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小学生の75%が習い事をしている日本の今。トレンドや月謝の平均をチェック!

LIMO / 2022年2月12日 17時50分

小学生の75%が習い事をしている日本の今。トレンドや月謝の平均をチェック!

小学生の75%が習い事をしている日本の今。トレンドや月謝の平均をチェック!

コロナ禍で思うように外出できず、どうしても家で過ごす時間が長くなります。子どものいる家庭では「だらだらと過ごす時間をなくしたい」と習い事を検討することもあるでしょう。

ただ、経済状況も先行き不透明のなか、習い事を始めたり増やしたりするのも勇気のいるものです。

文部科学省の「平成30年子どもの学習費調査」によると、学校外の活動費(塾や習い事など)の平均は私立小学校で64万6889万円、公立小学校で21万4451万円でした。月額にすると、それぞれ約5万4000円、約1万8000円です。

ただし、習い事によって金額はさまざまです。株式会社シークが運営する「SUKU×SUKU」では、子どもに習い事を経験させたことのある保護者1008人を対象にして2021年11月2日~11月5日にアンケート調査を実施。なかなか分かりにくい習い事別の平均月謝だけではなく、月謝以外にかかった費用の割合まで出しています。

習い事によって月謝の額は様々

一口に習い事といっても、学習系やスポーツ系、そして音楽系など様々なジャンルがあります。例えば地元密着型の書道教室と、発表会も定期的に行っているバレエ教室とでは「習い事」であっても月謝や費用が全く違うでしょう。

「SUKU×SUKU」のアンケートでは、人気のある習い事別の平均月謝を調査しました。習い事の定番の一つであるスイミングは子どもでも自分の上達が分かり、また「ここまで習ったら退会しよう」と辞め時が決めやすい習い事。

そんなスイミングの平均月謝は6776円。成長による水着の買い替え、進級してキャップの色が変わるなど月謝以外の出費もありますが、頻繁ではなく、毎月月謝以外にお金がかかることはあまりないです。

スイミングの月謝以外にかかる費用

【出所】株式会社シーク「全国1008人の親御さんに「子どもの習い事の月謝」を聞いちゃいました!」

ただし、選手コースに所属すると大会参加に伴い送迎や大会専用の水着、参加費も必要となります。スイミングに限ったことではありませんが、上達したり才能があると見込まれると特別レッスンや試合などが増えてしまうので、「月謝だけ」に収まらなくなります。

学年が上がるとスポーツ系から塾へ習い事を乗り換える家庭も増えてきますが、学習塾の月謝はどの程度なのでしょうか。教室の形態によって月謝に開きが出やすいジャンルですが、平均額は1万9080円になりました。

とくに中学受験を考えている場合、学年が上がると授業数が増えて季節講習会の期間も長くなります。そのため、平均額の月2万円弱で済むことはほぼありません。

学習塾の月謝以外にかかる費用

【出所】株式会社シーク「全国1008人の親御さんに「子どもの習い事の月謝」を聞いちゃいました!」

教育費は課金ゲームと揶揄されることもありますが、通塾を検討する際は通常の月謝だけではなく季節講習会や教材費、模試代の存在も忘れないようにしたいですね。

多種多様になった習い事

習い事によって月謝にバラツキがありますが、現在の子ども達にとって「習い事をしている子」は特別な存在ではありません。習い事の低年齢化もあり、何かしらの習い事をしている小学生は75%以上いる時代です。

参考:学研「小学生白書WEB版小学生の日常生活・学習に関する調査」

さらに、親世代の頃と比べても習い事の種類は多種多様になり、選ぶのにも迷うほどになりました。とは言え、月謝や送迎の負担を考えるといくつも通わせるのは難しく、選りすぐりの習い事しか通わせられないのが現実です。

「あれもこれもやらせてみたいけれど」と考えている親が少なくない中、どのような習い事に関心が集まっているのでしょうか。

暮らし動画メディア「Onnela」が展開する「オンネラおうちラボ」が、⼩学⽣までの⼦どもを持つ親を対象に2021年8月7日〜8月11日に行った「⼦どもの習い事に関する調査」(サンプル数231)では、「今後習わせてみたい習い事」を調査。上位は定番のものと将来役に立ちそうな習い事が占めていました。

今後習わせたい習い事について

【出所】朝日放送テレビ株式会社「「子どもの習い事に関する調査」

第1位は英会話、続いて楽器や音楽教室、水泳が続きました。第4位にはプログラミングがランクイン。2020年度から小学校で始まっているプログラミング教育の影響もあり、将来性の高い習い事にも関心が集まっています。

習い事をしつつ資格や特技となり子どもにとって強い武器になるジャンルは、グローバル社会かつICT技術が進歩している現代社会において、これからも人気を集めそうです。

周りに流されず冷静に考えることも必要

小さい頃から習い事をしている子が珍しくない今、ママ友の意見や他の子と比べてしまい「うちの子も色々とやらせないと」と焦りを感じてしまうこともあります。周囲の声に惑わされることのないように、「どの習い事が子どもの成長にプラスになるか」「いつから始めるべきか」という冷静な判断を下すことが必要になってきます。

景気への見通しが立ちにくい中で子どもの習い事を考えることは、親にとっても悩むところです。新年度に向けて習い事を検討する季節を迎えようとしていますが、月謝の兼ね合いや子どもと相性の良さそうな習い事をピックアップし、体験レッスンに参加してみるのもいいでしょう。

ただし、「お金をかけているのだから結果を出して欲しい」と常にプレッシャーをかけたり、他の子と比較したりすることは、子どもの心身の成長を促すどころか逆効果になります。「子どもの経験値を高め少しでも良い影響を与えれば」と考えて、ぜひ探してみて下さい。

参考資料

文部科学省「平成30年度子供の学習費調査」(https://www.mext.go.jp/content/20191212-mxt_chousa01-000003123_01.pdf)

株式会社シーク(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000014.000042413.html)「【2021年度版】全国1008人の親御さんに「子どもの習い事の月謝」を聞いちゃいました!」(http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000014.000042413.html)

学研「小学生白書WEB版2021年8月調査」(https://www.gakken.co.jp/kyouikusouken/whitepaper/202108/chapter7/01.html)

朝日放送テレビ株式会社・エー・ビー・シー開発株式会社「子どもの習い事に関する調査に関する調査」(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000062174.html)

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