30代女性の平均年収378万円「正社員で働き続けたい」女性が平均年収をクリアできる職種は?
LIMO / 2021年12月27日 15時0分
![30代女性の平均年収378万円「正社員で働き続けたい」女性が平均年収をクリアできる職種は?](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/toushin1/toushin1_26688_0-small.jpg)
30代女性の平均年収378万円「正社員で働き続けたい」女性が平均年収をクリアできる職種は?
今年も1年が終わろうとしています。何かと振り返ることの多いこの時期は、ご自身のキャリアについてふと考えるときもあるでしょう。
「転職サービスdoda」がdodaエージェントサービス登録した正社員の20~65歳の男女(有効回答数約45万件)を対象に、2020年9月~2021年8月末に行った「平均年収ランキング(年代別・年齢別の年収情報) 【最新版】(2021年12月13日公表)」によると、30代女性の平均年収は378万円でした。
30代といえば、結婚・子育てなどライフプランの変化が大きい時期。いまは共働き世帯が主流で、なかには「正社員で働き続けたい」と考える女性も多いでしょう。
では、女性が正社員で働き続ける場合、どのような職種なら平均年収を達成できるのでしょうか。女性のお仕事事情について詳しくみていきます。
働く母、正社員は26.2%
まずは同調査より、年代別の平均年収を男女に分けてみていきましょう。
年代別:平均年収(男性・女性)
20代:341万円(363万円・317万円)
30代:437万円(474万円・378万円)
40代:502万円(563万円・402万円)
50代:613万円(664万円・435万円)
対象は正社員のため、想像していたよりも高いと感じるかもしれませんね。
総務省統計局の「労働力調査(詳細集計)」によると、2020年は共働き世帯が1240万世帯、専業主婦世帯が571万世帯です。いまは共働き世帯が多いですが、パートで働かれる方もいるでしょう。
少し前の資料になりますが、厚生労働省「2019年国民生活基礎調査の概況」をもとに、子どもがいる女性の雇用形態を確認してみましょう。
![](https://limo.ismcdn.jp/mwimgs/5/f/-/img_5f853cce45ffe6cc584db36375995708294837.png)
出典:厚生労働省「2019年国民生活基礎調査の概況」
上記をみると2019年で働く母は72.4%。そのうち正規の職員・従業員は26.2%です。
非正規の職員・従業員が37.8%なので、お子さんがいるご家庭では非正規で働く女性のほうが多いことがわかります。習い事の送迎や急な看病、行事への参加などがあるため、非正規を選ぶ女性が多いのでしょう。
しかし2004年からみると、正社員で働く女性は10ポイントほど増えています。
育児をしながら正社員で働くには、保育園に預けたり、パートナーなど周囲の協力が必要だったりします。育児を担う男性も増え、今後も正社員で働き続ける女性が増えると考えられるでしょう。
30代女性の「平均年収378万円」達成できる職種は?
仕事と育児を両立するためには、急な休みが取れること、周囲の理解があること、土日休みであることなどの条件があると助かるご家庭は多いでしょう。
そういった環境面に加えて、やりがい、また収入面もきちんと確保したいですよね。
では、女性が平均年収を達成できる職種について、先ほどの転職サービスdodaの「平均年収ランキング(165職種別の平均年収/生涯賃金)【最新版】」より確認していきます。
年収が高い順に、平均年収(女性)で378万円を達成するのは3職種でした。
職種:平均年収(女性)
専門職(コンサルティングファーム/専門事務所/監査法人):514万円
企画/管理系:438万円
技術系(IT/通信):385万円
それぞれ、小分類に分けて多い順に平均年収を確認しましょう。
「専門職(コンサルティングファーム/専門事務所/監査法人)」の小分類別・平均年収(女性)
リスクコンサルタント:670万円
戦略/経営コンサルタント:586万円
業務改革コンサルタント(BPR):578万円
会計専門職/会計士:552万円
組織/人事コンサルタント:500万円
「企画/管理系」の小分類別・平均年収(女性)
法務:541万円
知的財産/特許:537万円
内部監査:532万円
内部統制:500万円
経営企画/事業企画:488万円
「技術系(IT/通信)」の小分類別・平均年収(女性)
プロジェクトマネジャー:557万円
プリセールス:546万円
ITコンサルタント:491万円
研究開発:464万円
IT戦略/システム企画:457万円
「専門職(コンサルティングファーム/専門事務所/監査法人)」や「企画/管理系」の職種は平均年収500万円を超えるものも多いですね。
大きく分けた職種では上記3種類ですが、小分類でみると平均年収378万円を超えるものは他にも多くあります。一つの参考として、調べてみるといいでしょう。
女性の仕事選びはまだ難しい
出産や育児といったライフイベントを考えると、女性の仕事選びはまだ難しいところがあります。周囲の協力体制や出産を経た後の価値観の変化、体力的な難しさもあるでしょう。
社会も変わりつつありますが、育児をしながら仕事を自由に選びやすいとはまだ言えません。ただ社会が変わるのは待っていられないので、今自分でできることを積み重ねていく必要があります。
時間のできやすいこの年末年始に、今後のライフプランやキャリアについて考えてみてはいかがでしょうか。
参考資料
転職サービスdoda「平均年収ランキング(年代別・年齢別の年収情報) 【最新版】(2021年12月13日公表)」(https://doda.jp/guide/heikin/age/)
総務省統計局「労働力調査(詳細集計)」(https://www.jil.go.jp/kokunai/statistics/timeseries/html/g0212.html)
厚生労働省「2019年 国民生活基礎調査の概況」(https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa19/index.html)
転職サービスdoda「平均年収ランキング(165職種別の平均年収/生涯賃金)【最新版】」(https://doda.jp/guide/heikin/syokusyu/#anc_job_09)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
少子化の原因は共働きが理由…? 子なし夫婦が増加する理由5つ
KOIGAKU / 2024年7月10日 17時53分
-
60歳以降も働いている人の平均年収ってどれくらい?
オールアバウト / 2024年7月1日 8時10分
-
事務の仕事をしていますが手取りが「月15万円」です…年収にすると250万円ほどですが平均的でしょうか?
ファイナンシャルフィールド / 2024年6月30日 2時30分
-
28歳で事務職、正社員で「手取り13万円」です。勤続10年でこの金額は少ないですか? 一応「簿記2級」は持っていますが、東京ならもう少し年収を上げられるでしょうか…?
ファイナンシャルフィールド / 2024年6月24日 4時40分
-
交際中の男性の年収が「400万円」でした。専業主婦になりたいので「年収600万円」はあってほしいのですが、難しいのでしょうか? しばらくは“共働き”すべきですか?
ファイナンシャルフィールド / 2024年6月23日 4時30分
ランキング
-
1マクドナルドが「ストローなしで飲めるフタ」試行 紙ストローの行方は...?広報「未定でございます」
J-CASTニュース / 2024年7月17日 12時55分
-
2申請を忘れると年金200万円の損…荻原博子「もらえるものはとことんもらう」ための賢者の知恵
プレジデントオンライン / 2024年7月17日 8時15分
-
3「380円のデザートを10人で分けて…」“ラーメン屋でラーメンを頼まない”ヤバい客の実態を店主のプロレスラーが赤裸々証言
文春オンライン / 2024年7月17日 11時0分
-
4大谷翔平の新居「晒すメディア」なぜ叩かれるのか スターや芸能人の個人情報への向き合い方の変遷
東洋経済オンライン / 2024年7月16日 20時40分
-
5「再配達は有料に」 ドライバーの本音は
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年7月17日 6時40分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)