「本物の富裕層に共通すること」を元証券会社員が解説！お金持ちになる第一歩とは

みなさんの身近に富裕層の人はいらっしゃいますか。

一般的に富裕層とは世帯の純金融資産保有額が１億円を超える人のことを指します。（株式会社　野村総合研究所より）

【図表】富裕層はどれくらいいるか？

ブランドもので身をまとい、大きな家に住んでいるからといって富裕層だとは言い切れません。

むしろ、見た目だけではわからない「隠れ富裕層」の人は案外みなさんの周りにも紛れていらっしゃるかもしれません。

今回は、以前大手証券会社にて様々な富裕層の方々と接してきた筆者から、お金持ちが普段なににお金や時間を使うのかを解説していきます。

また、みなさんがお金持ちに近づくためのヒントも合わせてご紹介します。

お金持ちがお金を使うものとは

お金持ちがお金を使うもののひとつに投資があります。
それは、経営者であれば本業での投資も含め、本業以外の投資もそうです。

筆者が証券会社にいた頃は、経営者のお客様に「数年先に本業での設備投資などを考えているかどうか」をまず聞いていた記憶があります。

もちろん経営者にとって一番の関心事は本業です。そのため、本業でお金を使う予定がなく、投資先がない場合に、本業以外で収益となる代替方法として資産運用をご提案しておりました。

その際、資産運用と本業の設備投資のどちらが効率よく運用できるかを天秤にかけて、「それなら本業で投資するよ」と断られることもしばしば。

とはいえ、今のような低金利時代では、現金を必要以上に寝かせておいても、利息はほとんどつきません。

そのため、経営者のようなお金持ちは、余剰資金を効率よく運用することで、さらなるお金を生み出す「複利」を活用しているのです。

「複利」とは、運用で得た収益を元本にプラスして再び投資することをいいます。

つまり、お金持ちは、本業や資産運用で得た利益を再投資したり、寝かせているお金を投資に回したりすることで、お金を雪だるま式に増やしているといえるでしょう。

お金持ちが時間を使うもの

お金持ちが時間を使うもののひとつに趣味があります。

筆者が証券会社にいた頃は、お客様のご自宅を訪問して面談することがよくありました。

ご自宅には、ゴルフや絵画や楽器など、趣味のグッズがずらりと並んでいます。それだけではなく、旅行先や別荘、お気に入りの車や船舶などの写真も見せていただく機会もよくありました。お金持ちはビジネスだけではなく、余暇の時間を充実させている印象があります。

しかし、趣味や余暇をただただ楽しむのではなく、余暇を通じて知人との情報交換もしっかり行っています。常にアンテナを張って情報収集をすることで、チャンスがあればスマートに動けるよう情報をストックしているのです。

そのため、お金持ちは、趣味を通じて本業での取引先拡大や本業以外での儲け話など、ありとあらゆる情報収集の場としてうまく活用しているといえるでしょう。

お金持ちになる第一歩とは

多くのお金持ちの人に当てはまる最大の特徴は「お金が好きでお金に興味があること」だと考えます。

中には、お金が好きな両親からの相続でたまたまお金持ちになった人もいます。

しかし、お金持ちの人のほとんどは自らで考え、行動した結果に、お金が回り回ってきていると考えます。

お金持ちには、本業で成功をしている経営者もいれば、副業で成功をしているサラリーマンもいます。

両者に共通することは、目的は何であれ仕事に意欲的で結果的にお金が得られやすい環境に身を置いていることです。

当然のようにも聞こえるかもしれませんが、「お金をもっと手に入れたい」と、まずは強く志すことがお金持ちになるための第一歩だといえるでしょう。

その後実際に収入を増やす方法は、本業で出世をする、起業をする、転職をする、独立をする、副業をする、など人それぞれです。

「志して計画して行動すること」は、お金がなくてもできることです。

これができるかできないかは、お金持ちになる最大の分岐点といえるでしょう。

まとめにかえて

お金持ちの考え方について、いかがでしたでしょうか。

人生100年時代と呼ばれている今、一念発起をして行動に移すとお金持ちに近づくことができるかもしれません。

日々の生活の中で少しの時間でも読書やニュースなどの時間にあててみて、情報収集することからはじめませんか。

得られた情報の中から、将来のお金につながる情報が隠れているかもしれません。