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日産の株を1年前に買った人、本当はいくら損したのか【優待・配当・株価】(2022年3月)

LIMO / 2022年3月17日 14時0分

日産の株を1年前に買った人、本当はいくら損したのか【優待・配当・株価】(2022年3月)

日産の株を1年前に買った人、本当はいくら損したのか【優待・配当・株価】(2022年3月)

株式投資をする上で、配当金や株主優待を目当てに買う株を考える人もいらっしゃるのではないでしょうか。

確かに、実際にお金が振り込まれたり、優待ギフトが送られてきたりすると、リターンを実感しやすいです。

しかし、株式投資には「株価の値上がり・値下がり」もリターンに大きく影響を与えます。

今回は日産自動車(7201)について、「1年前に100株買っていたとしたら、株主優待・配当金・株価変動含めてトータルでリターンはどのくらいだったのか」を見ていきたいと思います。

それではまず、配当金について見ていきましょう。

日産の配当金のリターンはいくらか

日産の株式を2021年3月11日の終値(610.8円)で買い、持ち続けたとすると、2021年3月期の期末配当と、2022年3月期の中間配当の計2回受け取ることができます。

なお、配当基準日を迎えた時点でリターンが確定したとします。

出所:日産自動車 コーポレートサイト

日産の2021年3月期の期末配当、2022年3月期の中間配当はともには0円でした。

そのため、100株ベースの配当金のリターンは0円でした。

日産の株主優待のリターンはいくらか

日産は、毎年3月31日・9月30日現在の株主名簿に記載のある株主に下記の優待を提供しています。

なお、株主に日産車新車のご購入を検討されている方を紹介し、紹介を受けた方が日産車新車をご購入された場合に限っています。

紹介者である株主様ご本人:5,000円相当のギフトカード

新車をご購入されたお客様(株主様本人のご購入を含む) :5,000円相当のカタログギフトを贈呈

今回の検証は100株保有を想定しており、新車を紹介し紹介相手が購入したこととすると、受け取る優待は5,000円相当のギフトカードとなります。

よって、概算5,000円の経済価値と想定します。

そのため、優待のリターンは年間で10,000円となります。

日産のトータル・リターンはいくらか

2021年3月11日の終値は610.8円で、2022年3月11日の終値は455.5円でした。

100株ベースの株価変動によるリターンは-15,530円でした。

配当金が0円、優待のリターンが10,000円ですので、トータル・リターンは-5,530円、-9.1%となりました。

まとめにかえて

日産の株式の年間リターンは-9.1%となり、新車購入の紹介および紹介相手の購入で受けることができる優待や配当金がありながらもマイナスとなりました。

どのように感じられたでしょうか。

株価や配当金の動向、優待の内容など、今後も注目です。

参考資料

日産自動車株式会社 投資家の皆さまへ(https://www.nissan-global.com/JP/IR/)

日産自動車株式会社 配当情報(https://www.nissan-global.com/JP/IR/STOCK/DIVIDEND/)

日産自動車株式会社 株主様紹介特典制度(https://www2.nissan.co.jp/CAMPAIGN/KABUNUSHI/2021A/)

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