~3日に1回程度」、3割弱が「週に1回以下」、2割が「ほぼ毎日」でした。

コロナ禍では「ほぼ毎日」が1割強に減り、「週に1回以下」が約4割へと増えています。一般的には「2~3日に1回程度」と「週に1回以下」買い物に行く人が多いようですね。

2~3日に1回程度の買い物なら問題ない、と考える人もいるでしょう。一方で、週に1回以下におさえている人も4割います。

スーパーへ買い物に行けば、どうしても出費が増えます。念のためと調味料を買ったり、疲れたからとスイーツを買ったり、お得だからと特売品を買ったり…この積み重ねが出費を増やします。

「本来必要ではないもの」を買ってしまい、ときには食べきれなくて捨ててしまうこともあるでしょう。逆にスーパーへ行かなければ、家にあるもので何とかやりくりしようとするものです。

また、個々人で「生活のクセ」がついている場合もあります。買い物をしながら今夜のメニューを決める、忙しいからお惣菜を買う、重いからまとめ買いをしない、買い物へ行くこと自体が楽しみになっているなど。

こういったご自身のクセを見直してみるといいでしょう。

買い物へ行く回数を減らして節約&時短に

買い物へ行くと出費が増えるだけでなく、時間もかかります。特に小さなお子さんがいる方は、子連れで買い物へ行くのも一苦労でしょう。子どもが騒いで買い物が進まなかったり、子どもと手を繋ぎながら重い荷物を運んだりするのも大変ですよね。

買い物の回数を減らせば、節約だけでなく時短にもなり、生活上の負担が減ります。

買い物の回数を減らすためには、スーパーとネットスーパーや食材宅配を併用するといいでしょう。お米や水、牛乳、調味料、日用品、根菜といった重くてかさばるものは、家へ届けてもらうようにします。

スーパーへの買い物は、ご家庭の環境に合わせて「週に1回、もしくは2回」と決めます。

そして買い物へ行くときは、その週の献立をある程度決めていきましょう。買い物の頻度だけでなく、献立を考える時間も減らせるのでより時短になります。「1週間は買い物に行かない」と決めて買い物へ行ってください。

家にある食材だけでどう料理すればよいか悩んだら、レシピサイトなどでで調べるとご自身のレシピも増えます。忙しい方は発酵食品や冷凍食品、真空パック加工されている商品、焼くだけで良い魚や肉なども活用しましょう。作った翌日にアレンジできる料理を増やすのもいいですね。

食費を減らしたくても、「買わない」ようにするのは難しいものです。「そもそも頻繁に買い物に行かない」ことで、節約&時短になるでしょう。

参考資料

総務省統計局「家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 2020年(令和2年)」(https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00200561&tstat=000000330001&cycle=7&year=20200&month=0&tclass1=000000330001&tclass2=000000330004&tclass3=000000330005&result_back=1&tclass4val=0)

TOPPAN「電子チラシサービス『Shufoo!』、コロナ禍の買い物意識調査」(https://www.toppan.co.jp/news/2021/03/newsrelease_210316_1.html)

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