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コロナ禍で変わる「女性が結婚相手に求める条件」理想は年収600~ 800万円未満

LIMO / 2022年1月24日 14時50分

コロナ禍で変わる「女性が結婚相手に求める条件」理想は年収600~ 800万円未満

コロナ禍で変わる「女性が結婚相手に求める条件」理想は年収600~ 800万円未満

新型コロナウイルスのオミクロン株の感染拡大により、1都12県への蔓延(まんえん)防止等重点措置の追加適用が決まったと報じられました。コロナ禍も3年目となり、まだ先の見えない状況が続きますね。

全国結婚相談事業者連盟(TMS)が2021年11月25日~12月26日 、20~50代以上の男女1464人(男性899人・女性564人 )に行った「コロナ前後での恋愛・結婚活動に変化」によると、コロナで結婚したい気持ちが高まった方は約3割です (2022年1月13日公表)。

今回はコロナ禍において、女性が結婚相手の条件に求めるものを掘り下げていきましょう。

コロナ禍における「女性の結婚相手に求める条件」の変化

同調査より、まずは、コロナ前に重視していた条件とコロナ後に重視するようになった条件の変化を見てみましょう。

出典:全国結婚相談事業者連盟(TMS)(https://www.nakoudonet.com/)」(2022年1月13日公表)

コロナ前の1位は「安定した収入・職業である」でした。一昔前は三高(高収入・高学歴・高身長)ともいわれましたが、コロナ前でも男性の収入や職業を気にする女性が最も多かったようですね。

一方でコロナ後は、「一緒に過ごす時間の居心地の良さ」が1位になっています。家にいる時間が増えて仲良くなった夫婦もいれば、コロナ離婚という言葉が流行したように夫婦仲が悪くなったご家庭もあるでしょう。一生をともに過ごすことを考えると、改めて居心地の良さを重視する大切さを感じたのかもしれませんね。

「安定した収入・職業である」は2位ですが、ポイント数はそこまで変化がなかったため、引き続き重視する人が多いようです。

3位の「健康である」はコロナ禍ゆえに上昇したと言えそうです。その他の変化をくわしく見てみましょう。

出典:全国結婚相談事業者連盟(TMS)(https://www.nakoudonet.com/)」(2022年1月13日公表)

上記を見ても分かる通り、大きな変化が見られたのは「一緒に過ごす時間の居心地の良さ」と「健康である」でした。

理想の年収は「600万以上 800万円未満」

先ほどの調査では、安定した収入や職業であることは2位に転落したものの、ポイント数はそこまで変化せず求める女性が多いことが分かりました。

では、具体的に結婚相手に求める年収はいくらでしょうか。

一般社団法人 日本リレーションシップ協会が2021年12月1日に全国の25歳以上 50歳未満の女性414人を対象に行った「結婚相手に求める条件とパートナーの年収」によれば、未婚女性のパートナーの理想年収は「600万以上 800万円未満」でした(2021年12月21日公表)。詳細を確認しましょう。

出典:「一般社団法人 日本リレーションシップ協会 調べ」(2021年12月21日公表)

未婚の女性の理想は「600万円以上800万円未満」が最多で28.6%ですね。

上記には既婚者のパートナーの現在の年収もあります。既婚者では「400万円以上600万円未満」が最多で28.9%となりました。

一つの参考として、国税庁の「令和2年分 民間給与実態統計調査」より、年齢階層別の平均給与を見てみましょう。

出典:国税庁 「令和2年分 民間給与実態統計調査」

上記を見ると、一般的に結婚適齢期と考えられる男性の平均給与は20~24歳で277万円、25~29歳で393万円、30~34歳で458万円、35~39歳で518万円でした。

全体の平均給与は433万円なので、既婚者のパートナーに近いでしょう。ただし上記は既婚・未婚者両方を含む点で注意が必要です。

ほんとうに大切にしたいことを見つけるために

コロナ禍の影響で居心地の良さを大切にする女性が最も多い結果になりました。一生一緒に過ごす相手だからこそ、長い時間一緒にいても心地よく思える関係は大切でしょう。

一方で、安定した収入や職業を求める声も多く、未婚女性の理想は年収600~800万円と平均給与と比べて高い結果になりました。出産を考える場合には休まなければならない不安も一因と思われます。

厚生労働省の「2019年国民生活基礎調査の概況」によると、18歳未満の子どもがいる世帯で仕事をしている女性は72.4%、仕事をしていない女性は27.6%。

仕事をもつ母の中でも正規で働く方は26.2%、非正規は37.8%です。非正規の方が多いものの、2004年から比べると正規・非正規ともに約10ポイント増加しています。

育児をしながら仕事をするには、子どもの預け先の確保や夫婦での協力などが必要でしょう。ただ実際に育児をすれば仕事と両立する体力がなかったり、大切にしたいものの優先順位が変わったりするなどして、働き方に迷われる方も多いです。

一方で、さまざまなサービスを使いながら仕事を続けたり、一度は働き方をセーブするものの先々を考えて資格を取得したり、実際に仕事復帰したりする女性もいます。

女性も経済的にも自立することで経済面の不安が薄れて、パートナー選びでほんとうに大切にしたいことも見えてくるかもしれませんね。今回の結果をもとに、改めて自分が結婚相手選びで大切にしたいことを考えてみてはいかがでしょうか。

参考資料

PRTIMES「コロナ禍により、3高条件に変化!結婚相手に求める条件とは?」(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000062.000010090.html)

PRTIMES「【調査】結婚相手に求める条件とパートナーの年収 女の本音はやっぱり「経済力」! “パートナーの価値観を変え、年収アップさせる秘訣”をプロが伝授」(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000092251.html)

国税庁 「令和2年分 民間給与実態統計調査」(https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan2020/minkan.htm)

独立行政法人労働政策研究・研修機構「図12 専業主婦世帯と共働き世帯」 (https://www.jil.go.jp/kokunai/statistics/timeseries/html/g0212.html)

厚生労働省「2019年 国民生活基礎調査の概況」(https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa19/index.html)

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