ちょっとした工夫で「赤字家計」はもう卒業!1月からはじめたい4つのポイントは?
LIMO / 2022年1月18日 14時55分
ちょっとした工夫で「赤字家計」はもう卒業!1月からはじめたい4つのポイントは?
「毎月の家計が赤字になってしまう」、もしくは「赤字ギリギリでうまく貯金できない」そう悩む人も多いのではないでしょうか。実は、赤字家計はちょっとした工夫で回避することができます。
金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査ー二人以上世帯ー(令和2年)」によると、貯蓄額(金融資産を保有していない世帯を含む)のより実態に近い中央値は「30代で400万円、40代で520万円、50代で800万円、60代で875万円」。ご家庭により状況はさまざまですが、一つの参考となりますね。
2022年も始まった1月だからこそ、家計を見直すにはおすすめ。今回はひと工夫で赤字家計を卒業するためのポイントを4つご紹介します。
カレンダーに書き出して支出の見える化をしてみる
まずは支出について、見える化をすすめましょう。自宅のカレンダーに、毎日その日に使った金額を書いてみてください。
慣れないうちは細かく書く必要はありません。ざっくり合計金額を書いてとりあえず1カ月続けてみると、出費が増えるときのクセがわかるようになるはずです。「金曜の夜には気が大きくなってしまって帰り道に買い物してしまいがち」とか、「平日のランチにお金を使いすぎかも?」といった自分のクセが客観的に見えるようになるでしょう。
また、その先の出費予定についても書いておきましょう。
「この日は飲み会だから5000円は使っちゃう」とか、「この日にスマホ代の引き落としがある」とか、気が付く範囲で良いので予定を書き込んでおくといいですね。先の予定を見て、「今月はけっこう使いそうだから今は少しセーブしよう」といった調整も可能になります。
先のことを見通してお金の使い方を考えないと、想定外の出費が続いて家計が赤字化しやすくなってしまうでしょう。
財布に入れる金額を決めておく
赤字家計に悩む人の中には「お金の使い方が下手」という自覚がある人もいるのではないでしょうか。そういう人は「あらかじめ財布に入れる金額」を決めておきましょう。自分へのお小遣いをあげるイメージですね。
残りの金額を明確にしておくことで、使いすぎをセーブすることができます。
電子マネーなど電子決済にチャージしておくのも便利です。残高が数値ではっきりと見えるので、残高とこの先の出費予定を照らし合わせて、お金の使い方を調整できますね。電子マネーなら何に使ったか記録として残りますから、「家計簿をつけるのが苦手」という方にもおすすめです。
ボーナス時には想定外の出費のためのお金を確保しておく
赤字になる原因の一つとして「想定外の出費」があります。想定外の出費が発生し、月の予算を圧迫した結果、赤字になってしまうというケースですね。
たとえば、冠婚葬祭や病気、ケガなど想定していなかったことが起こるのは仕方のないことです。予備のお金を準備しておくことで、月の予算に手をつけることなくやり過ごせるでしょう。
ボーナスのようにまとまった収入が得られたタイミングで、「想定外の出費のためのお金」を確保しておきましょう。たとえば、「何かあったときのために10万円確保しておこう」などとボーナスから一部お金を分けます。
金額は無理なく準備できる範囲でいいですが、毎回のボーナスで予備費を確保しておくと安心ですね。また、その際は必ず口座を「生活費決済用口座」や「給与口座」とわけておきましょう。
クレジットカードの支払いが多いなら、クレジットカード断ちを
赤字家計になりやすい人の中には、クレジットカードの支払いが多くなってしまうという人もいます。クレジットカードでの買い物は現金を出さない分、金銭感覚が狂ってしまうこともありますよね。
クレジットカードの支払いが家計を圧迫して赤字家計になってしまっているのであれば、2~3カ月程度でもいいので一旦クレジットカードでの支払いを控えてみましょう。財布から取り出して、自宅で大事に保管しておくのがいいですね。
固定費の引き落としやネットショッピングなどで不便するようであれば、クレジットカードの代わりにデビットカードを作るのもおすすめです。クレジットカードはまとめて後払いになるので未来の自分への負債の先送りですが、デビットカードなら支払い時に銀行口座から引き落としになります。
もちろん口座残高を気にする必要はありますが、デビットカードは「持っているお金以上には使えない仕組み」になっているので、自分の支払いキャパシティを超えることはありません。
2~3カ月試してみよう
今回は、赤字家計を卒業するために簡単に実践できる4つのポイントをご紹介いたしました。赤字家計は一度ハマってしまうと抜け出せない沼のようなもので、2~3カ月は集中して取り組む必要があります。
カレンダーによる出費の可視化も、クレジットカード断ちも、最初はちょっと大変で億劫に感じることも多いでしょう。しかし、ここが踏ん張りどころだと思って取り組んでみてくださいね。
参考資料
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査-二人以上世帯-(令和2年)」(https://www.shiruporuto.jp/public/document/container/yoron/futari/2020/20bunruif001.html)
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