つみたてNISAをはじめるなら「楽天証券vsSBI証券」どっち?それぞれのポイント3選と決め手を解説
LIMO / 2022年3月28日 14時50分
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つみたてNISAをはじめるなら「楽天証券vsSBI証券」どっち?それぞれのポイント3選と決め手を解説
楽天証券とSBI証券は、両社とも日本を代表する大手ネット証券です。毎年40万円まで、最長20年間、非課税で投資をすることができる「つみたてNISA」を始める場合、楽天証券とSBI証券のどちらを利用したら良いのでしょうか。
今回はこの春つみたてNISAを始めたい方に向けて、それぞれの会社の特徴を解説してどちらがおすすめかを一緒に考えてみましょう。
楽天証券とSBI証券のメリット
楽天証券もSBI証券も、つみたてNISAを始めるにはぴったりなネット証券会社です。パソコン画面の操作や手続き方法も分かりやすく、商品や投資に関する情報も豊富。商品数や手数料の点でも大きなメリットがあります。
たとえば、2022年3月21日現在、つみたてNISAの取扱商品数はSBI証券が178本、楽天証券が180本です。日本のネット証券では両社とも取り扱い商品数がトップクラスで、つみたてNISAの商品数が充実しています。
また、投資信託の買付手数料や売却手数料は、SBI証券、楽天証券ともに無料です。両社とも信託報酬と呼ばれる投資信託の手数料が低い商品が揃っているため、安心して取引を行うことができるでしょう。
楽天証券のポイント3選
つみたてNISAをはじめる際の証券会社選びで特に確認しておきたい特徴について、まずは楽天証券を見ていきましょう。
1.楽天ポイント
つみたてNISAで毎月商品を購入する場合、楽天カードを使ったクレジットカード決済を利用すると、楽天ポイントを貯めることができます。
また、貯めた楽天ポイントを使って投資をすることも可能です。楽天市場での買い物や、楽天銀行を利用している方などには大きなメリットとなるでしょう。
2.買付タイミング
楽天証券でつみたてNISAを行う場合、買付タイミングは、「毎日」か「毎月」のどちらかから選択することになっています。
3.ボーナス設定
1年の途中からつみたてNISAを始めた方や、毎月の投資額が3万3333円以下の方の場合、年に2回までボーナス設定をすることで、投資額を増やし、つみたてNISAの年間の非課税枠40万円を使い切ることが可能です。
年に2回だけできるボーナス設定は、楽天証券のユニークな制度です。
たとえば、松井証券ではボーナス設定の仕組みがなく、1カ月の間に複数回の積立注文設定を行うことで、投資額を増やし、非課税枠を使い切る仕組みになっています。
SBI証券のポイント3選
次に、SBI証券の特徴を確認していきます。
1.Tポイント
SBI証券では、現金を使ってつみたてNISAで投資信託を購入すると、Tポイントが貯まります。ただし、Tポイントを使って、つみたてNISAの買付を行うことはできません。
また、三井住友カードを活用すると、クレジットカード決済でつみたてNISAの買い付けが可能です。三井住友カードのクレジットカード決済を行うと、SBI証券で活用できるVポイントというポイントをもらうことができます。
2.買付のタイミング
SBI証券の場合、「毎日」「毎週」「毎月」からつみたてNISAの買付を選択できます。「毎週積立」は、他の証券会社にはあまりない、SBI証券のユニークなサービスです。
3.ボーナス設定
年の途中からつみたてNISAを始めた方や、毎月の投資額が3万3333円以下の方の場合、「ボーナス月コース」と「NISA枠ぎりぎり注文」を活用すると、非課税枠を全て使い切ることが可能です。
ただし、SBI証券では三井住友カードなどのカード決済を選択している場合は、ボーナス月コースは利用できません。
結局どっちがおすすめ?決め手となる2つのポイント
結局、楽天証券とSBI証券ではどちらを選んだらよいのか、迷ってしまう方もいるでしょう。実際、つみたてNISAの最終的な運用利益については、楽天証券もSBI証券も違いはありません。同じ商品を買い付けている場合、最終的な運用結果は同じとなります。
そのため、証券会社を選ぶ上で分かりやすい基準は「ポイント制度」と「今後の投資予定」の2つだと考えられます。
まず「ポイント制度」について、普段から楽天ポイントを貯めてよく活用している方は、楽天証券がおすすめです。一方、三井住友カードを利用している方やTポイントを貯めている方、楽天ポイントを使っていない方は、SBI証券にすると良いでしょう。
次に、「今後の投資予定」について、つみたてNISA以外でも投資を行う予定の場合、両社の取扱商品や手数料を確認しておく必要があります。
たとえば楽天証券よりもSBI証券の方が、取り扱い商品数や外国株式などの取扱国数が多くなっています。株のIPO銘柄の主幹事となるケースも、SBI証券の方が多いという特徴があります。つみたてNISAだけではなく、その他の商品にも投資する場合は、SBI証券の方が使い勝手がよいケースがあります。
初めて投資にチャレンジする場合、証券会社選びでつまずく方もいます。しかし、運用成績の点では楽天証券もSBI証券も違いはないので、安心してどちらかを選択しましょう。
そして、その他の大きな違いである「ポイント制度」と「今後の投資予定」に着目すると、証券会社選びがスムーズに行えるでしょう。
参考資料
楽天証券「つみたてNISA」(https://www.rakuten-sec.co.jp/nisa/tsumitate/)
SBI証券「つみたてNISA」(https://www.sbisec.co.jp/ETGate/?OutSide=on&_ControlID=WPLETmgR001Control&_DataStoreID=DSWPLETmgR001Control&getFlg=on&burl=search_nisa&cat1=nisa&cat2=tsumitate&dir=tsumitate&file=tsumitate_nisa_top.html)
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