「富裕層の人あるある」を元金融機関社員が解説！お金持ちは何にお金や時間を使うか

新年明けましておめでとうございます。

去年一年間を振り返ってみて、皆さんはどのようなことにお金や時間を使われましたでしょうか？

私は以前、大手証券会社に勤めていた経験上たくさんの富裕層の方々と接してきましたので、その方たちを参考にしてお金や時間の使い方を真似ています。

そこで今回は、お金持ちの人たちのお金や時間の使い方について私の経験則からお話しをさせていただきたいと思います。

お金持ちは趣味にお金と時間を使う

【図表】日本の富裕層はどれくらいいる？

【出典】株式会社野村総合研究所「野村総合研究所、日本の富裕層は133万世帯、純金融資産総額は333兆円と推計」

表題の通り、お金持ちは趣味にお金を使います。ゴルフ、旅行などの趣味にたくさんのお金と時間を投じます。ただ、ポイントなのがただ単にゴルフをしたり旅行に行ったりする訳ではありません。富裕層の方々は、趣味を使って情報収集やコネクションの拡大を行います。

取引先の拡大に繋げたり同じ業界内の新しい情報を仕入れたりと、趣味をビジネスに繋げる動きを取る傾向が強いです。

しかも重要なのが、その場では富裕層の方々は表立って趣味の場でできた繋がりをビジネスに直結させようという態度は見せません。単純に、相手に喜んでもらううことを重視して接しています。

つまり、ギブ・アンド・テイクの「ギブ」を先に行っています。

具体的な行動例としては、世界一周などの船旅に出かけた際にできた知人を、自分の持っている綺麗なタワーマンションの最上階でのパーティに招待してもてなしたり、良い儲け話を紹介したり、様々な方法でギブを行います。

そうすることで、最終的に回り回ってそれが自分に返ってくることをお金持ちの方々は経験則上知っているのです。

実際に私自身も、お客様であった富裕層の方々から様々なギブをいただきました。

お金持ちの方々は、自然体でビジネスに繋げることが出来ているという点がポイントといえるでしょう。

お金持ちは投資にお金と時間を使う

仕事にお金や時間を投じるのは当たり前ですが、お金持ちの方々は本業以外の投資にもお金を使います。

例えば、普段お仕事されている皆様は仕事中に株価をチェックしたり、投資関係のアプリを見たりする際には少し罪悪感があると思いますが、富裕層の方々はそうではないケースが多くありました。

株価をチェックすることで業界の動向をチェックしたり、今後会社が新たな事業に投資をする際にどのような分野が良いかなど常にアンテナを張る必要があるため、仕事にもプラスに働きます。

実際に、様々な富裕層の方々と接してきた中での印象としては、証券会社の営業員が持っている情報よりも詳しい情報を持っている方が多かったので、提案の際は非常に苦労をしたのを覚えています。

また、お金持ちの方々は普段からその様な情報に触れる機会が多いため経験値が高く、過去の経験から投資に対する先見の明もあり、大きな利益を出す方もたくさんいらっしゃいました。

しかし、もちろん投資は元本保証ではないため、そのような方々でも必ずしも儲かるわけではありません。

ただ、そのような場合でもお金持ちの方々は「経験を買った」という考え方で損をしたという感覚は無い方がほとんどでした。

お金が増えるだけが投資から得られるリターンではないという考え方がポイントなのかもしれませんね。

お金持ちはモノにお金をかけ時間はかけない

お金持ちの方がモノにお金をかけるのは当然のことの様に聞こえますが、実際にはお金のかけかたがやはり桁違いです。

例えば、時計に数百万・数千万円かけたり、絵画に数千万円かけたり、急に駅前のビルを購入したり…普通の人では考えられないような買い物の仕方をします。

私も証券会社の営業の時は、よくお客様との商談中に百貨店の外商の方が来ていたのを覚えています。

その際に一番驚いたのが、時計のベルトの交換代が自分の月収を遥かに超えていたことです。

ただ、ここでポイントなのが富裕層の方々はモノを購入する際に「すべてを投資」と考えて行動している点です。

時計でも車でも絵画でもすべて「最終的には売れる」という視点で取引を行っています。その点でいうと、良いと思ったモノは即断即決で購入する傾向が強いです。

なぜなら良いものは希少価値が高く、数も少ないのですぐに無くなってしまうことを富裕層の方々はよく知っているからです。

皆さんも今後モノを購入する際は、将来的に売るという観点で買ってみると少し違った見方で、買い物をできるようになるかもしれません。

お金持ちはすべてが投資

お金持ちの方は、お金も時間も掛ける際は投資という観点で行動をしています。

すべてにおいてリターンを意識しながら投資という観点で行動をしろ、と言われても中々実行に移すことは難しい部分は多いと思います。ただそのなかで、皆さんも少し真似できることを考えてみると、今後の生活の景色が少し変わってくるかもしれません。