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年収500万円世帯の「本当の貯蓄額」は100万円台。家族構成はどうなっているか

LIMO / 2022年2月22日 5時20分

年収500万円世帯の「本当の貯蓄額」は100万円台。家族構成はどうなっているか

年収500万円世帯の「本当の貯蓄額」は100万円台。家族構成はどうなっているか

みなさまは純貯蓄という言葉をご存知でしょうか。

一般的には貯金額を気にされる方のほうが多いかもしれませんね。

家計の収支を見る時には実は1番重要な数字なのが、純貯蓄なのです。

今回は「年収500万円世帯」に着目し、本当の貯蓄額をご紹介していきたいと思います。

本当の貯蓄とは

では、タイトルにもある「本当の貯蓄」のご紹介からいきたいと思います。

「本当の貯蓄」=「純貯蓄」

「純貯蓄」=「貯蓄」―「負債」

という考え方になります。では、なぜ純貯蓄が重要なのでしょう。

例えば、下記のようなケースはみなさまにどう写りますか。

Aさん

貯蓄:100万円

負債:0万円

Bさん

貯蓄:1000万円

負債:1200万円

Bさんの方が10倍の貯蓄額がありますが、上記の式に当てはめると純貯蓄はAさんが100万円、Bさんが▲200万円ということになりますね。

家計でみるとAさんが黒字になります。

年収500万円の貯蓄実態

では本題の年収500万円台の世帯の貯蓄事情を紐解いていきます。参考にするのは総務省 の「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2020年(令和2年)平均結果-(二人以上の世帯)」です。

「年収500~550万円世帯」貯蓄と負債

平均年収:522万円

世帯主の平均年齢:48.4歳

世帯人員:3.37人(うち18歳未満:1.04人)

平均貯蓄額:869万円

平均負債額:683万円(うち「住宅・土地購入のための負債」:645万円)

「年収550~600万円世帯」貯蓄と負債

平均年収:572万円

世帯主の平均年齢:49.0歳

世帯人員:3.32人(うち18歳未満:0.95人)

平均貯蓄額:1030万円

平均負債額:858万円(うち「住宅土地購入のための負債」:802万円

純貯蓄

年収500万~550万円世帯:186万円(869万円-683万円)

年収550万~600万円世帯:172万円(1030万円-858万円)

どちらも100万円台という結果になりました。

18歳未満の子供がいる世帯が多いようで、教育資金が今後かかってくることを考えると決して余裕がある感じではなさそうですね。

老後が不安な方へ

この純貯蓄額を見て老後が不安でどうすればいいか分からないと思う方もいらっしゃるかもしれません。貯蓄を増やす方法はさまざまですが、「資産運用」もその一つです。

資産運用と聞くと「損失が怖い」「難しい」と思われるかもしれませんが、今は昔に比べ比較的敷居の低いものになっています。

例えば「イデコ(iDeCo:個人型確定拠出年金)」や「つみたてNISA」などの非課税制度が充実しています。とはいえリスクがあるのも事実なので、まずは老後の生活について考えてみる時間を作ってみてはいかがでしょうか。

参考資料

総務省統計局「家計調査報告(貯蓄負債編)-2020年(令和2年)平均結果-(二人以上の世帯)詳細結果表8-2」(https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00200561&tstat=000000330001&cycle=7&year=20200&month=0&tclass1=000000330007&tclass2=000000330008&tclass3=000000330009&stat_infid=000032087774&result_back=1&tclass4val=0)

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