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【多肉植物】寒さで枯れる本当の理由とは?冬でも屋外で育てられるオススメ多肉植物を紹介

LIMO / 2022年1月18日 18時45分

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【多肉植物】寒さで枯れる本当の理由とは?冬でも屋外で育てられるオススメ多肉植物を紹介

多肉植物にとって日差しの強い暑い夏や霜が降りる寒い冬はどちらも苦手な季節。

特に冬は多肉植物が枯れやすい季節で、葉が変色したりするトラブルも少なくありません。

今回は多肉植物が冬の寒さに弱く、寒さで枯れてしまう理由を解説。あわせて冬の屋外でも元気に育つ多肉植物についても紹介します。

多肉植物が寒さで枯れた!その原因とは?

多肉植物のほとんどは暖かい地域が原産地。そのため多くの種類は日本の冬の寒さが苦手です。

環境や育て方にもよりますが、0度以下の気温は生育するのに厳しい環境といえます。多肉植物が冬の寒さで枯れてしまう主な原因は以下のことが考えられます。

凍傷

植物は細胞が凍ってしまうと内部組織が壊れてしまいます。これが植物の枯れる原因となります。特に多肉植物は葉や茎に多くの水分を含む植物。凍傷に遭いやすい性質を持っているといえるでしょう。

allgoo/Shutterstock.com

路面が凍結したり、霜がおりるような寒さの時に多肉植物を屋外に出しておくと水分を含む部分が凍ってしまい、枯れる原因となります。

寒さが厳しい時は室内の日当たりの良い場所に取り込むか、屋外管理の場合は発泡スチロールなどの断熱素材で囲いを作ったり、簡易温室を活用しましょう。寒さ対策には効果的です。

根腐れ

冬は土が乾きにくい季節。特に春秋型と夏型の多肉植物は休眠中のため、水分をほぼ必要としません。春や夏、秋と同じ感覚で水やりを続けてしまうと植物に水分が吸収されないため、いずれ根腐れを起こしてしまいます。

Boyloso/Shutterstock.com

また冬に水やりが必要な冬型であっても、夜間の冷え込みで土が凍ってしまう場合があります。水やりは気温の高い、暖かい午前中におこなうようにします。

多肉植物の生育型に合わせて、水やりの頻度や量を減らし乾燥気味に管理することが必要です。

多肉植物の様子を見ながら、断水して乾燥気味にしてあげると凍傷への耐性もできてきます。多肉植物が寒さを乗り切るための有効な方法です。

冬でも屋外で育てられる!寒さに強い多肉植物

全体的に寒さに弱い多肉植物ですが、中には寒さに強い品種もあります。見分けるポイントは多肉植物の原産地。

高緯度の地域、冬に雨が多い地域、高山地域に自生する多肉植物は寒さに強い傾向です。原産地を調べてみることで、多肉植物それぞれに適した世話のコツが見えてきます。

それでは冬でも屋外で管理できる、寒さに強い多肉植物を属性グループで紹介します。

センペルビウム属

寒冷地の屋外で冬越しできるほどの耐寒性を持つセンペルビウム属。ヨーロッパ~中東、モロッコ、コーカサス、ロシアの山岳地帯が原産地です。生長期は春と秋(春秋型)で、花のようなロゼット型をしています。

強健な高山性の多肉植物なので耐寒性が非常に高いのが特徴。冬には葉がキレイに赤く色づき、暖かくなると徐々に落ち着いてきます。高温多湿が苦手なので、夏は断水管理がオススメ。

Nikola Barbutov/Shutterstock.com

グラプトペタルム属

ロゼット状に葉を重ねて、上に伸びるように生育するグラプトペタルム属。中米、メキシコの高山地域が原産の多肉植物です。耐寒性が高く、マイナス1度~マイナス2度くらいまでは生育が可能です。

耐寒性だけでなく耐暑性にも優れ、環境適応力も高いグラプトペタルム属。強健で育てやすい性質なので、初めて多肉植物を育てる人にもおすすめです。生長型は春秋型。

Gennaro Leonardi/Shutterstock.com

露地植えに耐えられる程の強健さを誇る「朧月」、チョコレート色に色づく葉が可愛い「ブロンズ姫」、乳白色の葉色が美しい「秋麗」など人気品種が多く、購入しやすいのもポイントです。

セダム属

Khairil Azhar Junos/Shutterstock.com

日本の山野にも自生し、北半球のいたるところに分布する多肉植物セダム。400~500種ほど存在すると言われ、生長の仕方や葉の形は種類によってさまざまです。

這うように育つ種類はグランドカバーや寄せ植えにも適しています。「恋心」や「ビアホップ」「オーロラ」などの人気品種があり、紅葉の美しい種もセダム属にはたくさんあります。

耐寒温度は0度~マイナス3度くらいで耐寒性・耐暑性ともに優れますが、高温多湿は苦手。夏の蒸れと直射日光には注意しましょう。夏場はレースカーテン越し程度の日照でも大丈夫です。

まとめにかえて

KIETSUDA KATKASEM/Shutterstock.com

多肉植物を育てるときは、それぞれの生育型を知っておくことはとても大事です。

くわえて、耐寒性の高い多肉植物を知っておくと気候や気温に応じて管理することができます。寒さに強い品種は屋外で管理、寒さに弱い品種は室内に取り込むなどの対策を講じておきましょう。

多肉植物の日々の観察とお天気チェックを忘れずに、育ててみてくださいね。

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