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電気自動車の3つのメリット・デメリットとは?維持費は意外に安いか、ガソリン車と徹底比較!

LIMO / 2022年4月13日 19時35分

電気自動車の3つのメリット・デメリットとは?維持費は意外に安いか、ガソリン車と徹底比較!

電気自動車の3つのメリット・デメリットとは?維持費は意外に安いか、ガソリン車と徹底比較!

2030年代にはガソリン車の新規販売がなくなって電気自動車になる、という話を聞いたことがあるかと思います。電気自動車の開発を各メーカーが進めていますが、まだ乗ったこともない方がほとんどというのが現状。

電気自動車は充電インフラや走行性能ばかりにクローズアップされますが、維持費についてはガソリン車と比べてどれくらい変わるか不透明な部分があります。

そこで今記事では、電気自動車の税金やメンテナンス費などの維持費についてガソリン車と比較していきます。

電気自動車の3つのメリット!維持費は意外に安い?

あまり知られていませんが、電気自動車の購入価格は高いものの維持費が意外と抑えられるというメリットがあります。ここでは3つの点について日産の電気自動車リーフを例にして確認していきます。

電気自動車のメリット.税金などの優遇

まずは税金面です。税金と聞くと毎年5月に支払う自動車税のイメージが強いかと思います。リーフの場合は自動車税は排気量1000cc以下のカテゴリーに分類され、年額2万5000円となります。

新車購入時はグリーン化特例で75%軽減されます。さらに東京都の場合は新車登録時と翌年から5年間の自動車税が免税となります。お住まいの自治体によって異なりますので、確認してみましょう。

また、購入時には環境性能割(旧自動車取得税)が課せられますが、電気自動車の場合は免税となります。

さらに新車登録時や継続車検時に課税される自動車重量税は、リーフの場合は年間7500円ですが、特例により5年間免税となります。つまり新車登録時と初回車検は税金がかからないということになりますね。

そしてリーフの場合、新車購入時に国からの補助金を受けることができます。グレードなど購入条件によって変動がありますが、最大85万円の補助金を受け取れます。

補助金一覧をみる

【出典】経済産業省「令和3年度補正予算「クリーンエネルギー自動車・インフラ導入促進補助金」・令和4年度予算「クリーンエネルギー自動車導入促進補助金」」

これに加えて東京都での登録の場合は最大45万円の補助金を受け取れますので、最大130万円も購入費用を削減することができるのです。

電気自動車のメリット.メンテナンスコスト

車を維持する上でメンテナンスにかかる費用がかかってきます。
ガソリン車の場合、ガソリン車と比較すると以下のような特徴があります。

エンジンがない(=オイル交換の必要がない)

回生ブレーキを中心に使うのでブレーキパッドの摩耗が少ない(=ブレーキパッドの交換頻度が少なく済む)

1回あたり4000円のエンジンオイル交換を年2回したとしたら年間8000円、ブレーキパッド交換が前後交換で約2万円とした場合、長い目で見ればその交換頻度が少なくなるということになります。

電気自動車のメリット.電気代

ガソリン車の場合、車を走らせるためにはガソリンが必要になります。電気自動車はガソリンは使いませんが電気は使います。

ただ、ガソリンと比較すると必要な費用が少なく済む傾向になります。

年間1万km走る人を例に計算してみましょう。

電気自動車の場合(電費が6.5km/kWh、電気料金が25円/kWhと仮定)

1万km÷6.5km/kWh=1538kWh

1538kWh×25円=3万8450円

ガソリン車の場合(燃費が15km/L、レギュラーガソリンが170円と仮定)

1万km÷15km/L=666.67L

666.67L×170円=11万3334円

この例だと年間で約7万5000円の燃料代が浮くという計算になります。

電気自動車を持つことはいいことばかりではない?3つのデメリットとは

ここまでみていると電気自動車は意外と安いのかも?と思うかもしれません。
ですが電気自動車には避けられないデメリットがありますので、しっかりと把握しておきましょう。

電気自動車のデメリット.補助金を受けるための条件面

前段で東京都の場合は最大130万円の補助金が受けられると記載しました。国の補助金の場合、保有義務期間というものが設定されており、その期間以内に車を売却などで手放すと補助金の返金義務が生じます。リーフの場合は4年間の保有義務が課せられていますので、補助金をフルで受け取るならその期間以上車を保有し続けなければなりません。

電気自動車のデメリット.外出先での充電問題

いくら充電器が増えてきているとはいえ、サービスエリアなどの充電スポットの数が十分とはいえません。
場合によっては充電をしている先客がいる、充電待ちをしている人がいると言ったことが起こります。そうなると自身の車の充電が完了するまで1時間以上のロスが発生することも。

電気自動車が増えるにあたり充電スポットが増えてきても1回にかかる充電時間(急速充電の場合は30分)は変わりませんので、この部分がネックと言えます。

電気自動車のデメリット.環境によって性能が変わる

極端に暑かったり寒かったりした場合、性能が変わるのが電気自動車の特徴。冷暖房などで電力をより使ってしまうため航続可能距離が減ってしまいます。カタログでは300km以上走るとうたわれていても2割から3割減となる場合もあります。電気自動車はガソリン車以上に性能の変化を起こしやすい傾向にあります。

電気自動車のメリット・デメリットを正しく理解する

各メーカーがしのぎを削っています。今後はデメリットが少なくなり、よりメリットが強調された改良型の電気自動車の開発をし、発売してくることが予想されます。いま売られている電気自動車もメリットデメリットがありますが、十分に使える性能であることは間違いありません。

ご自身の環境や車の使い方によっては大幅なコストカットも可能になります。総合的に比較をして検討してみましょう。

参考資料

日産自動車株式会社「リーフ」(https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/leaf.html)

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