メガバンク元銀行員に聞いた、お金が本当にたくさん貯まる人の3つの特徴

皆さん、2021年はどんな年だったでしょうか。

株式市場は、岸田新政権以降、軟調な展開になっています。

そうした市場環境の中、株式投資で含み損を抱えているという人も多いのではないでしょうか。

一方、米国株式市場は好調で、インデックスファンドでうまくやり過ごしたという人もいつのではないでしょうか（※編集部注）。

今回は、財閥系大手メガバンクで勤務経験のある元銀行員の方に、お金がたくさん貯まっていたお客さんの特徴について教えてもらいました。

「2022年こそ、資産形成、資産運用に挑戦したい」と考えている方は是非参考にしてみて下さい。

では、早速、お金が貯まる人の特徴について見ていきましょう。

※【参考記事】インデックスファンドの落とし穴、つみたてNISAやイデコで何に注意するべきか【イデコの達人に聞く】（https://limo.media/articles/-/26125）

その１：目標額を決めて、貯金を継続できる人

何事もそうですが、目標がないと際その一歩も始まりません。

お金がしっかり貯まるという人は、裏を返せば、「自分が何をしたいのか、そのためにはいくらの準備が必要なのか」という目標があるということに他なりません。

この考え方は、資産運用において「ゴール・ベース・アプローチ」というキーワードがあるように、むやみやたらにお金を貯め始めるのではなく、自分の目標に向かって毎月いくら預貯金をする必要があるかを考えるものです。

意外かもしれませんが、「目標を立てる」こと、また「目標に向かって継続的に決めたことを実行する」ことは、難しいものです。

新年に計画を立てて続けられなかったという人も多いかと思いますが、今年はぜひ挑戦してみてください。

その2：誰に対しても物腰が柔らかく、丁寧に対応する人

人間は、誰しも年齢を重ねれば経験も積みますし、知識も豊富になります。

その結果、驕りや傲慢さが出てくるという人もいるかと思います。

しかし、お金が貯まる人の共通項としては、「他人から情報を引き出すのがうまい」、そして「自然と有益な情報を手にすることができていた」という人が多かったという印象があります。

銀行員には、入行したばかりですと、年齢も若く経験も足りないものもいます。

ただ、お金を貯めるのが上手な人たち、言い方を変えれば富裕層の人たちは、自分たちよりも経験が足りていない人間に対しても丁寧に対応してくれたお客様も多かったように思います。

これは非常に不思議なことですが、そういう丁寧な姿勢の人には、いい情報が集まりやすく、結果として資産運用もうまくいった人も多かったと思います。

その3：ストレス耐性の高い人

毎月コツコツと預貯金をしていても、仕事や日々の暮らしの中で思うようにいかないことも多いというのは誰しも一緒です。

ただ、お金が貯まる人の多くは「様々なことがあってもぶれない人」が多かった印象が強いです。

言い換えると、ストレス耐性が強い人が多かったように思います。

「金持ち喧嘩せず」とはよく言ったもので、お金の余裕がある人は、多少のことで気持ちの揺れが小さく、結果として冷静な判断ができている人が多かったです。

一口にお金持ちといっても、応接室で声を荒げるお客様もいましたが、そういう方は一時的に財を成したというお客様もいました。

長い時間をかけて資産を形成したお客様には、心のブレが小さい、ストレス耐性の高い人が多いというのは、資産形成には時間がかかり、そのためには、一貫した姿勢が必要だということがわかります。

余談ですが、つみたてNISAやiDeCoといった積立投資は、ざっくりいうと、20年や30年といった長期の資産運用が前提となっています。

こうした資産運用もじれずに、初志貫徹ではないですが、つみたて投資を中断することなく、最後までやり切ることが大事かなということが言えるのではないでしょうか。

まとめにかえて

ここまでメガバンク勤務経験がある元銀行員の方にお話を伺ってきました。

銀行といえば、様々なお客様がいらっしゃるかとは思いますが、その中でも特にお金が貯まる人たちの特徴について見てきました。

皆さんは、自分の周りのお金持ちと比べてみて、心当たりありますでしょうか。

2022年は、ぜひ、こうしたお金に対する向き合い方を見つめなおして、資産運用を始めるのはいかがでしょうか。