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20~30代がつみたてNISAを「はじめる前に知っておきたいポイント」3選

LIMO / 2022年4月29日 18時50分

20~30代がつみたてNISAを「はじめる前に知っておきたいポイント」3選

20~30代がつみたてNISAを「はじめる前に知っておきたいポイント」3選

2021年9月時点の20~30代におけるつみたてNISAの口座数は約280万

つみたてNISAを上手く活用することで、将来のために資産形成しようという考えが特に20~30代の若年層の間で広がっています。

一方で「つみたてNISAを利用していない自分は取り残されている?」「つみたてNISAについて話題になる機会が多いけど、みんな利用しているの?」といった疑問や不安を抱えている人もいるかもしれませんね。

今回は20~30代のつみたてNISAの利用状況について見た上で、つみたてNISAをはじめる前に知っておきたい3つのことを説明します。

つみたてNISAを利用している20~30代はどのくらいいる?

日本証券業協会の「NISA口座開設・利用状況調査結果(2021年9月30日現在)について」によると、2021年9月時点で20~30代におけるつみたてNISAの口座数は約280万に及び、口座数が右肩上がりになっていることが明らかにされています。

出典:日本証券業協会「NISA口座開設・利用状況調査結果(2021年9月30日現在)について」

20代と30代におけるつみたてNISAの口座数は、他の年代と比べても大きく増えており、つみたてNISAに興味を持つ若い世代が増えていることが上記の表から分かります。

20~30代がつみたてNISAの利用で気をつけたい3つのポイント

20代や30代といった若い層からも人気を集めているつみたてNISA。つみたてNISAの利用者数は2019年頃から飛躍的に増加しており、今後もさらに増加すると考えられます。

そこで、20~30代がつみたてNISAを利用するにあたって気をつけたい3つのポイントを紹介します。

つみたてNISAのポイント1.20年持ち続けることを考える必要はない

つみたてNISAで購入した残高は20年間にわたり非課税になりますが、購入した資産を売却した場合、売却分について非課税枠を再度利用することは認められません。

最大限の非課税効果を得るため、銘柄を20年間持ち続けたいと考える人もいます。しかし、購入した銘柄を20年間持ち続けることに気を取られるのはナンセンス。20年間持ち続けられるかどうかを軸にして銘柄選びを行うと、選択肢が極端に狭まります。

また、20年後も上がり続ける銘柄をデータや知識から予想できたとしても、変わりゆく社会情勢の中で考えていた通りに可能性も高いといえるでしょう。

つみたてNISAのポイント2.長期投資に優れている≠優れた銘柄

20~30代の中には「年齢を味方につけて資産を増やしていきたい」と考えている人は多いと見受けられます。

つみたてNISAの銘柄は金融庁が決めているため、長期投資に適した安定性のある銘柄となっています。若い世代の中には長期投資に優れているか否かを基準とし、銘柄を選ぶ人も少なくないはず。しかし、長期投資に適している銘柄が優れた銘柄ではないことにも留意しておかなければなりません。

銘柄を選ぶ際は、長期投資に優れているか否かよりも、「運用方針や価格特性、過去の実績」などに着目することが重要です。

つみたてNISAのポイント3.積立額は見直しできることを念頭に入れておく

20代でつみたてNISAをはじめる人も多いですが、社会人として働きはじめたばかりの20代は他の年代と比べて給料水準が低い傾向にあります。生活に余裕がないものの、将来のためにとつみたてNISAの利用を検討している20代もいるでしょう。

つみたてNISAは加入当初に設定した金額を積み立て続けるのではなく、積立額を見直すこともできます。生活が安定したタイミングや昇給のタイミングで積立額を増やすことも可能です。

老後資金について不安を抱えている人も多いため、多少無理をしてでも資産形成に励む人もいます。しかし、20代や30代はライフイベントにもお金がかかる年代。

また、若い世代には収入がアップする見込みも十分ありますので、高額な金額を無理して積み立てることはおすすめしません。

「つみたてNISA」は自分に合ったものをはじめよう

つみたてNISAは金融庁が判断した公募株式投資信託などが銘柄の対象となっている他、最長20年にわたって非課税になることなどから、投資初心者にとってはじめやすく、かつ資産を安心して運用できるといえるでしょう。

また、iDeCoと違い、引き出すタイミングに柔軟性がある点も人気の秘訣です。

20~30代でつみたてNISAの利用を検討している人の中には、資産を長期的に運用しようと考える人も多いと見受けられます。投資のポイントの一つに長期運用がありますが、将来を見据えるあまり生活費を無理に削って積立金に充てたり、先のことばかりを見越した銘柄を選んだりすることはおすすめできません。

まずは自分に合った金額からはじめてみてくださいね。

参考資料

日本証券業協会「NISA口座開設・利用状況調査結果(2021年9月30日現在)について」(https://www.jsda.or.jp/shiryoshitsu/toukei/files/nisajoukyou/nisaall.pdf?msclkid=ad9a90a7bd3e11eca67fdc3689e56930)

金融庁「NISA・ジュニアNISA利用状況調査」(https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/datacollection/index.html)

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