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【バラ栽培】シーズン目前!初心者が覚えておきたい育て方のコツ5つとは?

LIMO / 2022年2月21日 9時45分

【バラ栽培】シーズン目前!初心者が覚えておきたい育て方のコツ5つとは?

【バラ栽培】シーズン目前!初心者が覚えておきたい育て方のコツ5つとは?

「花の女王」とも呼ばれ、かぐわしい香りと気品ある姿が魅力的なバラ。

憧れはあるけれど育て方が難しそうで、なかなか一歩が踏み出せない…こんなことはありませんか。バラは栽培のコツさえ押さえておけば、初心者でも育てられる植物です。

バラの開花時期はもうすぐ。今回は初心者が覚えておきたい、バラの育て方のコツ5つを解説します。

バラの育て方のコツその1:バラの選び方

強い品種を選ぶ

バラは品種改良された新種が毎年発表されています。そのため、丈夫で育てやすく耐病性に優れた苗が増えてきました。

初心者は最初の一歩として育てやすい品種からスタートするのがオススメです。園芸店の店員さんに尋ねたり、ネットで調べたりして性質が強健な品種を選びましょう。

llaszlo/Shutterstock.com

一季咲きを選ぶ

バラには春だけ咲く一季咲きと、春から秋にかけて繰り返し咲く四季咲きがあります。四季咲きは長い期間花が楽しめますが、何度も咲かせるためにはこまめな管理が必要です。

一季咲きは、おおむね年1回の開花時期に向けた手入れだけなので初心者向きかもしれません。

大苗を選ぶ

販売されるバラには、新苗・大苗・鉢植え苗の3種類があります。新苗は農場で1年ほど育てた幼い苗のこと。価格が安い反面、株を充実させることが必要で、花を咲かせるまでに少し時間がかかる場合があります。

大苗は数年経った苗で秋から冬にかけて販売されます。十分生育しているので、翌年の春に開花が期待できるでしょう。

Dmitriev Mikhail/Shutterstock.com

鉢植え苗は大苗を鉢に植えて育てたものです。初心者は庭に地植えする場合は大苗、鉢でベランダなどに置く場合は鉢植え苗を購入するとよいでしょう。

バラの育て方のコツその2:剪定の仕方

バラは放っておくと伸び放題になり、高い枝の先端にだけ開花し花も小さくなってしまいます。樹形を整えたり大きな花を咲かせる力を温存したりするために、伸びた枝を剪定することが大切です。

冬の剪定は、咲かずに残っている蕾や古い葉を全て取り除いてからおこないましょう。

剪定時期
剪定時期は冬と夏の年2回。冬剪定は12月下旬~2月におこないます。樹高を整え、春にたくさんの花を咲かせるためで、全てのバラに必須の作業です。

夏剪定は8月下旬~9月初旬が適期。四季咲き性のバラを秋にたくさん開花させるためにおこなうので、一季咲きのバラは特に必要ではありません。

剪定場所

バラの剪定は品種や生育状況により細かい剪定方法は異なります。剪定のおおよその目安は、5ミリ以上の太さがある枝まで切り戻すこと。細い枝には大きな花が咲きにくくなるため、細い枝や枯れた枝は切り落とします。

新芽が出るのは葉が出ている節の部分。茎の途中でほんのりと赤く色づき、少しだけ膨らんでいる箇所が新芽です。この新芽が外に向かって伸びそうな箇所が先端になるように、新芽の少し上で斜めにカットします。

こうすることで新しい葉がついて、外側に茎が伸びるようになるので、枝や葉が中央で絡み合いません。

Liga Petersone/Shutterstock.com

バラの育て方のコツその3:植え替え

元気なバラは旺盛に根を張り、土の養分を吸収します。鉢植えで育てているバラは2年に1回程度植え替えましょう。地植えのバラは植え替えなくても同じ場所で育てることが可能です。

植え替えに適した時期は休眠期に入った12月~2月。鉢から株を引き抜き、ひとまわり大きな鉢と新しい土を準備します。

Mariia Boiko/Shutterstock.com

休眠期は根鉢を崩しても大丈夫なので、古い土を落として根をほぐしましょう。変色した古い根をカットして、健康的な白い根を残します。植え替えたあとはしっかり水やりしてください。

バラの育て方のコツその4:病害虫対策

バラは病気にかかりやすい植物。適切な管理で病気や害虫を防ぐ必要があります。

病気

バラがよくかかる病気はうどんこ病と黒点病。うどんこ病はカビが原因の病気で、葉や茎に白い粉をまぶしたように症状が現れます。黒点病は葉に黒い斑点ができます。

病気にかかった葉を発見したら、粉をふき取ったり葉を摘み取ったりするとよいでしょう。大量に発生したときはうどんこ病に効果のある薬剤を使用します。予防として使う場合もあります。

害虫

バラの害虫にはアブラムシ、チュウレンジハバチ、ヨトウムシ、カイガラムシ、バラゾウムシなどがあります。見つけ次第、手で取り除くか薬剤を使って駆除しましょう。

特に地中で根を食い尽くしてしまうネキリムシ(コガネムシの幼虫)と、幹に入り込んで空洞にしてしまうテッポウムシ(カミキリムシの幼虫)は、バラにとって最大の天敵。被害に合うと高い確率で株ごと枯れてしまいます。

急に生育が止まり株がグラグラしてきたらネキリムシ、株元に茶色いおがくずのようなフンが見つかったらテッポウムシが潜んでいるサイン。専用の薬剤があるので早めに駆除しましょう。

NinaMalyna/Shutterstock.com

ネキリムシは植え替えの際に発見することが多く、被害が拡大する前に取り除くと大丈夫です。

バラの育て方のコツその5:肥料の与え方

バラのきれいな花は適切な施肥の賜物と言っても過言ではありません。美しい花を次々と咲かせるためにも肥料のコツは覚えておきましょう。

元肥・寒肥

元肥は地植えのバラを植え込む際に施す肥料です。寒肥はバラの休眠期である1月から2月中旬に与えて、翌年の栄養補給とともに土壌の活性化を図ります。

バラ専用の化成肥料や油かす、牛ふんなどの有機肥料を土壌に混ぜ込みましょう。鉢植えは根が肥料焼けして傷むこともあるので、基本的に元肥や寒肥の必要はありません。

追肥

追肥は生育期に与える肥料で、バラ専用の化成肥料がオススメ。キレイな花を咲かせる体力を補い、特に四季咲きのバラに効果的です。

追肥を与える時期は、1番花が咲く前の3月中旬〜4月上旬、2番花・3番花のために6月、冬を迎える体力づくりのために9月の年3回です。鉢植えのバラは水やりのかわりに液体肥料を使ってもよいでしょう。

まとめにかえて

Jorge Salcedo/Shutterstock.com

美しい花と優雅な香りで庭を華やかな雰囲気にしてくれるバラ。初心者にとっては高嶺の花と感じてしまうかもしれませんが、育て方のコツを知れば栽培も難しくありません。

コツがわかれば何年も元気に育ち、手塩にかけて育てた分、バラは愛情に応えてキレイな花を咲かせてくれます。気軽にバラ栽培を楽しみましょう。

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