1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. 経済

東証プライム市場が始動、日経平均株価への「本当の影響」とは。今週の値動きも予想

LIMO / 2022年4月4日 12時30分

写真

東証プライム市場が始動、日経平均株価への「本当の影響」とは。今週の値動きも予想

日経平均は3日続落、利益確定で上昇一服

出所:日本経済新聞「日経平均株価」

2022年4月1日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は、前日比155円45銭安の2万7665円98銭でした。

3日続落です。前日の米株式市場でダウ工業株30種平均が前日比で550ドル以上下げたことから、日本株も連れ安となりました。

足元で急騰していたことに加えて、3月末の月末と四半期末のため、利益確定も出やすい局面でした。

今週の展開はどうなるでしょうか。

1日の米株式市場でダウ平均は3日ぶりに反発し、前日比139ドル92セント高の3万4818ドル27セントで終えています。

同日には3月の米雇用統計も発表されました。

非農業部門の雇用者数は前月比43万1000人増と市場予想(49万人増程度)を下回ったものの、失業率が改善したことから消費関連株などが買われました。

日本株も週初から底堅い展開になることが期待されます。

ただし、力強い上昇になるにはまだ時間がかかりそうです。

ロシアによるウクライナ侵攻の問題は、首都キーウでのロシア軍の軍事活動の縮小が表明され、投資家が好感したものの、東部を中心に激しい攻撃が続いています。

また、停戦合意も難航しています。

さて、国内では4日から、東証1部、2部、ジャスダック、マザーズの4市場が再編され、「プライム」「スタンダード」「グロース」の3市場が新たに発足します。

このような大きな再編は、東証2部が新設された1961年以来です。

再編の狙いは、グローバルの機関投資家の資金を呼び込むことです。

3市場それぞれに、流通株式時価総額、流通株式比率、株主数などの上場基準が設けられ、新陳代謝も促します。

ただ、経過措置などを設けたことから、絞り込みは進みませんでした。

プライム企業の2割弱の295社が経過措置の適用企業として残留しました。

東証1部2177社に対して、プライムは1839社での始動となります。

東京市場の活性化に期待したいところですが、当面は大きな変化はなさそうです。

足元では引き続き、地政学リスクや為替の動向などに応じた、神経質な動きになりそうです。

一時200日線を突破するが、上値を押さえられる

先週の日経平均の値動きをテクニカル面から振り返ってみましょう。

前週は一時200日線も突破しました。

その後は上値を押さえられていたことから、先週、回復できるかどうかがポイントでした。

実際には、何度かトライしたものの、ローソク足の実体が200日線を超える結果にはなりませんでした。

一方で、75日線付近では下値をサポートされました。

今週以降の展開はどうなるでしょうか。

チャートの形は悪くありません。

足元では、1月15日の高値(2万9388円)を始点とする短期的な下降トレンドとなっていましたが、そのチャネルの上限を超えています。

少し気になるのは、現在の価格がさらに上のステージの、9月14日の高値(3万795円)を始点とする中期的な下降トレンドラインの上限付近にかかっていること。

このあたりと200日線が重なっているため、やや抜けるのにパワーがかかっています。

それだけに抜けてしまえばさらなる上昇、3万円超えも期待できます。

今週まずは200日線を奪回できるかどうかに注目したいところです。

3月上旬から急騰し、3000円以上上昇していますので、このあたりで利益確定も出やすいところです。

上昇一服の調整があるかもしれません。

ただし、25日移動平均(2万6600円付近)までも、だいぶ距離がありますので、2万7000円付近まで下落しても、押し目買いの好機と考えていいでしょう。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください