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大婚活時代、結婚相手に求める年収はいくら?現実と理想のギャップとは

LIMO / 2022年1月8日 4時50分

大婚活時代、結婚相手に求める年収はいくら?現実と理想のギャップとは

大婚活時代、結婚相手に求める年収はいくら?現実と理想のギャップとは

新型コロナウイルスの感染拡大を機に、私たちのライフスタイルは大きく変わりました。リモートワークが馴染んで便利になった一方で、人とのつながりはコロナ以前より減ったように感じます。

「このまま一生出会いもなく独身なのだろうか……?」そんな不安から、自ら運命の出会いを探すべく結婚相談所やマッチングアプリを使う人も増えたことでしょう。

お相手に求める条件として、「経済力」を重視される女性も多いもの。そこで今回は、女性が結婚相手に求める年収と、現実とのギャップを解説していきます。

女性の理想は高い

一般社団法人 日本リレーションシップ協会が全国の25歳以上 50歳未満の女性414人を対象に行った「結婚相手に求める条件とパートナーの年収(2021年12月21日公表)」によると、結婚相手に求める条件1位は既婚・未婚者ともに「経済力」でした。

ちなみに2位が「価値観」、3位が「人柄」です。やはり、結婚相手となると家計を一緒に支える相手として「経済力」を最重視する女性は多いのでしょう。

では、具体的に女性は男性に対してどれくらいの「経済力」を求めているのでしょうか。

同調査によると、未婚女性の結婚相手に求める理想年収は「600万円以上 800万円未満」が最多となりました。

理想を思い描くのは自由なため、キリよく「1000万円以上」と意気込む人もいるかと思います。ただし、実際には高収入の男性の人数は限られているため、女性には妥協する心も必要になります。

次に、女性が男性へ妥協する年収ラインについて見てみましょう。

女性の結婚相手の年収「妥協ライン」はいくら?

株式会社じげんが運営する婚活業界調査組織「マリアージュ総研 by結婚相談所比較ネット」が結婚願望のある男女210名に2021年9月1日〜30日に行った調査を参考に、女性が結婚相手の妥協する年収の内訳を確認します。

出典:マリアージュ総研(結婚相談所比較ネット)

妥協ラインの年収として、最も多いのは「年収400万~449万(22.5%)」となりました。次に多いのは「年収500万~549万(20.9%)」です。

全体の約半数の女性が、結婚相手の妥協ラインとして「年収400~549万」と答えていることがわかりました。

では、次に男性の平均年収を参考に、現実を見ていきましょう。

男性の平均年収はいくら?

国税庁が2021年9月29日に公表した「令和2年分(2020年)分 民間給与実態統計調査」によると、日本の男性平均給与は532万円です。

前項の妥協ライン「400万~549万円」は、男性の平均給与532万円をみると現実を見てしっかり妥協していることがうかがえますね。

しかし、先ほどの理想の年収「600万~800万円」と比べると、女性の理想は現実の532万よりも約100~200万高いといえます。これが現実と理想のギャップなのですね。

国税庁 「令和2年分 民間給与実態統計調査」

上記で同調査による給与階級別の所得者数を見た場合、「600万~800万円」は全体の15.7%です。約6人に1人という計算です。また「1000万以上」は7.1%しかいないので、約14人に1人となります。

ただし、こちらの平均給与は1年を通じて勤務した給与所得者の平均なので、年齢がさまざまであったり、既婚男性が含まれていたりします。

一つの参考として、年齢階層別の平均給与も確認しましょう。

国税庁 「令和2年分 民間給与実態統計調査」

一般的に適齢期と考えられる20~24歳男性の平均給与は277万円、25~29歳男性は393万円、30~34歳男性は458万円、35~39歳男性は518万円です。

年収を大前提としてお相手を探す場合、理想年収をクリアしている男性を見つけることは大変です。また、その上でお相手が自分を好き好んでくれるかを考えると、結婚までの道のりは長いものになりそうです。

理想を見直してみるのも一つ

女性が結婚相手に求める理想年収が高くなるのは、男性に一家の大黒柱になってもらう前提があるからかもしれません。出産等で休まざるを得ないことも影響しているでしょう。

しかし、いまや女性に対する社会進出に意欲的な企業や、福利厚生が手厚い企業も増えてきています。

結婚相手の年収を妥協するというよりも、「女性も働いて家計を支える」という考えへ妥協してみると、共働きで「世帯収入」アップにもつながります。それには夫や周囲の協力のもと家事や育児を行うことも考えておきたいですね。

現実と理想のギャップが大きい場合は、一度見直してみるとお相手探しの選択肢はぐんと広がります。

また、できれば考えたくはないものの、離婚をしたりシングルマザーになったりすることも頭の片隅にいれつつ、お相手に依存しない自身のキャリアを確立していくことも大切です。

お相手の人柄や価値観など、改めて人間らしい部分を重視した婚活であれば、思いがけない素敵なパートナーに出会えるかもしれませんね。

参考資料

PRTIMES「【調査】結婚相手に求める条件とパートナーの年収 女の本音はやっぱり「経済力」! “パートナーの価値観を変え、年収アップさせる秘訣”をプロが伝授」(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000092251.html)

結婚相談所比較ネット「リアルな結婚妥協ライン(男性の本音、女性の本音)アンケート調査」(https://kekkon.kuraveil.jp/research/5)

国税庁 「令和2年分 民間給与実態統計調査」(https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan2020/minkan.htm)

宮野 茉莉子「結婚相手の妥協ライン「年収400~650万円」の男性は日本でどれだけいるか」(https://limo.media/articles/-/26593)

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