絶好のタイミング!「1月につみたてNISAを始めたい」人が知っておくべきポイントは?
LIMO / 2022年1月4日 16時45分
絶好のタイミング!「1月につみたてNISAを始めたい」人が知っておくべきポイントは?
2022年が始まりました。「今年こそは貯蓄を増やしたい」とお考え方のいるかもしれませんね。
新しい年がスタートする1月は、「つみたてNISA」を活用した資産運用を始めるのに絶好のタイミングです。
なぜ1月だと良いのか、つみたてNISAの制度の概要と合わせてわかりやすくご紹介します。また、いそいでつみたてNISAの口座を開設する方法も見ていきましょう。
つみたてNISAは1月スタートがいい理由
NISAは、一定条件のもと、投資で得た配当金や売却益などの利益にかかる税金を非課税とすることができる制度です。
NISA制度のうち、年間40万円の非課税枠で、最大20年間非課税(非課税運用額は最大総額800万円)とすることができる「つみたてNISA」は、「1月から投資をスタートすると積立金額の設定が分かりやすい」というメリットがあります。
つみたてNISAで年間40万円の非課税枠をすべて活用する場合、単純に計算すると、月に投資する金額は「3万3333円(40万円÷12ヶ月)」です。証券会社のつみたてNISA制度は、毎月の投資額の上限がこの3万3333円に設定されています。
2022年1月からつみたてNISAを始めると、毎月の投資額を上限額の3万3333円に設定すれば、自動的に1年間で非課税枠40万円まで投資することができます。非課税メリットを最大限に活用することが可能でしょう。
一方で、たとえば5月など年度の途中でつみたてNISAを始めた場合、上限額の3万3333円で積立額を設定しても、年間で投資できる金額は約26万6千円(3万3333円×8ヶ月)です。
非課税枠の40万円を使い切るためには、残り約13万4千円分(40万円-26万6千円)の投資額について、別途、証券会社で積立金額の増額設定やボーナス設定などの手続きを行わなければなりません。
できるだけ手軽に、複雑な手続きをせずに投資を行いたいと考えている場合、1月からつみたてNISAで資産運用を始めるのが最も分かりやすいでしょう。
つみたてNISAの始め方! 投資対象はどうする?
つみたてNISAを始める場合は、以下の3ステップを踏む必要があります。
証券会社で口座開設を行う
つみたてNISA口座を開設する
投資商品を選び、積立金額の設定を行う
すでにネット証券などでつみたてNISAの口座を開設済みの場合、すぐに積立金額の設定ができるため、いそげば2022年の1月からつみたてNISAを始めることができるでしょう。
投資する商品について迷った場合は、信託報酬が低いインデックス投資信託を検討してみてはいかがでしょうか。インデックス投資信託は「日本株式ならTOPIXや日経225、米国株式ならNYダウやS&P500、世界株式ならMSCI指数」などのベンチマーク(指標)に連動する運用成績を目指します。
一方で、まだ証券会社に口座がない方や、つみたてNISA口座を開設していない方は、つみたてNISAを始めるまでに時間がかかります。できるだけ最速で取引をスタートさせるためには、ネット証券でオンラインで口座開設を行うことが重要です。
証券会社によりますが、SBI証券や楽天証券、マネックス証券などの大手ネット証券では、口座開設申込から実際の取引開始までに1週間くらいかかるのが一般的です。
また、タイミングが遅れてしまうと、つみたてNISAの積立の設定が翌月からになってしまうケースもあります。取引を行いたい証券会社で、2022年の1月にスタートすることができるのか、まずは確認してみましょう。
積立金額の増額方法は、手続きが簡単な先を選ぼう
つみたてNISAのスタート時期が1月以降になってしまった場合は、毎月の積立金額を増額したり、月によって積み立てる金額を変更することで、40万円の非課税枠を使い切ることができます。
たとえば楽天証券では、つみたてNISAの増額設定ができるサービスがあります。
例として2022年7月からつみたてNISAを始める場合、毎月の投資上限額3万3333円に加え、毎月3万3333円の「増額設定」を行うことで、毎月の投資額を6万6666円にすることが可能です。
7月から投資を初めても、12月までに約40万円の非課税枠を使い切ることができます。
(毎月の上限額3万3333円 + 増額設定 3万3333円)×6ヶ月= 39万9996円
毎月の積立金額の増額方法は、証券会社によって違いがあります。年の途中からつみたてNISAを行う場合、どのようにしたら非課税枠を使い切ることができるのか、事前に調べておくようにしましょう。
できるだけ面倒な手続きがなく増額設定ができる、大手ネット証券なら利便性が良いでしょう。
2022年こそつみたてNISAで投資を始めたいと思っている方は、モチベーションが高い状態で、積立金額の設定も簡単な1月がチャンスです。
手続きには時間がかかるので、今回ご紹介した内容を参考にしながら、できるだけ早く口座開設や積立金額の設定を行いましょう。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
あきらめないで!少額からできる「ほったらかし投資」がおすすめの理由
ハルメク365 / 2024年9月20日 21時0分
-
子どもの将来のために「新NISA口座」を開設したいけど、周りに詳しい人がいなくて相談できません……。どのような注意点がありますか?
ファイナンシャルフィールド / 2024年9月16日 3時0分
-
同僚が「月5万円」もNISAに投じていることを知り、焦っています。生活費を切り詰めて、投資に回したほうがよいのでしょうか?
ファイナンシャルフィールド / 2024年9月12日 1時0分
-
新NISAクイズ8問:きちんと確認!10月から金融機関変更受け付け始まる
トウシル / 2024年9月7日 8時0分
-
第28話:NISAという「制度」をどう考えるか
トウシル / 2024年9月3日 13時7分
ランキング
-
1『地面師たち』積水ハウスの“秘密文書”に見る巨額詐欺事件の真相「ずさんな手書き稟議書」「急展開した取引」の背景に派閥争い
NEWSポストセブン / 2024年9月23日 11時13分
-
2出戻り社員「アルムナイ採用」が増えた切実な事情 かつては"裏切り者扱い"も今や大歓迎だが…
東洋経済オンライン / 2024年9月23日 11時0分
-
310月に「チョコレート」などまた値上げ…一方で「サンマ」「ブリ」など秋の味覚はお買い得!?
MBSニュース / 2024年9月23日 18時0分
-
4「効率化で"不要になった社員"」活用する術ある?
東洋経済オンライン / 2024年9月23日 13時0分
-
5「一石二鳥」商品が続々登場 日々使って、災害時にも
共同通信 / 2024年9月23日 15時31分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください