20~50代いま感じる不安1位は「老後資金」83.2%!コロナ禍で新たにお金をかけるようになったものは?
LIMO / 2022年1月13日 18時55分
![20~50代いま感じる不安1位は「老後資金」83.2%!コロナ禍で新たにお金をかけるようになったものは?](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/toushin1/toushin1_26944_0-small.jpg)
20~50代いま感じる不安1位は「老後資金」83.2%!コロナ禍で新たにお金をかけるようになったものは?
連日感染者の増加が報じられる新型コロナウイルス。不安を感じている方も多いでしょう。
カーディフ生命保険株式会社が全国の20~59歳の男女2149人を対象に行った「第3回 生活価値観・住まいに関する意識調査」によると、現在感じている不安で「自分や家族が新型コロナに感染する」と答えた人は70.4%でした(2021年12月21日公表)。
では、最も不安を感じているものはというと83.2%の方が「老後資金」と答えています。20〜50代の方が抱える不安と、コロナ禍で新たにお金をかけるようになったものも見てみましょう。
老後への不安は強い
同調査より、20〜50代の方がいま感じている不安をみていきます。
![](https://limo.ismcdn.jp/mwimgs/6/7/-/img_67935c505f71bf26954cfa4934aaad2891449.jpg)
出典:カーディフ生命保険株式会社「第3回 生活価値観・住まいに関する意識調査」
1位は老後資金で83.2%。2019年から比較するとその割合は減っていますが、それでも8割の方が老後に不安を抱えています。
次に「自然災害」(75.4%)、「病気・怪我などで働けなくなる」(73.5%)「親の介護」(70.5%)、「自分や家族が新型コロナに感染する」(70.4%)、「失業・リストラ」(57.6%)。7割以上のものは多くの方に共通する不安と言えるでしょう。
自然災害や病気・怪我などで働けなくなるなどは万一の時のことですが、老後は誰にも訪れるもの。その老後に対して、これだけ不安を抱える方が多くなっています。
コロナ禍で新たにお金をかけるようになったもの1位は?
では、同調査よりコロナ禍になってお金をかけるようになったものも確認しましょう。
![](https://limo.ismcdn.jp/mwimgs/7/c/-/img_7c81a1b28afc3a558eb195aba6e5f057101185.jpg)
出典:カーディフ生命保険株式会社「第3回 生活価値観・住まいに関する意識調査」
1位は「資産運用(投資信託、株式購入、NISA、iDeCoなど)」で46.5%でした。およそ半数に近い方が資産運用をはじめているようですね。
外出自粛が求められる期間は、資産運用について情報収集をしたり、口座開設などの手続きをしたりする時間がとりやすくなります。新型コロナウイルスの感染拡大という予期せぬ事態に、お金を増やすことを考えた人も多いでしょう。
次に「資格取得」(27.7%)、「保険の見直し」(23.2%)、「ビジネススキル習得」(14.1%)、「起業・副業に関するスキル習得」(13.9%)と続きます。
いずれもお金や雇用に対する不安が関係していたり、コロナ禍を受けて働き方への考え方が変わったりしたのでしょう。
いま、何が不安で、自分はどうすればいいか。そういった普段考えないことに対して向き合う機会にもなりましたね。
行動すれば不安を減らすことも可能
長生きは喜ばしいことのはず。しかし、老後に対して8割以上の方が不安を感じるという結果となりました。
年金生活に入れば、年金と貯蓄から切り崩して生活することになります。少子高齢化の影響もあり、年金だけでは生活できないといわれる現代の働く世代。
厚生労働省年金局が公表する「令和2年度(2020年)厚生年金・国民年金事業の概況」によると、国民年金の平均月額は5万6252円、厚生年金の平均月額は14万4366円。心もとないと感じる方もいるでしょう。
収入が急に増えることもなく、最近では食料品などの物価も上がっており、不安を感じるのも納得です。
一方で、不安は人に相談し、具体的な対策をとることで減らすこともできます。
お金のことを他人に相談しにくいなら、紙に書くのもいいでしょう。「いったい自分は何が不安なのか」を具体化することで漠然とした不安もおさまります。
次にその不安を減らすために自分は何ができるのか、具体的に考えましょう。資格を取得する、副業を始める、転職するといった「仕事そのもの」に対する対策もその一つ。
1番はじめた人の多かった資産運用のように、「お金を増やす」という発想をもつのもいいでしょう。
20〜50代であれば老後まで時間がありますから、投資方法によっては時間を味方につけることができます。投資信託などで毎月コツコツと一定額を積み立てていく積立投資なら、利息に利息がつく複利のチカラが期待できます。
リスクはありますし、投資対象によってパフォーマンスは異なるので、時間のある時に調べてみてくださいね。
不安を全てなくすことはできませんし、それを目標にしてしまうと疲弊します。できないことを並べるより、できることを一つ一つ考えながら、自分に合った方法で不安を減らしていけるといいですね。
参考資料
厚生労働省「国内の発生状況など」(https://www.mhlw.go.jp/stf/covid-19/kokunainohasseijoukyou.html#h2_1)
カーディフ生命保険株式会社「第3回 生活価値観・住まいに関する意識調査」(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000020474.html)
厚生労働省年金局「令和2年度(2020年)厚生年金・国民年金事業の概況」(https://www.mhlw.go.jp/content/000872907.pdf)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
ファイナンシャル・ウェルビーイングを実現するには?
Finasee / 2024年7月17日 11時30分
-
年収1,200万円、タワマン住みの59歳“勝ち組”サラリーマン…年金機構から届いた〈青色の封筒〉に思わず「なにかの間違いでは」【FPの助言】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年7月16日 11時15分
-
年金「14万円」、老後破産へのカウントダウン…「自助努力」の裏にある現実
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年7月10日 17時0分
-
年金不安、シニア破綻は他人事ではない「老後ビンボー」を防ぐ《50代からのマネーの心得》
週刊女性PRIME / 2024年6月29日 7時0分
-
もうすぐ40歳ですが「老後について何も考えていない」と言うと、友人に驚かれました。生活費を切り詰めてまで、何か始めるべきでしょうか?
ファイナンシャルフィールド / 2024年6月27日 23時0分
ランキング
-
1大谷翔平の新居「晒すメディア」なぜ叩かれるのか スターや芸能人の個人情報への向き合い方の変遷
東洋経済オンライン / 2024年7月16日 20時40分
-
2申請を忘れると年金200万円の損…荻原博子「もらえるものはとことんもらう」ための賢者の知恵
プレジデントオンライン / 2024年7月17日 8時15分
-
3「再配達は有料に」 ドライバーの本音は
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年7月17日 6時40分
-
4工学系出身者が「先進国最低レベル」日本の"暗雲" エンジニアを育てられない国が抱える大問題
東洋経済オンライン / 2024年7月16日 17時0分
-
5「380円のデザートを10人で分けて…」“ラーメン屋でラーメンを頼まない”ヤバい客の実態を店主のプロレスラーが赤裸々証言
文春オンライン / 2024年7月17日 11時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)