「スズキ アルト」 マイルドハイブリッドシステムを搭載したベーシックな軽自動車
LIMO / 2022年1月29日 19時35分
![「スズキ アルト」 マイルドハイブリッドシステムを搭載したベーシックな軽自動車](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/toushin1/toushin1_27146_0-small.png)
「スズキ アルト」 マイルドハイブリッドシステムを搭載したベーシックな軽自動車
軽自動車の中で、今でもベーシックな乗り物として存在しているのが「スズキ アルト」です。アルトは、1979年5月に発売されたハッチバックタイプの軽自動車。初代が登場した時は、様々な部分をコストダウンすることで、他社の軽自動車よりも低価格の47万円を実現。軽自動車の中でも非常に割安な事で人気となりました。
200万円近くする高価な軽自動車が登場した現在も、アルトは実用的なベーシックカーとして知られており、2021年12月に発売された9代目アルトは、基本的なコンセプトを変えずに進化しました。
やさしい丸みのあるフォルムが特徴のエクステリア
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今回登場した9代目アルトのデザインは、親しみやすい柔らかなデザインなのが特徴です。デザインコンセプトは、「気軽」「安心」「愛着」で、フロントガラス、リアガラスを立たせ、全体的な形状をボクシーにしつつ、丸みを帯びた柔らかなフォルムに、楕円形のモチーフを取り入れることで、気軽に安心して乗れる親しみやすいデザインを売りにしています。
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ボディーカラーは、新色「ダスクブルーメタリック」と「ソフトベージュメタリック」等のモノトーンカラーを用意。
さらに、「L アップグレードパッケージ装着車」、「HYBRID S」、「HYBRID X」グレードにはメーカーオプションで、屋根のカラーがホワイトになったホワイト2トーンルーフ車を用意し、合計で12パターンのカラーラインアップを用意しました。
ベーシックカーながら、廉価な雰囲気を無くしたインテリア
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室内は先代の8代目アルトと比較して全高を50ミリ、室内高を45ミリ、室内幅を25ミリ拡大させることで、居住性を向上させました。
また、運転席前面のインストルメントパネルと左右ドアのトリムの一部分や、デニム調のシートには落ち着いたネイビーカラーを採用することで、ベーシックな軽自動車ながら質感の高さを表現しています。
他にも、スズキでは日本国内初7インチのディスプレイオーディオをグレード別に装備。スマートフォンのようにタッチパネルで、ラジオや音楽再生を行うことができるだけでなく、スマートフォンとの連携によるナビ表示、バックアイカメラや全方位モニター映像を表示や、燃費、航続距離情報や車両警告情報など、車両情報の確認が可能です。
ベーシックな軽自動車ながら、豊富な安全装備を搭載
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アルトは最も廉価なグレード「A」では94万3800円と、高価な軽自動車が多い中で、貴重な100万円を切るモデルも用意されていますが、安価なグレードでも、安全装備は豊富なのが特徴です。
衝突安全は、運転席・助手席SRSエアバッグ、フロントシートSRSサイドエアバッグ、SRSカーテンエアバッグが合わさった「6エアバッグ」を搭載。また、予防安全では、夜間の歩行者を検知するステレオカメラ方式の衝突被害軽減ブレーキ「デュアルカメラブレーキサポート」に、車線逸脱や走行中のふらつき、後方誤発進などの警報を行う機能などを搭載する「スズキセーフティサポート」を全車に標準装備しています。
また、メーカーオプションでは、運転席前面のダッシュボード上に、道路標識や速度、警告など、必要な情報をフルカラーで見やすく表示するヘッドアップディスプレイや、クルマの前後左右に4つのカメラを設置し、見えない場所を映し出す全方位モニター用カメラを用意。
全方位モニター用カメラは、狭い道を低速で走行しているとき、カメラが対向車とのすれ違いを検知し、自動でモニターに左側のフロント映像を表示して死角を減らす「すれ違い支援機能」や、見通しの悪い場所で人などが近づくとお知らせする「左右確認サポート機能」などを搭載し、狭い街中での運転をサポートします。
軽自動車トップの燃費を実現したマイルドハイブリッドも用意したパワートレイン
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パワートレインは、ガソリン車には最大出力46馬力を発生する0.66リッター直列3気筒自然吸気エンジンと無段オートマチック変速を組み合わせています。
また、マイルドハイブリッドシステム車には、最大出力49馬力を発生する0.66リッター直列3気筒自然吸気エンジンに、1.9kW(2.3馬力)の最大出力を発揮するモーターを組み合わせたマイルドハイブリッドシステムと無段オートマチック変速を組み合わせました。
ガソリン車は減速時のエネルギーを発電や充電を行い、無駄な燃料消費を抑える「エネチャージ」を搭載し、発電によるガソリン消費を抑え、エンジンへの負担を軽減して燃費を向上。そして、マイルドハイブリッドシステムは、モーター機能付発電機(ISG)と専用リチウムイオンバッテリーを組み合わせた独自のマイルドハイブリッドシステムを搭載しました。
燃費性能は、2輪駆動モデルの場合、ガソリンエンジン車は25.2キロ、マイルドハイブリッドシステム搭載車はWLTCモードで27.2キロ。マイルドハイブリッドシステム搭載車は、軽自動車トップの燃費を実現し、軽自動車で初めて、2030年度燃費基準95パーセント達成で、エコカー減税(重量税)が免税になるため、お財布に優しいのも嬉しい所でしょう。
価格は、2輪駆動モデルの場合、ガソリンエンジン搭載車は94万3800円から、マイルドハイブリッドシステム搭載車は109万7800円からです。
参考資料
スズキ アルト(https://www.suzuki.co.jp/car/alto/)
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