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おせち「作らないし購入もしない」42.5%。「お年玉」が最も高い出費2位

LIMO / 2021年12月29日 11時15分

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おせち「作らないし購入もしない」42.5%。「お年玉」が最も高い出費2位

コロナ禍2年目の2021年が終わります。友人や親族が集まるこの時期は、楽しい予定がある一方で普段より出費も増えますね。

株式会社ONE COMPATHが運営する国内最大級の電子チラシサービス「Shufoo!(シュフー)」で、「Shufoo!」を利用する全国の男女4896名を対象に、2021年11月29日~12月3日に行った「年末年始の過ごし方に関する意識調査(2021年12月17日公表)」によると、年末年始を通した出費総額の予算は「1万円未満」の人が34.6%と最も多い結果となりました。

2018年の調査開始以降「1~3万円未満」がトップでしたが、今年はじめて1万円を割り込み、年々低予算化の傾向にあるとのことです。

今冬は食料品や電気料金などの値上げも相次ぎ、財布の紐を締めるご家庭も多いのかもしれませんね。

今回は年末年始のお金事情について、何にお金がかかるかを紐解いていきます。

みんなの年末年始、最も高い出費は?

先ほどの調査より、皆さんの年末年始で最もお金がかかる出費をみていきましょう。

年末年始を通して「最も高い出費」

おせち料理:19.7%

お年玉:18.7%

帰省の交通費:10.1%

初売りセール:7.5%

肉:5.3%

寿司:5.3%

(帰省以外の)旅行代:4.1%

カニ:3.9%

年末・歳末セール:3.9%

お酒:3.8%

福袋:3.6%

新年会の費用:3.2%

衣料品:2.3%

忘年会の費用:1.7%

その他:7.0%

※株式会社ONE COMPATH『Shufoo!』 調べ

1位はおせち料理でした。お正月の定番であり、新年に縁起を担いで食べる方もいるでしょう。

ただ、共働きが多い現代ではおせち料理の手作りは大変です。同調査では「おせち料理を作る予定はありますか?」という問いに、「一部を作り、一部を購入する予定:31.5%」「全て購入する予定:19.7%」という答えが半数以上。すべて作る予定は4.5%でした。

実は最も多いのは「作らないし購入もしない:42.5%」。

最近ではおせちを食べない人も増えています。かわりに、高級なお肉や魚介類など、自分たちの好きなものを奮発して購入するようですね。実際に肉や寿司、カニがランクインしています。

2位は「お年玉」でした。久しぶりのお孫さんとの再開は嬉しいものの、子どもの年齢が上がってきたり、人数が多かったりするとお年玉代もふくらみます。

3位の「帰省の交通費」は、場所によっては出費の中で最も高額となりますよね。去年は帰省しなかった人も、今年は変異株に注意しつつ規制する人もいるでしょう。

その他、年末や初売りなどセールに関する出費があがりました。

普段の外食費、みんなはどれくらい?

1年の中で最も大きなイベントともいえるお正月でも、費用が高いのは「食」にまつわることでした。

食費は節約をするときにまず手を付けたくなる項目。一方で、イベントやお祝い、自分へのご褒美等でお金をかけるのも食費です。

月の出費をコントロールために有効な食費ですが、1カ月の平均額はいくらくらいでしょうか。

総務省の「家計調査報告(家計収支編)二人以上の世帯―2020年(令和2年)」より、二人以上世帯を年代別に分けて、1カ月の食費とそのうちの外食費を見ていきましょう。

年代別・二人以上世帯の1カ月の食費(外食費)

~34歳:6万2855円(1万3884円)

35~39歳:7万5106円(1万5191円)

40~44歳:8万959円(1万4935円)

45~49歳:8万5406円(1万4280円)

50~54歳:8万3189円(1万3083円)

55~59歳:8万2138円(1万1330円)

60~64歳:8万146円(9143円)

65~69歳:7万7893円(6826円)

70~74歳:7万3924円(5371円)

75~79歳:7万290円(4663円)

80~84歳:6万4866円(3933円)

85歳~:6万3244円(3631円)

最も多いのは、家族の人数が多くお子さんの年齢も上がる40代以降で8万円を超えました。お子さんが中高生になると食費も上がりますよね。

60代後半には7万円台へと下がるようです。

外食費を見ると、最も高いのは30代後半で、次に40代です。仕事や育児に忙しいこの年代は外食をする機会も増えるでしょう。

夫婦の仕事事情や子どもの人数などご家庭により環境はさまざまですが、平均を見ると参考になる部分もありますね。

自分たちらしいお正月を楽しもう

時代が変わるにつれ、お正月の楽しみ方も変化しつつあります。

おせちを作らないし購入もしない人が増えているように、楽しみ方は人それぞれ。伝統を楽しむのも一つ、また自分たちの好きな食べ物で新年を祝うのも一つです。

「これがお正月の当たり前」と決めるよりは、自分たちらしいお正月の楽しみ方を模索すると各々の喜びも増えそうですね。

去年に引き続き、新型コロナウイルスに日本中が奮闘した2021年。だからこそ、年末年始は心から楽しめるひとときを過ごしてくださいね。

参考資料

株式会社ONE COMPATH「電子チラシサービス「Shufoo!」、年末年始の過ごし方に関する意識調査」(https://onecompath.com/news/notice/10707/)

総務省「家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 2020年(令和2年)」(https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00200561&tstat=000000330001&cycle=7&year=20200&month=0&tclass1=000000330001&tclass2=000000330004&tclass3=000000330005&result_back=1&tclass4val=0)

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