1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. 経済

「SBI証券vs楽天証券」続けやすいのはどっち?メリット・デメリットをそれぞれ検証

LIMO / 2022年3月9日 14時50分

「SBI証券vs楽天証券」続けやすいのはどっち?メリット・デメリットをそれぞれ検証

「SBI証券vs楽天証券」続けやすいのはどっち?メリット・デメリットをそれぞれ検証

2018年1月からスタートしたつみたてNISAが500万口座を超えました。ネット記事やSNSなどで特集されることも増え、興味を持たれる人も増えているのではないでしょうか。

昔に比べて身近になった資産運用。老後の不安が高まる現代、運用の必要性をより感じるようになりました。つみたてNISAのような積立投資にしろ、株式投資にしろ、運用をはじめる際にはまず証券会社で口座開設をする必要があります。

魅力的な証券会社が多い中、今回はネット証券最大のSBI証券と楽天証券について、どちらが続けやすいのかを検証していきます。

株式の取引手数料は同程度

証券会社を選ぶ際、まず確認したいのが手数料です。投資は損するリスクを気にしてしまいますが、同じくらい手数料についても気にしたいところ。

取引をする方が多い国内株式と米国株式の手数料について、二社を比較しましょう。

出典:SBI証券と楽天証券のHP(2022年3月7日時点)を参考に筆者作成

手数料は変わりませんが、国内株式の場合、SBI証券は手数料の月間合計金額1.1%相当のポイントが、楽天証券は外国株式の取引も含めて原則1%のポイントが付与されます。

株式の売買を考えているのであれば、SBI証券の方がポイントが高いでしょう。

なお、国内株式のコースは他にSBI証券で「国内株式 アクティブプラン」、楽天証券で「いちにち定額コース」があります。こちらは1日に何回も取引する人向けで、二社とも100万円まで手数料0円です。

IPOはSBI証券が強い

次に米国株式の取扱銘柄数や投資信託の本数等を比べてみましょう。

出典:SBI証券と楽天証券のHP(2022年3月7日時点)を参考に筆者作成

米国株式、投資信託ともに本数はそこまで変わりがありません。

IPO実績は2021年でSBI証券が122社、楽天証券が74社と大きな違いがあります。SBI証券はIPOの取扱銘柄数NO1なので、IPOを検討している方にとっては魅力的でしょう。

つみたてNISAの本数はほぼ変わりがありませんが、iDeCoはSBI証券のほうが本数が多くなっています。ただ、楽天証券でも幅広い投資信託を取り扱っています。iDeCoを検討されている方は、自分が運用したい投資信託の取扱いがあるかどうかを事前に確認すると良いでしょう。

また、iDeCoには手数料がかかり、中でも「還付手数料」は2社で違いがあります。

還付手数料は、国民年金基金連合会と信託銀行に支払う金額が全社共通で「1488円」ですが、SBI証券はさらに660円を支払う必要があり「合計2148円」となります。こういった違いも確認しておくといいでしょう。

楽天ユーザーには楽天ポイントの活用が魅力

手数料や取扱銘柄など以外で確認したいのがポイントです。

たとえば楽天証券では、貯まった楽天ポイントで投資信託などを買い付ける「ポイント投資」が可能です。

また、楽天クレジットカード決済で投資信託を積み立てる際、楽天ポイントが「100円につき1ポイント(1%)」付与されます。

ただ、2022年9月買付分より、楽天クレジットカード決済でのポイント還元率が銘柄によって「1%もしくは0.2%」に変更へ。人気の低コストインデックスファンドはほぼ0.2%になります。

しかし2022年8月買付分より、「楽天キャッシュ決済」で楽天カードで楽天キャッシュへチャージ時に0.5%、さらに楽天キャッシュでの投信買付時に「毎月最大5万円まで0.5%(キャンペーンで2022年8~12月買付分)」のポイントが還元されるようになります。

楽天経済圏で生活している人にとってこのようなポイント還元はメリットでしょう。

出典:SBI証券と楽天証券のHP(2022年3月7日時点)を参考に筆者作成

SBI証券は取引に応じてTポイントやPontaポイント、dポイント、vポイントが貯まります。また、TポイントとPontaポイントは「1ポイント=1円」で投資信託の買付が行なえます。

三井住友カードや東急カード、高島屋カードで投資信託の積立投資を行えば、ポイントも付与されます。三井住友カードなら最大2.0%、東急カードは最大3.0%、高島屋カードは最大0.3%。それぞれ諸条件があるので、ご自身がお使いのカード会社を詳しく調べてみましょう。

また、ポイントの活用は便利ですが、還元率など今後も変更がある可能性は考えておきましょう。

両社の口座をもつメリットも

これまで両社を比較してきましたが、基本的には「どのような金融商品に、どれくらいの頻度で投資したいか」「ポイントが活用できるのはどこか」で検討すると良いでしょう。

一方で、複数の証券会社の口座を保有するメリットもあります。たとえば楽天証券で楽天ポイントを活用し、SBI証券でIPOやiDeCoを利用する方法もあるでしょう。

運用とは長い付き合いになることが多いですから、ご自身の希望する運用や生活に合った証券会社を選んでくださいね。

参考資料

金融庁「NISA・ジュニアNISA口座の利用状況に関する調査結果の公表について」(https://www.fsa.go.jp/policy/nisa/20220225.html)

SBI証券「手数料」(https://www.sbisec.co.jp/ETGate/?_ControlID=WPLETmgR001Control&_DataStoreID=DSWPLETmgR001Control&burl=search_home&cat1=home&cat2=price&dir=price%2F&file=home_price.html&getFlg=on#ANC001)

SBI証券「SBI証券のポイントサービス」(https://www.sbisec.co.jp/ETGate/WPLETmgR001Control?OutSide=on&getFlg=on&burl=search_home&cat1=home&cat2=service&dir=service&file=home_point_01.html)

楽天証券「手数料」(https://www.rakuten-sec.co.jp/web/commission/)

SBI証券「SBI証券のえらべるポイント投資」(https://go.sbisec.co.jp/lp/lp_choice_point_inv_20210820.html#point01)

楽天証券「ポイント投資」(https://www.rakuten-sec.co.jp/web/service/point/investment/)

SBI証券「SBI証券のえらべるポイント投資」(https://go.sbisec.co.jp/lp/lp_choice_point_inv_20210820.html#point01)

楽天証券「楽天カードクレジット決済」(https://www.rakuten-sec.co.jp/web/rfund/guide/creditcard.html)

SBI証券「SBI 証券と東急カードによる「クレカつみたて」提供のお知らせ 積立金額の最大 3.00%の東急ポイントを加算」(https://go.sbisec.co.jp/lp/lp_choice_point_inv_20210820.html#point01)

高島屋ファイナンシャル・パートナーズ株式会社「タカシマヤのカード積立」(https://www.takashimaya-fp.co.jp/fund/tsumitate/)

楽天証券「投信積立での「楽天キャッシュ決済」の開始および楽天カードクレジット決済のポイント還元率の一部変更について」(https://www.rakuten-sec.co.jp/web/info/info20220201-01.html)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください