ディスコの株価はどうなるのか。2022年3月期Q3決算は営業益7割増、貢献したのは何か
LIMO / 2022年1月26日 7時10分
ディスコの株価はどうなるのか。2022年3月期Q3決算は営業益7割増、貢献したのは何か
ディスコ(6146)は2022年1月25日、2022年3月期Q3の決算を発表しました。
今回は、同社の決算発表資料をもとに、業績内容について解説をしていきます。
それでは早速、売上高や営業利益などの決算概要について見ていきましょう。
決算での売上高と営業利益はどうだったか
売上高は1802億円(前年同期比+41.3%)、営業利益は632億円(同+72.5%)、経常利益は638億円(同+78.1%)、純利益は455億円(同+77.6%)となりました。
それでは、具体的に事業の動向がどうであったかを振り返りましょう。
事業の動向はどうであったのか
以下、今回の決算における経営状況のポイントとなります。
ポイント
5Gや自動車関連などで半導体の需要旺盛
顧客である半導体メーカーの設備投資は活発で、精密加工装置の出荷は高水準
以下、決算短信「1.当四半期決算に関する定性的情報」より引用
市場環境は、新型コロナウイルス感染症によるサプライチェーンの混乱や供給制約の影響がみられたものの、5G関連や自動車向けに加え、世界的な脱炭素化の加速などを背景に、幅広い用途で半導体の旺盛な需要が継続しました。
顧客である半導体メーカの設備投資は引き続き活発な動きがみられたことから、精密加工装置であるダイシングソー、グラインダはともに高水準の出荷となりました。
また、顧客の設備稼働率も高水準で推移したことから、消耗品である精密加工ツールの出荷額も引き続き好調に推移しました。
では次に、通期の業績予想について見ていきましょう。
まとめにかえて
今回の決算発表では、従来非開示であった通期の業績予想と年間配当金予想も発表されました。
売上高予想は2431億円、営業利益予想は833億円、経常利益予想は842億円、純利益予想は602億円となりました。
配当金については、期末配当予想が518円となり、年間で717円(前期は677円)となりました。
堅調な半導体需要の継続が確認できたので、今後の業績動向に注目です。
参考資料
株式会社ディスコ「2022年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」(https://www.release.tdnet.info/inbs/140120220124571167.pdf)
株式会社ディスコ「2021年度第3四半期 決算説明資料」(https://www.disco.co.jp/jp/ir/library/doc/film/20220125.pdf)
株式会社ディスコ「業績予想および配当予想のお知らせ」(https://www.release.tdnet.info/inbs/140120220124571767.pdf)
株式会社ディスコ 株主・投資家情報(https://www.disco.co.jp/jp/ir)
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