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優待株のANA、株価が7年ぶりの安値圏で推移し続ける本当のワケとは

LIMO / 2022年3月9日 15時0分

優待株のANA、株価が7年ぶりの安値圏で推移し続ける本当のワケとは

優待株のANA、株価が7年ぶりの安値圏で推移し続ける本当のワケとは

株式市場では、常に多くの企業の株価が変動しています。

株価が大きく動いた時、その原因を調べると、今後の投資に活用できるヒントが得られることがあります。

今回は、ANAホールディングス(9202)を取り上げます。

ANAの株価は、長らく7年ぶりの安値圏で推移し続けました。

なぜそのような展開となったのか、背景を検証していきます。

ANAの株価が7年ぶり安値圏で推移

ANAの株価は、2022年3月8日の終値で2167円でした。

2020年3月以降、ANAの株価は2000円台の前半~後半を長らく行き来しました。

この水準は、2014年終盤以来、約7年ぶりの安値圏となります。

なお、2167円という株価は2020年2月28日の終値である2907.5円と比べると、25.5%の下落となりました。

ANAの業績の持ち直しは顕著

まず、ANAの業績の持ち直しのペースは堅調です。

ANAが2022年2月1日に発表した2022年3月期第3四半期の決算では、売上高は738,046百万円(前年同期比+39.9%)、営業利益は△115,817百万円(前年同期は△362,408百万円)、経常利益は△118,340百万円(同△350,757百万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益は△102,804百万円(同△309,575百万円)となりました。

緊急事態宣言が全面解除された2021年10月以降、国内線の旅客需要は大きく改善しました。

国際線貨物も好調が続き、過去最高の売上を更新しました。

コストマネジメントも奏功し、結果、8四半期ぶりに営業利益が黒字転換しました。

コロナに対する不安は根強い

業績が回復しつつも株価が低迷し続けたのは、やはりコロナに対する不安感が強いからと考えられます。

日本含め、各国が様々な感染予防対策を取りながらも、感染者数は2022年に入って急増しました。

出所:厚生労働省検疫所「新型コロナウイルス感染症の世界の状況報告」

感染者数に長期安定的な減少傾向が見られるまでは、業績動向の良し悪しに関係なく、買いは向かいづらいのかもしれません。

まとめにかえて

株価が低迷したANA。

コロナの動向は依然として不鮮明です。

今後も注目です。

参考資料

ANAホールディングス株式会社 株主・投資家情報(https://www.ana.co.jp/group/investors/)

厚生労働省検疫所「新型コロナウイルス感染症の世界の状況報告」(https://www.forth.go.jp/topics/20220208_00010.html)

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