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富裕層はお金と時間をどう使う?元金融機関の社員がお金持ちの共通点を解説

LIMO / 2022年1月22日 19時35分

富裕層はお金と時間をどう使う?元金融機関の社員がお金持ちの共通点を解説

富裕層はお金と時間をどう使う?元金融機関の社員がお金持ちの共通点を解説

先日、女子テニスの大坂なおみさんが約65億3400万円を稼いだニュースが世間を賑わしましたね。

「富裕層」というと個人の保有資産が100万ドルまたは1億円以上の方々を指し、保有資産が3000万ドルまたは5億円以上となれば、「超富裕層」と呼ばれます。

富裕層の仲間入りを目指していたり、そこまでではなくとも「今よりもうすこしお金持ちになれたらな」と思っている方もいらっしゃるでしょう。

そこで本日は元大手金融機関社員としての経験則から、富裕層の「お金と時間の使い方」あるあるをお話していきたいと思います。

富裕層の考え方とは

【図表】富裕層はどのくらいいるか

【出典】野村総合研究所「野村総合研究所、日本の富裕層は133万世帯、純金融資産総額は333兆円と推計」(2020年12月21日)

昔から「金は天下の回りもの」と言います。

-お金は人から人へと世の中を回っているもので、お金持ちの人でもいつかお金を失うこともあれば、いまは裕福ではない人の元にもいつかは回ってくる-

という戒めと励まし両面の意味をもった言葉だと言われています。

現代では「お金は使わないと入ってこないからケチケチせずにお金を使おう!」という意味だと捉えている人も多いかもしれませんね。

言うまでもありませんが、このような考え方で湯水のごとくお金を使っていてはお金持ちにはなれません。

「自分へのご褒美」が口癖

ストレス発散が買い物の目的になっている

みんなが持っている流行りものは自分も持っていないと不安

こういった行動が多い人は赤信号です。

富裕層がお金や時間を使うときには、必ずといえるほど「費用対効果」を考えています。

富裕層がお金と時間をかけるもの。ただのケチとは大違い

前項でお話したとおり「富裕層」とよばれる人たちは“価値”に重きをおくため「無駄遣いを嫌う」のはあるあるです。

そのため、一般人からみればケタ違いの買い物をするかと思えば、価値を感じないものには1円も1秒も使わないこともしばしば。

富裕層のまねをして無駄遣いを減らそう!と思ってやみくもに出費をおさえた結果、「最近ケチになったよね」と言われてしまうのは避けたいもの・・・

賢いお金と時間の使い方を学んでいきましょう。

富裕層は見栄を張らない

お金持ちにもいくつかのタイプがあります。

運良く一攫千金を手にしたり、起こした事業が当たった成金タイプの小金持ちほどお金があることを外に誇示する傾向にあります。

たとえば、全身をブランド品で固めていたり歓楽街で派手にお金を使ったり。そういったタイプは景気よく現れたかと思えば数年経つとぱったり話に上がらなくなることも多いそう。

「真の富裕層」というと語弊があるかもしれませんが、見栄を張らない特徴があります。

そのため、資産は億を超えているにも関わらず私服はユニクロという人も多いのです。

心の余裕の裏返しともいえますが、「着飾ってお金があるように見せたい」という見栄がないため、必要以上にお金をかけないのでしょう。

富裕層は、趣味・人を喜ばせるために使うお金と時間は惜しまない

では富裕層は何にお金をかけるのかというと「趣味」です。

私の周りの富裕層は、ゴルフ・旅行・釣り・狩猟などを趣味にしている方が多いのですが、どれもお金と時間のかかる部類かと思います。

自然と同じようにお金と時間をかけられる人たちが集まるという法則もありますが、趣味を通してビジネスの人脈を広げる事も富裕層の特徴です。

もちろん、あからさまに「自分のビジネスに役立てよう」というギラギラした空気で参加すると「そういう人だ」と思われてしまいますのでご注意を。

純粋に趣味をたのしみ意気投合する一方で、ただその場に参加するだけではなく自身のビジネスにつながる可能性へのアンテナをいつも張っています。

その結果、出会ってすぐにビジネスになることもあれば、仲間内での付き合いが続き数年後ビジネスにつながるようなこともあります。

その間自分との直接の取引はなくとも、相手にとって良いパートナーとなりそうな人脈があれば積極的に紹介しますし、祝い事もかかさない人が多いです。

そうして「相手に喜んでもらう」ことを大切にすることで相手からも大切にされ、いつかなにかのタイミングで自分にも返ってくる好循環ができるのでしょう。

趣味や人を大切にすると、ビジネスだけでなく人生が豊かなものになります。
日頃のお金と時間の使い方は最終的にはすべて自分に返ってきますから、目先のお金や損得感情だけで行動しないことが大切ですね。

まとめにかえて

「一銭を笑うものは一銭に泣く」「安物買いの銭失い」など、お金にまつわることわざにはドキッとさせられることがありますよね。

目先のお得感や価格ではなく「価値」で判断できるようになることが、お金持ちに近づく第一歩といえるでしょう。

はじめはなかなか難しいかもしれませんが、金銭的にも精神的にもより豊かな人生に近づくよう、積極的に価値重視脳を鍛えていきたいですね。

参考記事

野村総合研究所「日本の富裕層は133万世帯、純金融資産総額は333兆円と推計」(https://www.nri.com/-/media/Corporate/jp/Files/PDF/news/newsrelease/cc/2020/201221_1.pdf)

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