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楽天の株主、この1年で本当はどのくらい「損」したのか(優待・配当・株価)

LIMO / 2022年4月19日 6時15分

楽天の株主、この1年で本当はどのくらい「損」したのか(優待・配当・株価)

楽天の株主、この1年で本当はどのくらい「損」したのか(優待・配当・株価)

株式投資をする上で、配当金や株主優待を目当てに買う株を考える人もいらっしゃるのではないでしょうか。

確かに、実際にお金が振り込まれたり、優待ギフトが送られてきたりすると、リターンを実感しやすいです。

しかし、株式投資には「株価の値上がり・値下がり」もリターンに大きく影響を与えます。

今回は楽天グループ(4755)について、「1年前に100株買った人の、株主優待、配当、株価変動を含めた本当の損失額」を見ていきたいと思います。

それではまず、配当金について見ていきましょう。

楽天の配当金のリターンはいくらか

楽天の株式を2021年4月15日の終値(1,376円)で買い、持ち続けたとすると2021年12月期の中間配当と期末配当の計2回を受け取ることができます。

なお、配当基準日を迎えた時点でリターンが確定したとします。

出所:楽天グループ株式会社 公式ウェブサイト

楽天の2021年12月期の中間配当は0円、期末配当は4.5円を出しています。

そのため、100株ベースの配当金のリターンは450円でした。

楽天の株主優待のリターンはいくらか

楽天は、毎年12月31日現在の株主名簿に記載のある株主に優待を提供しています。

内容は「楽天キャッシュ」「楽天トラベル 国内宿泊クーポン(1,500円分)」です。

楽天キャッシュとは、「楽天市場」「楽天トラベル」「ラクマ」などのインターネットサービスと、楽天ペイアプリ加盟店などで支払いに利用できるオンライン上の電子マネーです。

100~999株保有

保有期間5年未満:500円

保有期間5年以上:1,000円

1,000~4,999株株保有

保有期間5年未満:1,000円

保有期間5年以上:1,500円

5,000~9,999株株保有

保有期間5年未満:1,500円

保有期間5年以上:2,000円

10,000株~保有

保有期間5年未満:2,000円

保有期間5年以上:2,500円

今回の検証では100株を1年保有しているため「楽天キャッシュ」付与額は500円であり、「「楽天トラベル 国内宿泊クーポン(1,500円分)」とあわせて2,000円の優待です。

そのため、優待のリターンは2,000円となります。

楽天の株主優待、配当、株価変動を含めたトータル・リターンはいくらか

2021年4月15日の終値は1,376円で、2022年4月15日の終値は939円でした。

100株ベースの株価変動によるリターンは-43,700円でした。

配当金が450円、優待のリターンが2,000円ですので、トータル・リターンは-41,250円、-30.0%となりました。

まとめにかえて

楽天の株式のリターンは-30.0%となり、優待や配当金がありながらもマイナスとなりました。

どのように感じられたでしょうか。

株価や配当金の動向、優待の内容など、今後も注目です。

参考資料

楽天グループ株式会社 投資家情報(https://corp.rakuten.co.jp/investors/)

楽天グループ株式会社 配当・株主還元(https://corp.rakuten.co.jp/investors/stock/dividends.html)

楽天グループ株式会社 株主優待制度(https://corp.rakuten.co.jp/investors/stock/preferential.html)

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