つみたてNISAで始めるインデックス投資信託!初心者でも失敗しにくい選び方は?
LIMO / 2022年1月9日 11時15分
つみたてNISAで始めるインデックス投資信託!初心者でも失敗しにくい選び方は?
2022年がスタートしました。今年は投資にチャレンジしてみようと考える人もいるでしょう。
最近話題となっているのが「つみたてNISA」です。つみたてNISAに興味はあるものの、はじめて資産運用にチャレンジする場合、どんな商品を買えばよいのか迷ってしまうかもしれません。
数ある商品の中から、安心して投資できる投資信託を選ぶにはいくつかのポイントがあります。今回は、つみたてNISAで失敗しにくい投資信託の選び方について詳しくご説明します。
つみたてNISAの商品の特徴
まずはつみたてNISAの商品を確認しましょう。
つみたてNISAの商品は、2021年10月25日現在、全部で201本です。これらの商品は、あらかじめ以下のような一定の基準を満たした、長期の積立投資に向いている公募株式投資信託と上場株式投資信託(ETF)に厳選されています。
<つみたてNISAの商品の特徴>
1.手数料が低水準である
投資信託は、保有しているだけで信託報酬という手数料がかかります。つみたてNISAにラインナップされているものは、比較的手数料が低水準の商品がそろっています。
2.頻繁に分配金が支払われない
頻繁に分配金が支払われる商品は、一見良さそうに見えます。しかし、分配金を支払ってしまうと分配金を再投資することで得られる「複利の効果」を活用できず、利益を大きく増やすことができません。長期の積立投資では、分配金を支払わずに、再投資する商品に投資をすることが大切です。
3.分散投資が行われている
1つの投資信託でさまざまな企業や国に分散投資を行う商品を選ぶと、投資のリスクを減らせます。つみたてNISAの投資信託は、あらかじめ分散投資がされている商品がラインナップされています。
初心者でも失敗しにくい選び方のポイント2つ
つみたてNISAの商品は、一定の基準を満たしていますがそれでも200本以上あります。この中から自分で商品を選ぶ際には、「信託報酬が低く、投資先が分かりやすいインデックス投資信託」という2つのポイントに気を付けるとよいでしょう。
1.信託報酬が低いものにする
つみたてNISAで商品を選ぶ場合、できるだけ低いものを選ぶのが大切です。目安としては0.2%以下のものを選ぶと良いでしょう。
2.投資先が分かりやすいインデックス投資信託を検討する
インデックス投資信託とは、日本株式なら東証株価指数(TOPIX)や日経225、米国株式ならNYダウやS&P500、世界株式ならMSCI指数などのベンチマーク(指標)に連動する運用成績を目指します。商品の仕組みが分かりやすく、あらかじめ分散投資がされているので、初心者の方に向いているでしょう。
上記の2点をふまえた上で選ぶと、初心者の方も失敗しにくいと考えられます。
投資対象はどうする?
インデックス投資信託は、投資先がわかりやすいですが、日本株式や米国株式、また全世界株式(先進国、新興国)など投資対象はさまざまです。どの地域や資産に投資するかによってパフォーマンスは異なるので、慎重に検討しましょう。
なお、つみたてNISAは基本的に長期間行うことを前提したものであり、非課税期間は20年間です。
20年の間で購入する商品を変更することも可能なので、経済情勢によっては、適宜、購入商品を再検討してみましょう。
さらに、つみたてNSIAでは複数の商品を購入することも可能です。たとえば日本株式の投資信託と米国株式の投資信託にそれぞれ毎月1万円投資するというように、自分で保有割合を考えることもできます。
自分では分散投資が難しいと感じる方は、全世界株式と呼ばれている、先進国や新興国にバランスよく投資を行っているインデックス商品のみを選択する方法もあります。将来成長できると思える先で、自分にぴったりな組み合わせを検討してみましょう。
はじめての資産運用では、どんな商品を選べばいいのか迷ってしまうものです。つみたてNISAでの商品選びは、まず信託報酬が低いインデックス投資信託の中から探してみるといいでしょう。今回ご紹介した内容を参考にしながら、ぜひ色々な商品を比較してみてください。
参考資料
金融庁 つみたてNISAの対象商品(https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/tsumitate/target/index.html)
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