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年収400万円「ふつう」の人、みんなはどんな不動産を買い、年収はいくらアップしているのか

LIMO / 2022年3月10日 16時30分

年収400万円「ふつう」の人、みんなはどんな不動産を買い、年収はいくらアップしているのか

年収400万円「ふつう」の人、みんなはどんな不動産を買い、年収はいくらアップしているのか

日経平均が冴えない動きを見せる中、株式以外の投資を検討されている人もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は「不動産」を取り上げ、年収400万円のいわゆる「ふつう」の人が、どのような不動産を買い、年間でどのくらいのリターンを上げているのか、検証したいと思います。

それでは、早速見ていきましょう。

年収400万円の人は中古戸建を多く購入

国税庁の「令和2年(2020年)分 民間給与実態統計調査」によると、年間を通じて勤務した給与所得者の年間給与は平均433万円となりました。

また、少し前の調査になりますが、厚生労働省の「2019年国民生活基礎調査」によると、世帯の所得の中央値は437万円でした。

これを踏まえ、年収400万円を平均的な日本人とします。

次に、不動産の購入データを見てみます。

出所:住宅金融支援機構「フラット35利用者調査」

住宅金融支援機構が発表した「2020年度 フラット35利用者調査」によると、年収600万円未満の人は、中古戸建を買うケースが多いようです。

出所:住宅金融支援機構「フラット35利用者調査」

また、中古戸建の年収倍率は5.5倍となりました。

つまり、年収400万円の人は、年収の5.5倍、つまり2200万円前後の中古戸建を買うというケースが多いといえるのではないでしょうか。

不動産投資による年収の増加分は120万円

住宅の購入は、当然そこに住むためという目的もあるかと思いますが、今回は投資に回したとします。

不動産の利回りは築年数や立地などで変動しますが、今回の検証では「表面利率5.5%」と想定します。

この想定だと、2200万円の戸建て住宅を買った人の年収は、約120万円増えることとなります。

もちろん、ここから諸経費や金利の支払いなどが発生するので「純増額が120万円」ということではないのですが、資産形成を考えるうえで、ひとつの参考情報として活用できるのではないでしょうか。

まとめにかえて

今回は不動産投資の事例をひとつ紹介しました。

不動産投資と聞いたことはあるけど、どのくらいリターンが得られるのかが不鮮明だった人もいらっしゃるかと思います。

今後の参考にしてみてはいかがでしょうか。

参考資料

厚生労働省「2019年 国民生活基礎調査の概況」(https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa19/index.html)

国税庁「令和2年分 民間給与実態統計調査の調査概要」(https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan2020/pdf/000.pdf)

住宅金融支援機構「フラット35利用者調査」(https://www.jhf.go.jp/about/research/loan_flat35.html)

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