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【証券会社勤務3人に聞いた】投資とは無縁だった人がはじめやすいもの

LIMO / 2022年1月26日 14時50分

【証券会社勤務3人に聞いた】投資とは無縁だった人がはじめやすいもの

【証券会社勤務3人に聞いた】投資とは無縁だった人がはじめやすいもの

2022年がはじまって半月が過ぎ、そろそろ今年の目標に向けて具体的な行動をとりたい時期となりました。目標の一つに貯蓄を掲げている方もいるのではないでしょうか。

auじぶん銀行株式会社が全国の働く20~50代の女性500名を対象に行った「お金への意識と投資」によると、3人に1人が「現在、投資をしている」と回答しています(2021年12月14日公表)。さらに「2022年に頑張りたいこと」では23.2%の女性が「投資」と回答していました。

貯金に合わせて、資産運用を行う人も多い現代。とはいえ、「何からはじめればいいのか分からない」「リスクが怖い」方も多いですよね。今回は、投資と無縁だった人が今後投資をはじめるには何から始めれば良いのか、証券会社勤務の3名に話を聞いてみました。

「とりあえず」始めるならiDeCo(イデコ)とつみたてNISAから

大手対面証券会社で働く30代男性のAさんは、「とりあえず」始めるとしたらまずはiDeCoかつみたてNISAだと言います。

「もしもまだiDeCoを始めていないという人がいるのなら、まずはiDeCoを始めてみるのがいいと思う。iDeCoなら自分で投資先の配分を決められるし、元本確保型の商品もあるので自分の許容リスクにあわせて商品を選べる。

それに節税の恩恵も受けられるし、基本的に長い時間をかけて積み立てていくものなので初心者でもとりあえず始めやすいと言える。毎月の拠出額上限も大きすぎず、会社員なら月に1.2万円~2.3万円で始められるので、まずは始めてみるのがいい」と話します。

さらに、「つみたてNISAもNISAよりは長い期間保有することができるので、売却のタイミングを図りやすい。しかも、つみたてNISAでは国が定めた一定の基準を満たした投資信託にしか投資できない。比較的コストを抑えたものが選ばれているので、コストをあまり気にせずにはじめられる」とのこと。

つみたてNISAとiDeCoにはそれぞれメリット・デメリットがあり、どちらが合っているかは人により異なります。まだ何も投資を始めていないということであれば、「iDeCo」か「つみたてNISA」を始めてみてはいかがでしょうか。

まずは1つでも株かETFを買ってみる

ネット証券で働く20代女性のBさんは、「投資はあまり過剰に怖がらずに、まずは一歩を踏み出してみることが大事」だと言います。

「これまで投資をしたことがない人は、ニュースや新聞を読んでいたとしてもあまり投資という視点から見たことがないと思う。なので、まずは1株でもいいので株やETF、もしくは投資信託などを買ってみるといい。

そうするとかなり値動きに注目するようになるし、経済ニュースにも自然と目が向く。今まであまり気にならなかった『日経平均株価はいくらだったかな?上がったかな?』とか、『株価が上がりそうなニュースは出たかな?』みたいなニュースが気になってくるはず」と話します。

株を買うときの単位のことを「単元(たんげん)」と言いますが、日本の株は1単元100株なので100株からしか買えません。1株500円であれば、「1株500円×100株=5万円」から買えることになります。

しかし、最近ではネット証券を中心に「単元未満株」というものが売買できます。単元未満、つまり100株未満で買えるので少額で購入することができます。

「単元未満株のように少額から買えるしくみを使ってとりあえず知っている株を買ってみるとか、1口から買えるETF(上場投資信託)を買ってみるとかすると自然と値動きに慣れ、ニュースにも目が向くようになるはず」と話してくれました。

証券会社のアプリを入れてみる

ネット証券で働く30代女性Cさんは、「『今まで本当に何も投資をして来なかった、経済ニュースってよくわからない』という人は、とりあえず証券会社の口座を作ってアプリをスマホに入れてみるのがおすすめ」と話します。

「最近ではネット証券だけじゃなく、大手の対面証券であってもスマートフォンアプリを出している。スマートフォンでいつでも株価の動きが見えるようになるし、気になるニュースもチェックできる。まずは株価の値動きやどんなニュースが出たら何にどういう影響が出るのかなど、そういうことをチェックすることを習慣づけていくべき」と話します。

さらに「『投資のことなんて難しくてわからない』と投げやりになるのではなく、まずはニュースを見る機会をふやす。すると次第に数字を見るのに抵抗がなくなっていくし、株価がこの後上がるのかも?っていう予感がする瞬間もあると思う。そういうときに株を買うのがいい」とのことでした。

投資に無縁だった人は、まず数字に慣れる、株価の動きに慣れるというのが大事なのですね。見ているうちに、自分にもできるかもと思う瞬間が来るはずです。

はじめの一歩、どれにする?

今回は、投資に無縁だった人が投資を始めるためにまずやべきことをご紹介しました。まずは買ってみるのもいいですし、まだ怖いという人は数字に慣れるのもいいですよね。

どれもそこまでハードルが高いことではないですが、どれがはじめやすいかは人それぞれ。「今年こそは投資の第一歩を踏み出してみよう」と考えている方は、自分に合ったものからはじめてみてはいかがでしょうか。

参考資料

PRTIMES「働く女性のお金の意識と投資に関する調査 コロナを経て堅実に!?冬のボーナスの使い道は「貯蓄」派が最多 お金への不安が高まった人は7割以上で、不安解消のために今後やりたいこと1位に「投資」がランクイン」(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000258.000026860.html)

iDeCo公式サイト「iDeCo(イデコ)の仕組み」(https://www.ideco-koushiki.jp/guide/structure.html)

日本証券業協会「株式って何株から買えるの?」(https://www.jsda.or.jp/jikan/qa/027.html)

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