つみたてNISAをはじめるときに「初心者が後悔しがちなこと」4選
LIMO / 2022年3月29日 18時50分
つみたてNISAをはじめるときに「初心者が後悔しがちなこと」4選
新しいことを始めるのに最適な春。知り合いがつみたてNISAで運用をはじめたと聞いて、自分もはじめようかなと考えていませんか。
中にはあまり考えずに投資をはじめてしまう方もいますが、つみたてNISAは基本的に長期間行うものですから、きちんと調べてはじめるべきでしょう。
今回はつみたてNISAをはじめるときに初心者が後悔しがちなことを4つご紹介します。
1.投資対象をじっくり選べば良かった
最近はつみたてNISAについての情報がネットやSNSでも幅広く発信されています。
ネットでおすすめされる投資信託を見て、あまり調べずに積立てを始めてしまう人もいるでしゃう。
しかし積立投資は基本的に長期間積み立てることで、利息に利息がつく複利の効果を期待しながら運用するものです。
つみたてNISAの非課税期間は20年間。たとえば30代ではじめた場合、50代まで続けることになります。
20年の間には、社会情勢が変わることもあるでしょう。それでも投資を続けられる先を慎重に選ぶことをおすすめします。
2.ポイントが貯まる金融機関を選べば良かった
つみたてNISAを積み立てる際や投資信託を保有していると、金融機関によってはポイントが貯まる場合があります。
たとえば楽天証券では、つみたてNISAの積立時に楽天カードで決済すれば、楽天ポイントが「100円につき1ポイント(1%)」付与されます※。
※2022年9月買付分より、楽天クレジットカード決済でのポイント還元率が銘柄により「1%もしくは0.2%」へ変更。一方で2022年8月買付分より、楽天カードで楽天キャッシュへチャージ時に0.5%、さらに楽天キャッシュでの投信買付時に「毎月最大5万円まで0.5%(キャンペーンで2022年8~12月買付分)」のポイントが付与されます。
楽天証券の場合、貯まったポイントで運用をすることもできます。
また、SBI証券で「三井住友カード決済」で投信積立をすると0.5~2.0%のVポイントが付与されます。しかしSBI証券ではポイントを使って運用はできません。
今後ポイントの制度や還元率などは変更される可能性もありますが、長期間運用するので付与されるポイントも侮れません。ポイント制度にも着目して金融機関を選ぶといいでしょう。
3.他の運用も考えて金融機関を選べばよかった
積立投資に慣れてくると、他の投資信託や株式などで運用をはじめる方もいるでしょう。
金融機関によって手数料や取扱商品(iDeCo含む)、IPO実績、取引ツール、ポイントなどが異なります。
複数に金融機関を利用する方法もありますが1社に絞ると管理がしやすいですよね。
つみたてNISAをはじめる場合には、自分の今後の運用ニーズまで考えて金融機関を選びましょう。
4.非課税枠をもっと使えばよかった
つみたてNISAの非課税枠は年40万円まで、最長20年間です。具体的な運用期間のイメージを金融庁の資料より確認しましょう。
年40万円を毎月にすると、3万3333円になります。しかし運用を始めたばかりでは、リスクが怖くて月の投資額を抑える方もいるでしょう。
たとえば月5000円で1年間運用すると年6万円。その年の非課税枠は34万円残っていますが、その分を繰り越すことはできません。運用に慣れてくると、後になってもう少し積立額を増やせばよかったと思う場合もあるでしょう。
もちろんリスクがあるので、ご自身に合った金額内で積立金額を決める必要はあります。ただ積立金額だけでなく、使っていない非課税枠についても意識してみましょう。
今回ご紹介した4つの後悔をしないよう、運用をはじめる際にはきちんと情報収集をして、長期的な目線をもってはじめてくださいね。
参考資料
金融庁「つみたてNISAの概要」(https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/tsumitate/overview/index.html)
楽天証券「投信積立での「楽天キャッシュ決済」の開始および楽天カードクレジット決済のポイント還元率の一部変更について」(https://www.rakuten-sec.co.jp/web/info/info20220201-01.html)
SBI証券「三井住友カードでクレカ積立 - SBI証券」(https://go.sbisec.co.jp/lp/sbixsmcc_211213.html)
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