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高配当株の商船三井、株価はなぜ13年ぶりの高値まで上昇できたのか

LIMO / 2022年4月2日 16時0分

高配当株の商船三井、株価はなぜ13年ぶりの高値まで上昇できたのか

高配当株の商船三井、株価はなぜ13年ぶりの高値まで上昇できたのか

株式市場では、常に多くの企業の株価が変動しています。

株価が大きく動いた時、その原因を調べると、今後の投資に活用できるヒントが得られることがあります。

今回は、商船三井(9104)を取り上げます。

商船三井の株価は上昇し、実に13年超ぶりの高値をつけました。

では、なぜその上昇が起こったのか、背景を解説していきます。

商船三井の株価はどのくらい高く上昇したのか

商船三井の株価は、2022年3月31日の終値で3,420円でした。

2021年12月30日(大納会)の終値である2,846.66円と比べると20.1%の上昇となり、1年前の2021年3月31日の終値である1,291.67円と比べると、2.6倍となります。

過去をさかのぼると、この現在の株価は2008年の夏以来、実に13年ぶりの高値となりました。

バルチック海運指数はどのような推移を見せたのか

ではなぜ、この上昇は起こったのでしょうか。

ひとつ要因として考えられるのは、海運会社の業績を占うとされる「バルチック海運指数」の上昇です。

バルチック海運指数とは、英バルチック海運取引所が発表する外航不定期船の運賃指数です。

平たく言ってしまえば、海運会社にとっての「単価」の変動を表すものです。

出所:The Baltic Exchange

この指数は、2021年9月に13年超ぶりの高水準をマークしました。

つまり、「運賃指数が13年ぶりの高水準となったため、収益拡大への期待から、商船三井の株価も同様に大きく上昇した」と言えるのではないでしょうか。

近年、各国の経済活動が徐々に盛り返す中、中国を中心に資源需要も回復しつつあります。

こうしたことを背景に、海運サービスの受給もひっ迫したのかもしれません。

まとめにかえて

株価が上昇した商船三井。

ただ、バルチック海運指数は2022年に入って上昇幅を吐き出す動きを見せました。

今後も注目です。

参考資料

株式会社商船三井 IR情報(https://www.mol.co.jp/ir/index.html)

The Baltic Exchange "Market Information"(https://www.balticexchange.com/en/data-services/market-information0/dry-services.html)

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