マクドナルドがロシアからの「完全撤退」をすんなり決断できた、本当のワケとは
LIMO / 2022年3月28日 11時15分
マクドナルドがロシアからの「完全撤退」をすんなり決断できた、本当のワケとは
マクドナルドがロシアより撤退し、多くのロシア国民が別れを惜しんだようです。
しかし、閉鎖した約850店のロシアのマクドナルドは、マクドナルド全体では約2%の店舗にしか過ぎません。
一方で、ロシアの3倍以上の2,900店超がある日本は世界屈指のマクドナルド大国です。
完全撤退のロシアを尻目にコロナ禍で完全復活を果たした日本のマクドナルドはアフターコロナ時代も好調を維持するのか、その行方が注目されます。
ロシアによるウクライナ軍事侵攻を受けてマクドナルドがロシアから撤退
ロシアによるウクライナ軍事侵攻に抗議する形で、ロシアから撤退を決める企業が相次いでいます。
その中でマクドナルドのロシア撤退が大きな話題となりました。
マクドナルドはロシアで約850店を展開していたものの、全てを2022年3月13日に閉店しました。
マクドナルドがロシアに進出したのはソ連崩壊後の1990年です。
モスクワに初進出したマクドナルドは大歓迎を受けました。
しかし、32年の時を経てマクドナルドは撤退となり、別れを惜しむロシア人により混雑する中で、閉店の日を迎えたようです。
全世界のマクドナルドの店舗数から見るとロシアの比率は約2%に過ぎない
2021年12月時点でマクドナルドは全世界で40,031店を展開しています。
そのうちロシアは847店であり、全店舗の閉鎖がなされても、全店に占める割合は約2%です。
よってマクドナルドにとりロシアからの撤退はそれほどのダメージではありません。
参考までに下記がマクドナルドの国別出店数のランキングです。
1位 アメリカ 13,438店
2位 中国 4,395店
3位 日本 2,941店
4位 フランス 1,517店
5位 カナダ 1,452店
6位 ドイツ 1,432店
7位 イギリス 1,367店
8位 ブラジル 1,052店
9位 オーストラリア 1,023店
10位 ロシア 847店
ランキングでロシアは第10位です。
ロシアでの出店数は全体から見ると約2%に留まり、それほど多くありません。
だからこそ、マクドナルドはロシアからの撤退を素早く決めることができたといえます。
中国に抜かれたものの店舗数世界第3位の日本
近年マクドナルドは中国で積極的な出店を行っており、既に日本を抜いて世界第2位の出店数となっています。
しかし、日本の出店数2,941店は、4位フランスの1,517店を大きく離しています。
米国・中国・日本がマクドナルドの3大出店地域です。
1店舗あたりの人口で考えると、日本が4.3万人あたりに1店舗(人口1.26億人)に対し、中国32万人あたりに1店舗(人口14.3億人)であり、中国でのマクドナルドの店舗の伸びは米中対立の行方次第の面があるものの、潜在的な拡大余地はまだ充分残されています。
ただし、マクドナルドの身近さという観点では、1店舗あたりの人口比で見ると日本は中国に比べ遙かに身近な存在となっています。
なお、アメリカは1店舗あたり2.4万人(人口3.2億人)であり、さすが本場の身近さという状態です。
日本マクドナルドは鶏肉問題を完全に克服。アフターコロナ時代も快進撃継続か
2014年に日本マクドナルドのマックナゲットに期限切れの鶏肉の利用が発覚し、国内のマクドナルドの利用客が激減しました。
それから7年以上が経過し、コロナ禍を経て日本のマクドナルドは完全復活を果たしています。
国内外食企業がコロナ禍で苦戦する中で、マクドナルドはネットオーダーの積極活用もあり業績は好調を維持しており、日本人のマクドナルド好きは完全に復活しました。
「マクドナルドで利用するポテトの輸入量が減りポテトの注文がSのみになる」というだけでニュースになる国も珍しいといえるでしょう。
それだけマクドナルドは日本で愛されているといえます。
完全撤退のロシアとは対照的な光景です。
まん延防止等重点措置が2022年3月21日に全国で解除となりました。
外食産業もアフターコロナが遂に開始します。
国内のマクドナルドの快進撃はアフターコロナ時代も続くのか、今後の行方が注目されます。
参考資料
日本マクドナルドホールディングス株式会社 IR情報(https://www.mcd-holdings.co.jp/ir/)
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