楽天カード vs イオンカード「メリット・デメリット」を3項目で徹底比較
LIMO / 2022年3月13日 7時15分
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楽天カード vs イオンカード「メリット・デメリット」を3項目で徹底比較
就職や進学、春の新生活を控え、クレジットカードへの新入会を検討している人も多い時期。クレジットカードを選ぶ基準の1つとして「年会費」が挙げられるでしょう。(※編集部注)。
今回は、ともに年会費無料の「楽天カード」と「イオンカード」にフォーカス。2つのカードを比較していきます。
クレジットカードは、「経済圏」とも呼ばれるサービス連携の軸となるアイテムです。一つのカードブランドに絞り、集中的にカードを使ってもよし。2種類のカードブランドを並行して使い、それぞれの「経済圏」のメリットを活用する発想もできそうですね。
早速、楽天カードとイオンカードの使いやすさなどを比較していきましょう。
【関連記事】楽天カードvs三井住友カード(NL)【ポイント還元・徹底比較】2枚の合わせ技もアリ!(https://limo.media/articles/-/28065)
楽天カードvs イオンカード(WAON一体型)「基本のスペック比較」
さいしょに、楽天カードと、イオンカードの基本概要を比較します。楽天・イオンともにいくつかのカード種類やランクがありますが、ここでそれぞれ、ベーシックな「楽天カード」と、「イオンカード(WAON一体型)」を取り上げていきます。
楽天カード
年会費:無料
基本還元率:1%(楽天市場では3%)
国際ブランド:VISA・Mastercard・JCB・American Express
付帯保険:海外旅行傷害保険(最高2000万円)・カード盗難保険
電子マネー:楽天Edy・QUICPay
スマホ決済:楽天ペイ・Apple Pay・Google Pay
イオンカード(WAON一体型)
年会費:無料
還元率:0.5%
国際ブランド:VISA・Master・JCB
付帯保険:ショッピングセーフティ保険(年間50万円)・クレジットカード盗難保障
電子マネー:イオンiD
スマホ決済:Apple Pay
ざっと基本のスペックを見る限り、楽天カードが優勢と言えそうです。とはいえ、クレジットカードの特典は、利用するシーンごとで差があります。基本概要では見えない部分を、次で深掘りしていきます。
その1 楽天カード vs イオンカード「経済圏外」での使いやすさは?
イオンでは楽天Edy、楽天ペイが使えない
楽天の電子マネーである楽天Edyは、全国多くの店舗で使えます。また、コード決済の楽天ペイは、楽天カードのポイント還元率を上乗せしてくれるツールです(後述)。
楽天ユーザーの多くが活用する上記2つのキャッシュレス方法は、どちらもイオンでは利用できません。また、楽天市場を始めとする楽天系サービスでは、イオンカード決済で生じるメリットはないでしょう。
イオン経済圏内なら、イオンカードが断然有利
いわゆる「イオン経済圏」での決済は、やはりイオンカードが断然有利です。
イオン経済圏外では還元率0.5%に過ぎないイオンカードですが、圏内であれば特典をフル活用して、ポイント還元に繋げていけそうです。
イオングループ対象店舗の特典には以下があります。
WAON POINTがいつでも基本の2倍
毎月20・30日の「お客さま感謝デー」は、買い物代金が5%OFF
毎月15日「G.G感謝デー」(55歳以上の会員限定)は 5%OFF
イオングループ以外の店舗でも、毎月10日「AEONCARD Wポイントデー」はイオンカードでの決済で、WAON POINTが基本の2倍(1.0%)となったり、優待加盟店の利用でポイントが付与されたり、といったメリットがあります。
イオンカード会員は「クーポン」でメリットも
特定商業系列で便利なカードは、ポイント還元率だけにフォーカスすると、そのメリットが見えにくくなるかもしれません。
イオンカードは、「サンキューパスポート」「バースデーパスポート」など、イオンで使える割引クーポンを発行しています。
たびたび5~10%オフのチャンスがあるので、イオンユーザーであれば活用しがいがあるでしょう。
イオンカードで貯まったポイントは、WAONその他で使える
イオンカードを使って貯まるポイントは、WAONポイントです。WAONポイントは、電子マネーWAONに交換できます。また、dポイント・JALマイルなど他社ポイントや、商品・商品券との交換が可能です。
カード利用ではでは「割引」にフォーカスして特典をフル活用、貯めたポイントはイオンの外で使うという方法もありそうですね。
その2 ETCカードはイオンが強い!
イオンカードは、「イオン系列で強いカード」といってよいでしょう。ただし、イオンの外でのメリットもあります。それがETCカードです。
イオンカードのETCカードには次の特長があります。
年会費・発行手数料無料
申込翌日(最短の場合)に発送
ETCゲート衝突による車両損傷に、年1回5万円分の見舞金支払い
楽天カードは、原則550円の年会費が発生します(※)。また、申し込みからETCカード到着まで、約2週間必要です。
※ただし楽天ゴールドカード以上の会員や、楽天Point Clubのランクがプラチナ以上の場合は無料です。
その3 基本の還元率は「楽天カード」に軍配
イオンではもちろんイオンカードが優勢ですが、それ以外では基本の還元率が1.0%の楽天カードが心強い存在となるかもしれません。
楽天市場での基本の還元率は3.0%、さらにSPU(スーパーポイントアッププログラム)を利用すると、楽天系のサービス利用状況に応じて、楽天市場での還元率が上がります。
また、街での買い物時は、楽天カードから楽天キャッシュにチャージし、楽天ペイで決済する方法がお得です。
楽天カードから、楽天キャッシュをチャージ(0.5%)
楽天ペイで楽天キャッシュを使って決済(1.0%)
この合わせ技で還元率が1.5倍となります。
楽天ポイントカード加盟店であれば、ポイントカード提示によって、さらに上乗せ還元(0.5~1.0%。お店により異なる)が。上記の還元率が、さらに2.0~2.5%までアップすることも。
こまめな工夫を続けることで、ポイント2重取り・3重取りを目指していけるとよいですね。
まとめにかえて
今回は、年会費無料の楽天カードとイオンカードについて比較をしました。日頃のお買いものでイオン系列のお店を使う人であれば、2枚持ちをしてそれぞれのメリットを最大限に活かす、という方法もありそうですね。
日頃のクレジットカード利用状況、そしてよく使うお店などに合わせ、入会・利用を検討していくとよいでしょう。
※記事中の表記に一部訂正をしております。(2022年3月13日)
参考資料
イオンカード「暮らしのマネーサイト」(https://www.aeon.co.jp/)
楽天カード(公式)(https://www.rakuten-card.co.jp/)
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