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「年収600万円」は何割?最も多い年収帯も男女別にみる。年収と年金の関係とは

LIMO / 2022年2月21日 5時20分

「年収600万円」は何割?最も多い年収帯も男女別にみる。年収と年金の関係とは

「年収600万円」は何割?最も多い年収帯も男女別にみる。年収と年金の関係とは

みなさんは年収600万円と聞くとどんなイメージですか?
「すごく裕福とは言えないけど、経済的には余裕がある」という印象を持つ方もいるでしょう。
そこで今回は、年収600万円にスポットを当てて検証していきます。

まずは年収分布をチェック!

国税庁の「令和2年分 民間給与実態統計調査」の「(第 16 表)給与階級別給与所得者数・構成比」より、男女をあわせた年収の分布をみてみましょう。

みんなの給与を男女別にチェック

【出典】国税庁「令和元年分 民間給与実態統計調査」

【男女計】給与階級別給与所得者数・構成比

100万円以下:8.4%

100万円超 200万円以下:13.8%

200万円超 300万円以下:15.5%

300万円超 400万円以下:17.4%

400万円超 500万円以下:14.6%

500万円超 600万円以下:10.2%

600万円超 700万円以下:6.5%

700万円超 800万円以下:4.4%

800万円超 900万円以下:2.8%

900万円超 1000万円以下:1.8%

1000万円超 1500万円以下:3.4%

1500万円超 2000万円以下:0.7%

2000万円超 2500万円以下:0.2%

2500万円超:0.3%

上記を見て分かるように年収600万円代は6.5%。

年収600万円を超えるのは約2割で、5人に1人と多くありません。

同調査では、男女別の平均年収は男性532万円、女性293万円。
男女によってかなり差もありますね。

【男女別】年収分布をチェック!

実際に、男女別に年収分布を見ていきましょう。

【男性】給与階級別給与所得者数・構成比

100万円以下:3.6%

100万円超 200万円以下:7.0%

200万円超 300万円以下:11.5%

300万円超 400万円以下:17.5%

400万円超 500万円以下:17.3%

500万円超 600万円以下:13.4%

600万円超 700万円以下:9.2%

700万円超 800万円以下:6.5%

800万円超 900万円以下:4.1%

900万円超 1000万円以下:2.8%

1000万円超 1500万円以下:5.2%

1500万円超 2000万円以下:1.1%

2000万円超 2500万円以下:0.4%

2500万円超:0.4%

【女性】給与階級別給与所得者数・構成比

100万円以下:15.2%

100万円超 200万円以下:23.4%

200万円超 300万円以下:21.3%

300万円超 400万円以下:17.3%

400万円超 500万円以下:10.7%

500万円超 600万円以下:5.7%

600万円超 700万円以下:2.6%

700万円超 800万円以下:1.5%

800万円超 900万円以下:0.8%

900万円超 1000万円以下:0.4%

1000万円超 1500万円以下:0.7%

1500万円超 2000万円以下:0.2%

2000万円超 2500万円以下:0.1%

2500万円超:0.1%

男性は、年収600万円代は9.2%、600万円以上が約3割。
女性は、年収600万円代は2.6%、600万円以上が6.4%。

やはり、男女差が非常に大きいですね。

では、年収の差はどんな影響を与えるのでしょうか?

年収によって異なる?厚生年金受給額

実は、年収によって変わるものがあります。

そのひとつが厚生年金です。

そこで、厚生労働省年金局の「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」から、現在のシニア世代の方が、どの程度の厚生年金を受給しているかを確認します。

【男性】厚生年金:年金月額階級別老齢年金受給権者数

~5万円未満:13万857人

5万円~10万円未満:99万1194人

10万円~15万円未満:262万1055人

15万円~20万円未満:444万7680人

20万円~25万円未満:223万4397人

25万円~30万円未満:27万4715人

30万円以上:1万6346人

【女性】厚生年金:年金月額階級別老齢年金受給権者数

~5万円未満:30万637人

5万円~10万円未満:233万4675人

10万円~15万円未満:225万2994人

15万円~20万円未満:42万7547人

20万円~25万円未満:6万3507人

25万円~30万円未満:4154人

30万円以上:375人

全体平均:14万4366円

男子平均:16万4742円

女子平均:10万3808円

見てわかるように、男女のボリュームゾーンや平均額が異なります。
男女の平均額の差はとても大きく、約6万円。

なぜこんなに差が開くのでしょうか?

厚生年金の場合は、収入に応じた年金保険料を納めています。

それが老後の受給額に反映され、このような個人差・男女差が出てくるのです。
女性は男性と比べ、ライフスタイルの変化(出産・育児など)に合わせ働き方や仕事のペースを考え直すケースが多いといえます。それが年金額の男女差の背景の一つであることは確かでしょう。

将来のために資産運用を

今回は年収600万円にスポットを当てて検証してきました。男女差や年金格差があり、将来に不安を感じる方も多いかと思います。

そんな方は、生活に余裕ができたら資産運用を考えてみてはいかがでしょうか。
ご自身だけでなく「お金にも働いてもらう」ことで、将来が安心できるものになるかもしれません。

参考資料

国税庁「令和元年分 民間給与実態統計調査」(https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan2019/pdf/001.pdf)

厚生労働省年金局「令和2年度 厚生年金・国民年金事業の概況」(https://www.mhlw.go.jp/content/000872907.pdf)

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