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子どもの小中学校受験「させてよかった」約9割。受験や教育費のためにしていることとは

LIMO / 2022年3月21日 14時50分

子どもの小中学校受験「させてよかった」約9割。受験や教育費のためにしていることとは

子どもの小中学校受験「させてよかった」約9割。受験や教育費のためにしていることとは

子どもの入学や進級のこの時期、子どもの進路や学習塾などの見直しを検討される方もいるでしょう。

特に関東・関西を中心に過熱している中学受験。

auじぶん銀行株式会社が関東・関西在住で小中学生の子どもを持つ30~50代の男女を対象に行った「子どもの教育・受験とお金」によると、9割以上が子どもに「小学校・中学校受験をさせて良かった」と答えています(2022年3月14日公表)。

小中学受験をさせた理由や、受験や教育費をどう準備したのかについても確認していきましょう。

私立中学校に通う都道府県トップ10

まずは日本の中でも私立中学に通う生徒が多い都道府県を確認しましょう。

公益財団法人生命保険文化センターによると、私立中学校に通う割合(2019年度)の都道府県別で上位10位は以下のとおりです。

出典:公益財団法人生命保険文化センター「私立中学校に通う割合はどの程度?」

全国で私立に通う割合は7.4%。最も多いのは東京で25.0%と4人に1人を占めます。

次に高知県で18.1%、京都で13.4%、奈良で12.6%と続きます。やはり関東・関西では受験をする方が多いですね。

先ほどのauじぶん銀行の調査によると、「小学校受験だけ」「中学校受験だけ」「小中学校両方」を合わせた受験経験者・予定者は関東は31.6%、関西は22.8%でした。

小中学校受験をさせる理由は?

同調査によると、子どもに小学校、または中学校受験をさせた経験のある親に受験をさせて良かったか聞いたところ、「とても良かったと感じる(45.6%)」「まあよかったと感じる(47.4%)」。あわせて9割以上の人が良かったと感じています。

親が子どもに受験をさせる理由は以下の通りでした。

出典:auじぶん銀行株式会社「子どもの教育・受験とお金」(2022年3月14日公表)

最も多いのは「高校受験をしなくても良いから(中高一貫)」(43.3%)、次に「より良い教育が受けられると思うから」(40.9%)、「幼少期から子どもに合った環境で教育をさせたいから」(34.1%)「将来多くの道が切り開けると思うから」(29.3%)でした。

私立の小学校や中学校は独自の魅力的な教育を行っており、子どもに合った教育を受けさせたいと願う親は多いですよね。

子どもの将来を見据えた上で決断される方は、特に都市部では多いでしょう。

受験する上でやっておいたほうが良いこと

子どもの受験経験者・予定者に聞いた、受験に向けてやっておいた方がいいことについても確認しましょう。

出典:auじぶん銀行株式会社「子どもの教育・受験とお金」(2022年3月14日公表)

1位は「子どもの勉強の習慣作り」(25.7%)です。

実際に受験をしたり、学校へ通うのは子どもです。お子さん自身が受験に対して意欲を持つこと、そして日々勉強する習慣をつけておくことは最も大切でしょう。新年度のこの時期に、学習習慣を見直したいですね。

次に「塾選び」(14.7%)「教育費の確保」(11.0%)「子どもの体調管理」と「家庭での学習習慣づくり」(10.3%)と続きました。

お子さんが夢に向かって努力するのはもちろん、塾選びに教育費の確保、体調管理など親がサポートすることもたくさんあります。家族一丸となってのぞむことになるでしょう。

教育費の準備、何でしている?

中学受験をさせたい親が多い一方で、多くの方が気になるのがその学費です。

文部科学省の「平成30年度子供の学習費調査」によると、幼稚園~高校までの公立・私立別の保護者が出した1年間の子ども一人当たりの学習費は以下の通り。

出典:文部科学省「平成30年度子供の学習費調査」

公立小学校は32万1281円ですが、私立小学校は159万8691円とおよそ5倍。公立中学校は48万8397円ですが、私立中学校は140万6433円とおよそ3倍になります。

auじぶん銀行の調査では、みなさんどのように教育費を準備しているのでしょうか。

出典:auじぶん銀行株式会社「子どもの教育・受験とお金」(2022年3月14日公表)

「普通預金」(59.0%)「学資保険」(42.2%)「定期預金」(30.4%)「株式」「投資信託」(ともに10.8%)と続きました。

大切な教育費ですから、安全性の高いもので確保したいですよね。やはり預金や学資保険を利用する人が多く見られました。特に普通預金は強制力が弱いところがありますから、学資保険などを併用するといいでしょう。

一方で、株式や投資信託も10%ほどおり、他に「つみたてNISA」(6.0%)「ジュニアNISA」(4.0%)「一般NISA」(3.8%)と、資産運用を行ったり、NISA制度を利用したりしている人もいるようです。

教育費として使うまでに長期間あるお金については、一部運用を取り入れてみるのも良いでしょう。

中学受験について親側の意見をみてきましたが、実際に通うのはお子さんです。お子さんの希望や気持ちを聞きながら、進路をサポートしてあげられるといいですね。

参考資料

公益財団法人生命保険文化センター「私立中学校に通う割合はどの程度?」(https://www.jili.or.jp/lifeplan/lifeevent/789.html)

PRTIMES「関東、関西在住 小中学生の子どもを持つ親に聞いた!子どもの小中学校“お受験戦争”経験者の約9割が受験を「させて良かった」と回答! 約7割の親が「高い」と感じる教育費!」(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000292.000026860.html)

文部科学省「平成30年度子供の学習費調査」(https://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa03/gakushuuhi/kekka/k_detail/mext_00102.html)

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