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「会社の理解が大事」お金だけじゃないワーママのリアルな本音!幼保無償化なら働きやすい?

LIMO / 2021年12月16日 18時30分

「会社の理解が大事」お金だけじゃないワーママのリアルな本音!幼保無償化なら働きやすい?

「会社の理解が大事」お金だけじゃないワーママのリアルな本音!幼保無償化なら働きやすい?

2021年ももうすぐ終わり。年が明けると4月には仕事復帰を控えているママもいるでしょう。

2019年10月からスタートした幼児教育・保育園の無償化を受け、子どもを預けて働きやすくなったと感じているご家庭も多いと思います。一方で、育児をしながら働くにはお金以外の問題もありますよね。

幼保無償化制度についておさらいしながら、仕事と育児を両立するワーママのリアルな本音をみていきましょう。

幼児教育・保育園の無償化制度をおさらい!

まずは幼保無償化の制度についておさらいしましょう。年齢など諸条件がありますので、これを機に再確認してくださいね。

「3~5歳児クラス」の対象や金額から確認します。

【3~5歳児クラス】

対象となる子ども

原則、「満3歳になった後の4月1日~(※)小学校入学前までの3年間」(※幼稚園は入園できる時期に合わせて満3歳から)。

金額

無料(子ども・子育て支援新制度の対象とならない幼稚園は月額2.57万円まで)

※企業主導型保育事業は、これまでの利用料から年齢に応じた一定の金額が減額

保護者負担分

「通園送迎費、食材料費、行事費」などは保護者負担。

※食材料費について以下の方は免除。

年収360万円未満相当世帯は副食(おかず・おやつ等)の費用

全世帯の第3子以降は副食(おかず・おやつ等)の費用

【幼稚園の預かり保育】

対象

3~5歳児クラス

※就労などの要件を満たし「保育の必要性の認定」を受ける必要があります。

金額

最大月額:1.13万円まで無償

※「幼稚園の利用に加えて月内の預かり保育利用日数に450円を乗じた額」と「預かり保育の利用料」を比べ、小さい方が月額1.13万円まで無償。

保護者負担となる部分もありますが、以前よりは金額的にも子どもを預けやすくなったでしょう。幼稚園の預かり保育も、条件を満たせば1.13万円まで無償です。

次に0~2歳児クラスです。

【0~2歳児クラス】

対象となる世帯

住民税非課税世帯

金額

無料

※保育所等を利用する最年長の子を第1子とカウントし、第2子は半額、第3子以降は無料。ただし年収360万円未満相当世帯は、第1子の年齢は不問)
※企業主導型保育事業は、これまでの利用料から年齢に応じた一定の金額が減額。

0~2歳は住民税非課税世帯が対象です。

ほか、認可外保育施設や障害児の発達支援も一部対象となっています。

ワーママのリアルな本音1位「時間に追われる」

主に女性が子どものお世話をする日本では、ママが働こうとすると、まずは誰かに子どもを預かってもらう必要があります。中には働きたくてもお金がかかるので断念されていた方もいるでしょう。幼保無償化制度は子育て家庭において有難い制度だといえます。

一方で、お金の心配がなくなれば女性は働きやすいかというと、そうとは言い切れない面もあるでしょう。

女性のための転職サイト『女の転職type』が2021年5月14日~5月27日に女の転職type会員666名(ワーママ26.4%・ワーママ以外73.6%)に行った調査「第27回 ワーママってどう? 」(2021年6月23日公表)によると、現在の仕事の満足度について「かなり満足」「やや満足」と答えたワーママは34.7%でした。

ワーママ以外の18.3%と比較すると、ワーママの仕事に対する満足度は約2倍です。

一方で、「ワーママが実際に大変なところ(大変そうに見えるところ)」の回答をみてみましょう。

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拡大する(/mwimgs/a/b/-/img_ab00693c29e18ff96b97924d2f2c130534262.png)

出典:女の転職type「第27回 ワーママってどう?~ワーママとワーママ以外を比べてみました~」

最も大変なのが「時間に追われること」でした。筆者も保育園と小学生の子がいますが、朝はすべての準備を済ませて保育園まで送り、仕事が終わった後に迎えに行き、帰宅後は家事育児をしながら21時までに子どもを寝かしつけるとなるとバタバタです。

前もって便利家電を取り入れる、帰宅後の計画を立てる、休日にできる家事は休日にするなどの工夫を考えておきたいですね。

2番目に「周囲に気を遣わせる」5番目に「勤怠が乱れやすい」があがりました。保育園に入園して1~2年くらいは、毎月、時には月に2回熱を出すなんてよくあることです。仕方がないこととはいえ、度々休みをとることに申し訳なく感じるママは多いでしょう。

「給料が上がりにくい」「やりたい仕事ができない」「昇進・昇格しにくい」といった、仕事に対する大変さもあがりました。復帰したばかりでは時短勤務などが多いため、このような悩みも見られるようです。

どんなサポートや制度があるといい?

「ワーママにはどんな制度やサポートが必要?」という質問への回答もみてみましょう。

(/mwimgs/3/2/-/img_3221c2a54ce4a434596eb1011310563033788.png)

拡大する(/mwimgs/3/2/-/img_3221c2a54ce4a434596eb1011310563033788.png)

出典:女の転職type「第27回 ワーママってどう?~ワーママとワーママ以外を比べてみました~」

1番は「会社や上司の理解」でした。急な休みをとることやその分の仕事をカバーしてもらうことに、申し訳なさや有難さを感じるママは多いものです。

時短勤務、リモートワーク、フレックス勤務、また業務量や仕事内容の調整といった具体的な意見も見られました。育児との両立や急な休みをとる必要がある分、そこがカバーできる制度があると良いようですね。

前もって計画を立てておこう

今回はワーママに視点を当ててみていきました。お金の面だけでなく、「急な休みを取る必要があること」と「仕事と育児を両立すること」への不安を抱えるワーママが多いようですね。

保育園に入園してから1~2年はどうしても風邪を引きやすいですし、きょうだいがいれば順番にうつります。この期間は夫婦で協力体制を整えたり、病児保育や病後児保育などの利用、またリモートワークも選択できる仕事選びなどを検討するといいでしょう。

小学生になり、高学年になれば熱を出す頻度も減ります。だからこそ入園~低学年くらいまでは看病をする際にどうするか、家族で話し合っておきたいですね。

仕事と家事育児の両立についても、慣れるまでは大変なので前もって計画を立てておきたいところ。家事一つ、お世話一つとってもやるだけでも大変です。すべてに100点を求めるのではなく、頼れるものは頼り、使えるものは使いましょう。試行錯誤しながらも、自分の中での折り合いがつく方法が見つかるといいですね。

参考資料

内(https://www8.cao.go.jp/shoushi/shinseido/musyouka/about/index.html)閣府「幼児教育・保育の無償化について」(https://www8.cao.go.jp/shoushi/shinseido/musyouka/about/index.html)

PRTIMES「ワーママの9割が「時間に追われる」ことが大変と回答!ワーママ以外の約4割がワーママの「時短勤務」がうらやましいと回答/ワーママとワーママ以外の意識調査『女の転職type』」(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000306.000012506.html)

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