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【ガーデニング】春の花木を楽しもう「サクラ・ウメ・ハナモモ」育て方や特徴を紹介

LIMO / 2022年3月6日 16時15分

【ガーデニング】春の花木を楽しもう「サクラ・ウメ・ハナモモ」育て方や特徴を紹介

【ガーデニング】春の花木を楽しもう「サクラ・ウメ・ハナモモ」育て方や特徴を紹介

早春に甘い香りのウメが咲き、3月になると桃の節句で親しまれる桃の花(ハナモモ)が咲き、やがてサクラのつぼみが膨らみ始めます。

だんだんと暖かくなってくる季節に、うすいピンクの愛らしい花が次々に咲く様子は春にふさわしい光景です。

今回は春に咲く代表的な花木である、ウメ、サクラ、桃の花(ハナモモ)の育て方や特徴を紹介します。

ウメ、サクラ、ハナモモの違い

サクラ、ウメ、ハナモモは、すべてバラ科に属する植物。バラ科には他にも、ヒペリカムやシモツケ、リンゴやイチゴなども含まれ多岐にわたります。

ウメ、サクラ、ハナモモは見た目がとてもよく似ていて、見分けるのが難しいかもしれません。しかし、よく観察すれば違いを見分けることができます。

花びらの形

まずは花びらに注目しましょう。サクラは花びらに切れ込みがあり、ウメとハナモモには切れ込みがありません。

切れ込みのあるサクラの花びら(zzz555zzz/Shutterstock.com)

ウメの花は蕾のときからまんまるで、花びらも丸い形をしています。ハナモモは丸いウメの花より楕円で、花弁の先端がやや尖っているようにみえます。

葉の出方

葉の出方にも違いがあります。ウメの葉は花が咲き終わってから出てきますが、ハナモモは葉と花が同時に出てきます。

ハナモモ(Yuangeng Zhang/Shutterstock.com)

花の開花時期

地域や気候によって開花時期は異なりますが、基本的にウメ→ハナモモ→サクラの順に開花します。

ウメの開花時期は1月下旬から4月下旬にかけて。ハナモモは3月中旬から4月下旬頃、サクラは3月中旬から5月上旬頃です。ハナモモとサクラは開花時期が重なります。

サクラの幹はこげ茶色。ごつごつとして、ところどころ割れめのような模様があり、独特の質感があります。

ウメの幹は黒色で、ざらざらとした質感です。ハナモモの幹もざらざらとした質感ですが、ウメやサクラより白っぽい印象。斑点のように見える模様がところどころに入っています。

ウメの特徴・育て方

pullia/Shutterstock.com

落葉高木

バラ科アンズ属(サクラ属)

原産地:中国

参考価格:1500~2500円(4~5号ポット苗)

ウメは古くから日本で愛されてきた花木。ウメの品種は花を観賞するための品種と実を楽しむための品種に分かれ、種類も豊富です。

ウメの花色は紅色と白色がメイン。芯の部分が淡いピンク色で、花びらの周辺だけが濃い紅色になる品種もあります。ウメの甘い香りも特徴的。その香りはクチナシやジャスミンに似ているとも言われています。

自家受粉がしにくく、別の品種をもう一本近くに植えると実がつきやすくなります。ウメは日光を好むので、庭植え、鉢植えともに日当たりのいい場所を選びましょう。

ハナモモの特徴・育て方

jessicahyde/Shutterstock.com

落葉高木

バラ科スモモ属、サクラ属

原産地:中国

参考価格:2000円前後(1メートル前後)

桃の花は、ひな祭りで飾る花としてもよく知られています。ハナモモは花を観賞するために改良されたモモなので、花つきがよいのが特徴です。原産地の中国では縁起のよい木として親しまれています。

キクの花びらのように花弁が重なって咲く「菊桃」、白い花が八重咲きに咲く枝垂れ性の「残雪枝垂」、1つの木の中でも白とピンクの花が咲き分ける「源平枝垂」などの品種があります。

ハナモモは日当たりを好みます。苗木の時期は土が乾いたらたっぷり水を与え、定着してきたらやや乾燥ぎみに育てましょう。

サクラの特徴・育て方

Kinusara/Shutterstock.com

落葉高木

バラ科サクラ属

原産地:東アジア

参考価格:1000~2000円(3~5号ポット苗)

サクラの園芸品種は300以上もあり、品種によって異なる花姿や色合いを楽しむことができる花木です。代表的な品種はソメイヨシノ。日本で最も知られているサクラです。

ソメイヨシノは大きくなる品種なので、個人の庭に植える場合は中木程度の樹高になるヤエザクラやシダレザクラがおすすめです。

haru/Shutterstock.com

サクラの木は日当たりと風通しの良い場所を好みます。風が強すぎると花や葉がすぐに落ちてしまうため、強風が吹く場所は避けて植えましょう。地植えの場合、水やりはほとんど必要ありません。

サクラ・ウメ・ハナモモの剪定方法

「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」ということわざを一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

サクラは枝を切った後の切り口が腐れやすいこと、ウメは切らずにいると不要な枝が増えてしまう意味で使われることわざです。

サクラは枝元を剪定(photowind/Shutterstock.com)

サクラを剪定する場合、枝元から剪定するようにします。中途半端に枝を残すとそこから枯れ込む可能性があります。剪定後は切り口を保護するため、癒合剤などを塗っておきましょう。

一方、ウメは放っておくと枝が上に向かって大きく伸び、枝が込み合ってきて花つきが悪くなります。10月以降に剪定をおこなうようにしましょう。

maoyunping/Shutterstock.com

ハナモモは花が終わったら3~4芽残して切り戻し、そこから新芽を出すようにします。同じバラ科の花木でも剪定方法が異なりますので事前に確認して上手に育てましょう。

まとめにかえて

サクラ、ウメ、ハナモモの特徴、育て方を紹介しました。

春の訪れを感じさせる華やかな花木の3種、庭にあったら素敵ですよね。ぜひチャレンジしてみてください。

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