吉野家・豚丼「元祖の味」で2度目の復刻【牛丼のライバル】豚丼ヒストリー&おいしい食べ方
LIMO / 2022年3月24日 12時10分
吉野家・豚丼「元祖の味」で2度目の復刻【牛丼のライバル】豚丼ヒストリー&おいしい食べ方
「はやい・うまい・やすい」のキャッチフレーズ、そして吉牛(よしぎゅう)の愛称でも親しまれる吉野家。看板メニューの牛丼のほかの「じゃない方メニュー」も健闘中。
今回は、吉野家の救世主、そして牛丼のライバルともいえる実力派メニューの豚丼にフォーカス!その歴史も振り返りつつ、豚丼のおいしい食べ方もご紹介します。
【こちらもおススメ】【吉野家・牛丼】裏メニュー「つゆだくだく」の頼み方。濃いめの1杯に合うトッピングも! (https://limo.media/articles/-/28270)
吉野家の豚丼がやってきた!
さっそく、本日の主役「豚丼」がカウンターに運ばれてきました。
吉野家公式ホームページでは、
「多くのお客様の支持を得た『豚丼』の復刻商品。懐かしく優しい味わいの豚丼をお楽しみください。お弁当などのお持ち帰りに便利なテイクアウトやデリバリーでもご注文いただけます」
と紹介されています。うーん、「元祖の味」の復刻版なんですね。気になる!
今日は「いただきます!」のその前に、ちょっと気になる豚丼ヒストリーをご紹介。
吉野家・豚丼ヒストリー【2004~2021】
豚丼が吉野家のメニューに初めて登場したのは2004年のこと。若いみなさんにはピンと来ないかもしれませんね。
BSE問題(※)によって米国産牛肉の調達ができなくなり、牛丼の販売が重視された期間に、大ピンチヒッターとして登場したのがこの豚丼なのです。
※BSE問題:BSE(牛海綿状脳症)に感染した牛が日本を含む各国で発見され、世界的な問題となったできごと。
2003年:牛丼の販売停止
十分な牛肉を確保できなくなった吉野家は、営業時間の短縮や特盛の販売を中止するなどの工夫で牛肉の確保を行ないました。しかしやむなく、2003年末に牛丼の販売は中止となります。
2004年~2011年:豚丼の登場
2004年3月、いわゆる「元祖・豚丼」が登場。牛丼の販売中止で窮地に立たされた吉野家の代替商品として、救世主の役目を果たします。
この間に牛丼の販売再開(2006年)もあり、2011年12月、豚丼はいったん終了となりました。
2016年:豚丼が「定番メニューに」
ファンの要望に応え、2016年に定番メニューとして復活した豚丼。
2018年からは“新味「豚丼」としてリニューアルされ、豚の角煮を提供前に甘辛タレで和えるスタイルに方向転換しました。
2021年「元祖豚丼」の味が復刻
2021年1月21日、「初登場時に近い味を目指して復刻」する形で、いまの豚丼に。元祖豚丼の味が、約10年ぶりに復活!
次では、誕生当初の「元祖・豚丼」の復刻版である、新「豚丼」をじっくり味わっていきます。
【吉野家・豚丼】元祖の味を、じっくり味わう
さて、食前のプロローグが長くなってしまいました。ここからは、吉野家・豚丼をじっくり味わっていきます。
甘じょっぱくて旨味がたっぷり
今回の復刻版では、豚肉がさらに美味しくなるように研究が重ねられ、2004年当時の『豚丼』特製たれに豚肉のエキスと旨味を濃縮した成分や生姜が追加されています。
カウンターに到着するとともに。お肉の匂いや生姜の香りがふわっと漂います!
お肉が厚くなった!
豚肉の厚さは従来の 1.3mm から 1.5mm へと変更。肉の旨味が以前よりもしっかりと感じられるようになって、食べごたえもアップ。
吉野家・豚丼のバリエーション
2022年3月現在、吉野家・豚丼のバリエーションは以下の4種類。
豚丼
豚生姜焼き丼
チーズ豚丼
キムチ豚丼
今回はキムチ豚丼をチョイスしてみました。
【吉野家・豚丼】今日はキムチで味わう!
味がしっかりめの豚肉とキムチを一緒に口に運ぶと、ピリッとした辛さがさらに食欲をかき立ててくれます。
キムチのシャキシャキとした歯応えがアクセントとなり、飽きずに食べ進めていける感じ!うーん、いつもの「豚キムチ」とは違って、芯の強い味が舌をうならせてくれます。
番外編
「豚丼+紅生姜+七味」の無料トッピングでも十分に楽しむことできます。
豚丼は特製タレの味がしっかりめ。紅生姜を加えるとさっぱりと爽やかに食べ進めることができて、七味のピリッとした辛さで味を引き締めてくれます。
【吉野家・豚丼】気になるお値段・カロリーは?
ここで、吉野家・豚丼の店内販売価格とカロリーも見ていきます。
小盛:税込 371円・457kcal
並盛:税込 393円・601kcal
アタマの大盛:税込 514円・682kcal
大盛:税込 580円・808kcal
特盛:税込 745円・984kcal
超特盛:税込 866円・1094kcal
並盛で、税込 393円・601kcal ですね。牛丼並盛(税込426円・635キロカロリー)と比較すると、お値段、カロリーともにやや少なめです。
吉野家・豚丼「これぞ、牛丼の良きライバル」
今回は牛丼ではなく豚丼を紹介してきました。牛丼の販売停止にともなって登場した豚丼は、ときに救世主として吉野家を支えながら、主力メニューとしてのポジションを確立してきたといってよいでしょう。
「吉野家では断然牛丼派!」という方も、ぜひ一度味わってみてはいかがでしょうか。
2021年1月に登場した、新「豚丼」。好みのトッピングを追加注文して、カスタマイズしても美味しそうです。
※一部店舗では販売されていません。また、一部店舗及びデリバリーでは価格が異なります。
参考資料
吉野家公式ホームページ「豚丼」(https://www.yoshinoya.com/menu/butadon/buta-don/)
吉野家公式ホームページ「牛丼」(https://www.yoshinoya.com/menu/gyudon/gyu-don/)
吉野家公式ホームページ「牛丼100年ストーリー」(https://www.yoshinoya.com/kodawari/story/)
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