【ひたち海浜公園で有名】ブルーの美しい花「ネモフィラ」育て方と基本情報を解説

茨城県にある国営ひたち海浜公園では、毎年4～5月頃に約530万本のネモフィラが一斉に咲きほこります。その愛らしい花姿と青空を思い起こさせる淡いブルーの壮大な景色が、いまや人気の観光スポットとなっています。

ネモフィラは自宅でも楽しめる草花。鉢やプランターなどで育てることができ、丈夫で育てやすい性質なので初心者でもチャレンジしやすい草花です。

今回は、ネモフィラの基本情報と育て方について紹介します。それではさっそくみていきましょう。

ネモフィラの基本情報

ムラサキ科ルリカラクサ属（ネモフィラ属）

一年草

原産地：北アメリカ西部

草丈：10～20センチ

参考価格：200～400円前後（3号ポット苗）

ネモフィラは瑠璃のように透き通るような美しい花色と唐草に似た葉を持つことから、和名を「瑠璃唐草（るりからくさ）」といいます。

takuya kanzaki/Shutterstock.com

開花期が4～5月頃の一年草で、丈は10～20センチ程度まで生長します。分岐しながら大きくなるので、コンテナやハンギングバスケットに植えると溢れるような華やかな雰囲気になります。

品種としては、中心部がくっきりと白く映えるメンジェシー、ダークパープルの花びらにホワイトの縁が美しいペニーブラック、白基調の花びらに紫のドットが入ったマクラータなどが有名です。

ネモフィラ・ペニーブラック（Flower_Garden/Shutterstock.com）

ネモフィラ・マクラータ（Imagepocket/Shutterstock.com）

４〜5月は桜、チューリップ、マリーゴールドなど暖色系の花が多い季節。ブルーが綺麗なネモフィラは寄せ植えの差し色としても活躍します。すっきりとした、さわやかな色合いを楽しめるでしょう。

繁殖力も強く、公園やグラウンドなどで一面に広がって咲いているネモフィラは一見の価値があります。春の行楽シーズンに合わせて見に行くのも、春のステキな楽しみ方となっています。

ネモフィラの花言葉

「どこでも成功」「可憐」など

「どこでも成功」の花言葉はネモフィラが乾燥している場所でも丈夫に育ち、世界中どこでも育つことに由来すると言われています。縁起のいい花言葉なので、送別や昇進祝いのプレゼントにもぴったりですね。

「可憐」の花言葉は小さくて淡い花の姿に由来します。お子様への贈り物にもぴったりでしょう。

他にも「愛国心・忠誠心」「清々しい」「荘厳」といったポジティブな意味の花言葉があります。

ネモフィラの育て方

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ネモフィラは4～5月頃に花を咲かせる一年草。種から育てる場合は9～11月頃にタネ蒔きをします。今の時期は苗が出回る時期なので、苗から育てることができます。

2～4月頃に植えると、日が長くなってきた頃に花が咲きます。環境の変化に強くないので、苗の場合は温暖な気候の日に根を痛めないよう、浅く植える方がよいでしょう。

涼しい場所を好みますが、冬はなるべく霜などが当たらない場所で育てます。6月頃の気温が上がる環境で枯れてしまい、夏越しはできません。一年草なので、秋に再び種から育てるというサイクルが一般的です。

半日影でも育てることができますが、日当たりがいい場所を好みます。日向に植えた方が丈夫に育って花をたくさん咲かせることができます。

ネモフィラは北アメリカ西部の乾燥した土地が原産のため、比較的乾燥を好みます。そのため、水やりは土が乾いてからたっぷりとあげるようにします。

長期間水分を含んでいる状態は苦手なので、鉢などで育て、雨が長く続くような日は軒下などに移動できるようにしたほうがよいかもしれません。

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花は咲き終わったら摘んでいくことで、長く楽しむことができます。

分岐しながら横に増えていく性質があるため、庭やハンギングバスケットなどで広い面に植えると、淡い花が一斉に咲く様子を見ることができるでしょう。

アブラムシが発生しやすいため、よく観察して必要に応じて防虫剤を与えます。アブラムシが発生した場合には早めに駆除するようにしましょう。

まとめにかえて

当記事ではネモフィラの基本情報と育て方を紹介しました。

ネモフィラは淡くて小さなブルーの花が可憐で美しく、パステルカラーに囲まれる春にぴったりの花です。

庭やコンテナに並べて植えると、一面に花が咲き誇りとても華やかな印象になります。今年はネモフィラの咲く華やかなガーデンを作ってみてはいかがでしょうか。