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吉野家HDの株主優待制度、その内容とお得な特典を解説【2022/23シーズン最新】

LIMO / 2022年1月5日 7時50分

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吉野家HDの株主優待制度、その内容とお得な特典を解説【2022/23シーズン最新】

個人投資家向け株主優待研究シリーズ

シリーズでお伝えしている「個人投資家向け株主優待研究」。株主優待は決算期が関係しますので、このシリーズでは決算期が近く、多くの人の注目が集まる企業をピックアップしてお届けします。

今回は2022年2月28日が本決算となる皆さんおなじみの牛丼チェーンの「吉野家」を運営する吉野家ホールディングスです。

コロナ禍で外食がなかなかできないというときに、吉野家に持ち帰りの牛丼を買いに行ったという人も多いのではないかと思います。

最近では、つみたて投資でつみたてNISAやiDeCoなどで投資信託も人気ですが、株式投資による株主優待もお得な内容も盛りだくさんで、消費者目線でも根強いファンがいます(※編集部注)。

今回は、株主優待の内容と合わせて、株式投資を始める際の注意点についてお伝えします。株主優待ばかりに目を取られて、「株価は下落して、塩漬けになっている」という方もいます。

株式投資のメリットとデメリットを知った上で株主優待ライフを送っていただければと思います。

早速、株主優待制度についてみていきましょう。

※【参考記事】イオンの株主優待制度、内容とお得な特典を解説【2021/22シーズン最新】(https://limo.media/articles/-/26564)

吉野家HDの株主優待制度の概要

それでは、株主優待制度の内容についてみていきましょう。

毎年2月末と8月末時点の株主名簿に記録された株主には以下のように「株主様ご優待券」を贈呈してくれます。

注意点としては、「株主様ご優待券」のみで支払いをする場合には、お釣りの支払いはできないとのことなので、1枚を使う際は500円以上の飲食がお得です。

pornprapa66/shutterstock.com

100株以上200株未満所有の株主

2月末、8月末の半期ごとに2000円相当(500円サービス券×4枚)

年間で株式を保有すると4000円相当になります。

200株以上1000株未満所有の株主

2月末、8月末の半期ごとに5000円相当(500円サービス券×10枚)

年間で株式を保有すると1万円相当になります。

1000株以上2000株未満所有の株主

2月末、8月末の半期ごとに6000円相当(500円サービス券×12枚)

年間で株式を保有すると1万2000円相当になります。

2000株以上所有の株主

2月末、8月末の半期ごとに1万2000円相当(500円サービス券×24枚)

年間で株式を保有すると2万4000円相当になります。

さて、株主優待を受けるにはどうすればよいのでしょうか。

ここからは、一般的に注意すべき点を以下にまとめました。基本的には、どの株主優待を手にする際にも必要なことです。参考にしていただければと思います。

Nico Hernawan/shutterstock.com

上場企業の株主になるにはどうすればいいのか

証券会社に口座を開設し、株式を購入する必要があります。

店舗のある証券会社、インターネット証券会社などがあり、投資家自身の利用スタイルによって使い分けるのがよいかと思います。

投資のアドバイスが必要な場合には、ファイナンシャルアドバイザーがいる店舗型証券会社が使い勝手がよいでしょう。

ただし、口座開設から投資判断、売却タイミングの意思決定など、全部自分で判断できる方はインターネット証券会社が便利です。

また、口座開設も1社だけではなく、複数社の口座開設をして使い分けている個人投資家も多いのが実際です。

株主優待制度に挑戦する際の注意点

ここからは株主優待を手にする前に気を受けておきたい一般的な点についてまとめておきます。

その1:株主権利確定日と権利付最終日を意識しよう

株主優待を受けるためには「株主権利確定日」(たとえば、半期及び通期の決算日)や「権利付最終日」を意識する必要があります。

注意すべき点としては、決算期の最終日当日に株式を購入しても、「株主権利確定日」の株主名簿に株主として名前が載りません。株主情報を反映するのに2営業日必要とするためです。

したがって、株主優待を得ようとするのであれば、「権利付最終日」までに取引をしておく必要があります。

権利付最終日とは、株主がその株式を保有することで株主優待などの株主権利を受けることができる最終売買日です。

たとえば、2022年2月28日が通期決算の会社であれば、本決算の権利確定日と権利付最終日は以下のようになります。

株主権利確定日

通期:2022年2月28日

権利付最終日

通期:2月28日の2営業日前

2月28日は月曜日ですが、週末をはさみますので、権利付最終日は2月24日となります。

ちなみに、権利付最終日の翌営業日は「権利落ち日」と呼ばれます。

ややこしいので、まとめますと、営業日ベースで以下の順となります。

    権利付最終日

    権利落ち日:権利付最終日の翌営業日

    株主権利最終日:権利付最終日の2営業日後

その2:株式投資はあくまでもリスク性資産

株主優待の内容に注目するのはよいのですが、株式投資には株価変動リスクや倒産リスクがあります。

また、配当を期待している投資家もいるかと思いますが、配当は原則的に、最終利益の中から分配されるものです。

したがって、投資している会社の業績が悪化すれば、減配や配当がなくなる場合もあるので注意が必要です。

業績次第で株主優待の内容も変更があることもあります。

このように、株主優待内容に注目すると同時に、投資対象として成立するのかどうかにも注意したいところです。

まとめにかえて

株主優待は、上場企業の株主になってはじめて手にすることができます。

ただ、株主優待を手にするということは株主になるということであり、それはつまり株式投資をしていることにほかなりません。

株主優待には満足しているけれども、株式投資としてはうまくいっておらず、俯瞰してみると「塩漬け」なっている銘柄だらけという投資家もいます。

これらの点には注意をして株主優待ライフを楽しんでいただければと思います。

参考資料

吉野家ホールディングス「株主優待情報」(https://www.yoshinoya-holdings.com/ir/info/complimentary.html)

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