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コロナ禍2度目の年末。「なんて贅沢だったんだろう」と振り返る3つのこと

LIMO / 2021年12月12日 18時30分

コロナ禍2度目の年末。「なんて贅沢だったんだろう」と振り返る3つのこと

コロナ禍2度目の年末。「なんて贅沢だったんだろう」と振り返る3つのこと

2000人余りの働く人たちに3カ月前と比べた景気の実感を聞く内閣府の「景気ウォッチャー調査」でによると、2021年11月の景気指数は前の月を0.8ポイント上回る56.3となりました。これは2013年11月以来、8年ぶりの高い水準となります。

国内の新型コロナウイルスの感染者数が落ち着き、今のうちにと外食や外出を楽しまれる方も多いでしょう。一方で冬になり、オミクロン株の詳細もまだ見えない中、コロナへの懸念は拭えません。年末年始の帰省や旅行も悩みどころですね。

私たちの価値観を変えた新型コロナウイルスが蔓延し、2回目の年末年始を迎えます。コロナ禍となり2年目の今、コロナ前と比べて「なんて贅沢だったんだろう」と振り返る3つのことをご紹介します。

当たり前のように働ける

コロナ禍において大きく変化したのが「働き方」です。これまでの仕事や働き方に対する価値観が大きく変化した方も多いでしょう。

業種や企業によっては仕事がなくなった人、シフトが減った人、不安でも外に出て働かなければならない人など状況はさまざま。特に非正規雇用で働く方が多い、子どもを育てる女性や大学生には大きな影響が出ました。

総務省統計局が2021年1月29日に公表した「労働力調査(基本集計)2020年(令和2年)平均結果の要約 」によると、2020年の非正規の職員・従業員は男性で約26万人の減少、女性はおよそ2倍の約50万人の減少です。

そろそろ働こうと考えていた育児中の女性も、コロナが落ち着くまではと働くのを控えている人もいるでしょう。進路選択が変わってしまった学生もいるでしょう。仕事は金銭面だけでなく人生を変えることもあります。まだ「この先どうなるのか不安」という人は多いのが現状です。

感染を気にすることなく外食・旅行できる

外食や旅行、帰省は本来「楽しいコト」のはず。これまでなら旅行を計画する際、どこに行き、何を見て食べようかと、楽しみメインで計画を立てられました。いざ外食や旅行へ出かけたら、その場を満喫できたでしょう。

しかしコロナ禍で外食や旅行となると、真っ先に浮かぶのが「コロナに感染しないか」「周囲に迷惑はかけないか」という不安です。行くと決めること自体が重い決断になるでしょう。

旅行の計画を立てるにしても、「感染しなそうな交通ルートや観光場所は?」「感染を防ぐための準備や対策は?」など、楽しみとともにコロナ対策もメインに考えます。「やっぱり止めようか」なんて迷うことも。

いざ出かければ、「手を洗わないと」「除菌シートがなくなった」「子どもがドアをベタベタ触っている」など感染に対して不安を感じることもあるでしょう。旅行が終わり数日経ち、「感染しなかった」とはじめてほっと一息つくという方もいるのではないでしょうか。

現状国内での感染は落ち着いていますが、今年の年末年始は皆さんどうされるのでしょうか。

JTBが2021年11月16日~11日22日に事前調査で「年末年始に国内旅行に行く/たぶん行く」と回答した、全国15歳以上79歳までの男女個人1498名に行った「年末年始(2021年12月23日~2022年1月3日)の旅行動向」(2021年12月9日公表)によると、年末年始の国内旅行者数は1800万人(対前々年比▲38.5%、対前年比+80.0%)。

去年よりは持ち直したものの、コロナ前に比べるとおよそ4割少なく、まだ旅行や帰省を控えている方は多いようです。

いつでも家族や友だちに会える

年末が近づくこの時期に感じるのが、コロナ前はいつでも会いたいときに家族や友達に会えたことでしょう。コロナ禍では特に高齢者の家族に会う際には慎重になります。年単位で家族に会っていないという方もいるのではないでしょうか。

小さなお子さんのいるご家庭では、より悩ましいところです。幼稚園等ではマスクを着用しない場合もあり、子どもたちはソーシャルディスタンスもとれません。祖父母などと会わせたいと思っても迷う方は多いのではないでしょうか。

一時期、スマートフォンやパソコンなどのデジタル機器を活用して、離れて暮らしている子ども夫婦と実家でビデオ通話をする「オンライン帰省」という言葉も流行りました。

パナソニックが2020年3月以降にオンライン帰省をしたことがある人300名を対象にした「オンライン帰省に関する意識調査」(2021年12月9日公表)によると、2020年3月のコロナ流行拡大以降何回オンライン帰省を実施したか聞いたところ、最も多いのは「13回以上」で31.3%。約1年8カ月で1~2ヶ月に1回程度以上、オンライン帰省をしていることになります(※パナソニック調べ)。

オンライン帰省で満足できた方は76.0%。一方で、ママパパ世帯・祖父母世帯ともに40%以上が「相手宅と時間を決めるなどの事前調整」について煩わしさを感じているようです。

まだ続くであろうコロナ禍では、事前準備をしっかりしてオンライン帰省を検討するのもいいでしょう。

今後も価値観は変化する

新型コロナウイルスの感染拡大が落ち着けば、このような価値観や環境も次第に変化していくでしょう。しかし今を生きる人にとっては忘れられない出来事となりましたね。

この年末も感染には注意しながら、できる範囲で長期休暇を楽しみましょう。

参考資料

内閣府「令和3年11月調査結果(抜粋):景気ウォッチャー調査」(https://www5.cao.go.jp/keizai3/2021/1208watcher/bassui.html)

総務省統計局「労働力調査(基本集計)2020年(令和2年)平均結果の要約 」(https://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/nen/ft/pdf/index1.pdf)

JTB「年末年始(2021年12月23日~2022年1月3日)の旅行動向」(https://press.jtbcorp.jp/jp/2021/12/20211223202213.html)

PRTIMES「<祖父母&ママパパ世帯300名に聞く「オンライン帰省」意識調査>コロナ禍に深まる家族の絆!60%以上が離れて暮らす家族を考える機会が増加 オンライン帰省をきっかけに日常的な写真や動画共有の意向が高まる」(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000558.000024101.html)

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