オシャレな観葉植物【フィカス・ウンベラータ】丈夫で生育が早い!初心者にもオススメ
LIMO / 2022年1月7日 9時45分
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オシャレな観葉植物【フィカス・ウンベラータ】丈夫で生育が早い!初心者にもオススメ
ハートに似た大きな葉が印象的なフィカス・ウンベラータ。おしゃれな部屋やステキなお店で必ずといっていいほど、よく見かける観葉植物です。
新たな年を迎え、今年はぜひ大型観葉植物のフィカス・ウンベラータを育ててみませんか?
今回はフィカス・ウンベラータの基本の育て方、季節ごとの育て方、育てるときの注意点を解説します。
フィカス・ウンベラータの特徴
![](https://limo.ismcdn.jp/mwimgs/6/9/-/img_697d056bae0cb177b21c02dfa8403af2597037.jpg)
Itsunfotos/Shutterstock.com
クワ科フィカス属
常緑中高木
生育期:春から秋
原産地:熱帯アフリカ
樹高:50センチ~10メートル
参考価格:8000~3万円前後(8号鉢)
観葉植物として室内で育てられているウンベラータは、家庭用サイズは150~180センチ前後が一般的。もともと大きく育つ植物なので、観葉植物のウンベラータも1年で20cm以上生長することもあります。
ウンベラータはポピュラーな観葉植物なので、年間を通してどの時期でも入手しやすいでしょう。様々なサイズで出回りますが、特に人気なのは大型サイズ。
枝ぶりの良さと、明るいグリーンの大きな葉が特徴的なウンベラータは、お部屋のシンボルツリーにぴったり。大型サイズなら室内のリラックススペースにあるだけで、まるで木陰で休んでいるような森林浴気分に浸れます。
最初から大型サイズを選ぶのも良いですが、生長が比較的早い観葉植物なので小型や中型サイズを大きく育てる楽しみ方もおすすめです。
最初から鉢植えになっているものを購入すれば、最初の植え付けの手間がかからず、すぐに育て始めることができます。
ウンベラータの基本の育て方
ウンベラータを育てるときは観葉植物用の培養土など、水はけの良い土を使うのがベスト。水はけを良くするため、培養土に加えて赤玉土・鹿沼土をブレンドするのもおすすめです。
ウンベラータは日当たりのよい場所で管理します。暑さに強く寒さに弱いという性質があるので、季節による環境の変化次第で、置き場所を変えるのがよいでしょう。
土の表面が乾いたら鉢底から水が出るくらい、たっぷりと水やりをします。大きな葉にホコリがたまりやすいので、葉は定期的に拭いてあげましょう。ハダニ対策のために葉水をおこなうと元気に育ちます。
ウンベラータの季節ごとの育て方
春と秋
ウンベラータは日光をたくさん浴びることで生育も良くなります。生育期にあたる春と秋は、窓辺など日当たりの良い場所で管理しましょう。
ウンベラータの生育適温は18~30度。生長期にあたる春から秋にかけて、温度管理の目安にしてみて下さい。ちなみに耐寒温度は5度です。
夏
ウンベラータにとっては、夏も生育旺盛な時期。生長のために日光は必要ですが、日差しが強い時期なので直射日光と真夏の西日は避けてください。葉焼けや不調の原因になります。レースカーテン越しの窓辺での管理がおすすめです。
![](https://limo.ismcdn.jp/mwimgs/7/c/-/img_7c60c9ef635c9dd41304045d0dc8260b1141006.jpg)
patchii/Shutterstock.com
夏は風通しの良さを確保することも大切です。ただしエアコンの風に当たると調子を崩す可能性があります。注意しましょう。
土が乾きやすくなる時期なので、土の状態をいつもよりこまめにチェックして、乾いていたら水をあげるようにします。葉にハリがなく下を向いていたら水やりのサインです。
冬
日中は窓辺で日当たりを確保しつつ、5度を下回らない暖かい部屋で育てるのが理想。冬の窓辺は夜になると急激に冷え込むことがあるので、夜はなるべく窓辺から離れた場所で管理しましょう。
移動が難しい場合は段ボールや発泡スチロール、エアパッキンなどで防寒対策をする方法もあります。エアコンの暖かい風は直接当たると株が弱ってしまうので注意が必要です。
冬のウンベラータは休眠状態。根腐れ防止のため、断水気味に管理して土が完全に乾いたら水をあげるようにします。2週間に1度程度が目安です。
葉が下を向いたり、しおれてきたら水が足りないサインです。すぐに水をあげましょう。
ウンベラータを育てるときの注意点は?
肥料
観葉植物の健康的な生育には肥料は必要。ウンベラータの場合、生育期の4~9月に肥料を与えるのが効果的です。葉に栄養が行きやすい窒素分が多い肥料がおすすめで、葉色を良くし、株の生長を促してくれます。
ただし肥料のあげすぎは禁物です。肥料は定められた量を守って使いましょう。植え替えをした場合の施肥は、2週間後からおこないます。冬は休眠期に入るので施肥は控えます。
病害虫
夏場はカイガラムシ、冬場はハダニに注意しましょう。害虫は葉の表面だけでなく、裏に生息している場合があります。こまめな観察で早期発見に努めましょう。
見つけたら、箸やピンセット、ガムテープなどで捕殺したり、歯ブラシ等でこすり落とします。薬剤散布で予防したりする場合もあります。
剪定
ウンベラータの剪定は5月~9月が適期。全体のバランスを見ながら、不要な枝を根元からカットします。古い葉や邪魔な枝も切り落としましょう。
ウンベラータの枝を切ると白い樹液が出てきます。触れるとかぶれてしまうことがあるので、手袋をして作業をおこないましょう。
鉢替え
根詰まりを防ぐため、1~3年に1度のタイミングでひと回り大きな鉢に植え替えをしましょう。5月~6月頃が適期です。植え替え後の2週間は肥料を控えてください。
まとめにかえて
ウンベラータは基本的に大変丈夫な観葉植物ですが、環境が合わないと葉を落とすことがあります。葉を落とす主な原因のひとつは環境の変化です。
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akula bala guravaiah/Shutterstock.com
寒くなったり、生育環境が合わないと葉を落として延命しようとします。生育に適した環境に変えてやり、様子を見ながら世話を続けていけば、暖かくなる頃に新葉が生えてくる場合もあります。
ウンベラータは初心者でも育てやすい観葉植物。生育環境を整えてあげて、特に冬の寒さ対策にさえ気を付ければ、長く元気に育つ植物です。ぜひ挑戦してみて下さい。
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