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家事にストレスを感じる85%!「やめた家事」とイライラの解消法は?

LIMO / 2022年1月23日 14時50分

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家事にストレスを感じる85%!「やめた家事」とイライラの解消法は?

4月には入園や入学されるお子さんも多いですよね。育休から仕事復帰する予定の方や、新たに仕事を始められる方もいるでしょう。

総務省統計局の「労働力調査(詳細集計)」によると、2020年は共働き世帯が1240万世帯、専業主婦世帯が571万世帯と共働きのご家庭が今では主流です。

とはいえ、気になるのは仕事と家事・育児の両立。本当に両立できるのか、今からできる対策はないかと悩んでいませんか。

今回は働くママの割合をながめながら、家事へのストレスを減らす方法をみてみましょう。

働く育児中の女性は72.4%!

少し前の調査にはなります※が、厚生労働省の「2019年国民生活基礎調査の概況」によると18歳未満の子どもがいる家庭で仕事をしている女性は72.4%です。

※編集部注:2020年の調査は新型コロナウイルスの影響で中止となっています。

出典:厚生労働省の「2019年国民生活基礎調査の概況」

上記を見ると、仕事をしている女性のうち正規で働く方は26.2%、非正規で働く方は37.8%。専業主婦の方は27.6%です。

2004年から2019年の推移を見ると、働くママは約15ポイント増えています。正規・非正規ともに2004年から約10ポイントほど増えていますね。

同調査より、児童のいる世帯の平均所得金額について、2009年から2018年の推移を見てみましょう。

出典:厚生労働省の「2019年国民生活基礎調査の概況」

児童のいる世帯は2009年の697.3万円から2018年の745.9万円まで増加傾向にあります。共働きが増えているのも世帯の所得が上がる一因でしょう。

共働きが増える一方で、1人で育児を担う「ワンオペ育児」という言葉があったり、実家が遠方だったりする家庭は多いでしょう。人間にできることには限りがあります。夫婦ともに仕事も育児もしていると、日々の家事にストレスを感じる方もいるのではないでしょうか。

「やめた家事」4つ

スリーエム株式会社の綺和美が2022年1月10日にクラウドソーシングサイト『クラウドワークス』において、20代〜50代以上男女100名(男性30名・女性70名)に行ったアンケートによると、「家事に時間を取られていてストレスに感じることがありますか?」という質問に85%が「ある」と答えています。

掃除、洗濯、料理……と終わりのない家事。他にやるべきことの多い日々の中では、ストレスを感じる方も多いようですね。

同調査より、実際にやめた家事をみてみましょう。

皿洗いを手洗いをやめて食器洗い機でするようになりました。(40代女性)

ワイシャツのアイロンがけ。やめたというよりアイロンをかけなくていいシャツにちょっとずつ買い替えただけです。(40代女性)

洗濯物を畳むことです。下着やパジャマ以外は、ハンガー収納にしました。(30代女性)

ロボット掃除機にしました。(30代女性)

多くあがっていたのは「アイロンがけ」に関することだったとのことです。アイロンをかけなくても良いシャツも売られていますので、そういったものを活用するのはいいですね。

食洗機やロボット掃除を導入している人もいます。仕事や育児で夫婦ともに手一杯なら、機械の手を借りるのも有効でしょう。他にも乾燥機能付き洗濯機や自動調理鍋など、ご家庭で手がかかる家事や導入しやすい機械から取り入れてみるといいでしょう。

家電の購入は初期コストが気になりますが、最新家電の中には節電や節水機能などがあるものもあります。結果的に見ると節約に繋がるものも中にはあるでしょう。家事をする時間が減った分、ストレスや疲れが減って無駄遣いが減る可能性もあります。

育休復帰や仕事を始める前に導入して、夫婦で実際に試しながら使い方を覚えるのもいいですね。

それでもやらなければいけない家事。イライラの解消法は?

便利な家電を導入することはできますが、それでもやらなければならない家事は山のようにあります。家事でイライラしないためにどう向き合っているのか、同調査より確認しましょう。

物理的な対策として見られたのは以下の方法でした。

いくつかやるべきことがあるときは効率よく作業ができるように頭の中で順序立ててから始めるようにしている。(30代女性)

毎日1分やれば週末の掃除とかまとめてやる時間が浮くので、その方が楽だということに気づきました。(40代女性)

時々、片付け動画などを見てやる気を出しています。(30代女性)

考えたり悩む時間は意外と時間のロスになるので、順序立てて効率よく家事をおこなうのは良い方法ですね。動画や音楽を取り入れて気分を上げるのも効果的でしょう。

心理的な対策としては以下のような意見が見られました。

家事は『自分や大切な家族が気持ち良く過ごすために必要なもの』だと考え、家事をしながら軽く運動をしたりして『価値のある時間・行動』だと思いこむようにしたら、少しストレスが減りました。(30代女性)

健康のため、食事作りだけはきちんとすること。(50代女性)

家事の捉え方を変えると、気分も変わるかもしれませんね。また、数ある中でも食事だけは頑張るなど、優先順位を考えるのもいいでしょう。「何をどこまでやるか」そのラインを変えたり、優先順位を決めたりすることでイライラも減るでしょう。

仕事に復帰したばかりのころはどうしても無理をしやすくなります。試行錯誤を重ねながら、一日を心身の余裕をもって過ごせるよう、家事の量や内容を減らしたり、機械を取り入れたりしてみてはいかがでしょうか。

参考資料

独立行政法人労働政策研究・研修機構「図12 専業主婦世帯と共働き世帯」 (https://www.jil.go.jp/kokunai/statistics/timeseries/html/g0212.html)

厚生労働省「2019年 国民生活基礎調査の概況」(https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa19/index.html)

PRTIMES「​家事のイライラを少なくするためにやめた家事は?」(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000030.000009321.html)

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