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年収1000万円でも貯金ゼロ?高収入なのにお金が貯まらない人の2つの特徴とは

LIMO / 2022年3月14日 5時20分

年収1000万円でも貯金ゼロ?高収入なのにお金が貯まらない人の2つの特徴とは

年収1000万円でも貯金ゼロ?高収入なのにお金が貯まらない人の2つの特徴とは

高所得貧乏を避けるには

2022年になったと思えば、今年ももう3月に入り時の流れの速さを実感しますね。

3月と言えば、転勤や異動など別れの時期でもありますが同時に出会いの時期でもあります。

みなさんは、今年どのような出会いを期待されますか。今年こそは、素敵な人に巡り会えたらと淡い期待を胸に抱いている人もいるのではないでしょうか。

素敵な人と出会って、そのままゴールイン!となれば良いですが、その前に気になるのが相手のお財布事情です。

最近は、憧れの「年収1000万円」の男性でも、実は貯金が全然ないなんてことも結構あるようです。

そこで今回は、年収1000万円でもお金が全然貯まらない人の特徴について見ていきましょう。

年収1000万は日本でどれくらい?

総務省統計局の「家計調査(2020年度)貯蓄・負債編 二人以上の世帯 詳細結果表」によると、二人以上世帯で年収1000万円以上の割合は全体の約14%です。

年収1000万円以上の世帯から年収額別にその割合と貯蓄額の平均を詳しく見ていきます。

年収1000万円以上1250万円未満:7.3%(貯蓄額平均:2182万円)

年収1250万円以上1500万円未満:3.27%(貯蓄額平均:2720万円)

年収1500万円以上:3.27%(貯蓄額平均:4579万円)

年収が上がるにつれ貯蓄平均額は上がっています。

また、年収1500万円を超えると貯蓄平均額は4000万円台とかなりまとまった貯蓄額になっています。

しかし、実際には一部の大きい貯蓄額に引っ張られ平均値が押し上げられているという可能性もあります。

次の項では、年収1000万円世帯の貯蓄額についてもっと深堀りしていきましょう。

貯蓄額100万円未満の年収1000万円世帯はどれくらい?

金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査(二人以上世帯調査)令和2年調査結果」を元に、年収1000万円~1200万円世帯の貯蓄額と貯蓄額ごとの分布を見ていきましょう。

金融資産保有額(金融資産非保有者を含む)

平均値:2386万円

中央値:1500万円

平均値とは一部の極端に大きな数値に引っ張られ実態より数値が大きくなりがちです。

一方、中央値は数値を小さい順に並べてちょうど真ん中にくる数値を指すため、より実態に近い数値と言えるでしょう。

内訳

~100万円未満:6%(金融資産非保有者含む)

100~400万円未満:10.0%

400~700万円未満:11.0%

700~1000万円未満:10.0%

1000~1500万円未満:11.0%

1500~2000万円未満:11.0%

2000~3000万円未満:12.0%

3000万円以上:28.0%

先ほどのデータでは、年収1000~1250万円世帯の平均貯蓄額は2182万円でしたが、こちらのデータで見ると貯蓄額2000万円を超えている割合は全体の40%です。

実際には、半数以上の方は貯蓄額平均値には達していない結果となっています。

また、貯蓄額が1000万円以下の割合でみても、その数値は約37%となっており、年収1000万円を超えていてもまとまった貯蓄がある人と、あまり貯蓄ができていない世帯で二極化しているようです。

「高所得貧乏」はなぜうまれるのか?

ここでは、年収は高いのに貯蓄ができない「高所得貧乏」に陥りやすい人の特徴について解説していきます。

生活水準が高すぎる

収入が上がると、ちょっと良い所に住んだり良い物を持とうとするなど生活水準を上げる方がほとんどです。

収入が上がった分、浪費をしてしまえば貯金がなかなかできないのは当たり前の話です。

また、一度生活水準を上げてしまうと次に生活水準を下げるのは難しいという方は多いです。

収入が増えた分、浪費に回すのではなく「収入が増えたらから、この分は貯蓄に回す」など貯蓄を確保してから生活水準をできる範囲で上げるという行動をするよう心がけましょう。

「いつか」貯金すればいい

収入が高いと、「今じゃなくても後でまとめて貯金をすればいい」や「ボーナスを貯金すればいいか」などと考えて、月々コツコツと貯金をしない方もいらっしゃいます。

余裕があるこその行動だと思いますが、いつか貯金しようではいつまでも貯金できません。

給与が振り込まれたら、すぐに貯蓄用の口座に貯金できるよう自動積立を活用したり、つみたてニーサや貯蓄型の保険などを活用して強制的にお金が貯まる環境を整えておくと良いでしょう。

まとめにかえて

収入が高くなれば、気も大きくなり財布の紐が緩みやすい方は非常に多いです。

現役時代であれば、貯蓄がなくても生活はなんとか毎月の給与でやりくりできるかもしれません。

しかし、老後の年金生活になると今までの収入から半分程度の収入になったという話も珍しくはありません。

仮に、老後収入は減ったのに生活水準を下げられなければ貯蓄を切り崩して生活をしなくてはいけませんが、それも充分な貯蓄があるという前提での話です。

アリとキリギリスではないですが、将来最後の瞬間にお金に困ったままで終わるのは想像したくないですよね。

であれば、充分な収入を得ている現役の時にコツコツと将来に向けてお金を貯め始めてみてはいかがでしょうか。

参考資料

総務省統計局「家計調査(2020年度)貯蓄・負債編 二人以上の世帯 詳細結果表」(第8-2表 年間収入階級別貯蓄及び負債の1世帯当たり現在高)(https://www.e-stat.go.jp/stat-search/file-download?statInfId=000032087774&fileKind=0)

金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査(二人以上世帯調査)令和2年調査結果」(https://www.shiruporuto.jp/public/document/container/yoron/futari/2020/20bunruif001.html)

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