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【家賃6ヶ月分?】賃貸契約の初期費用を抑える4つの方法と引っ越し代を抑える3つのコツ

LIMO / 2022年5月7日 12時0分

【家賃6ヶ月分?】賃貸契約の初期費用を抑える4つの方法と引っ越し代を抑える3つのコツ

【家賃6ヶ月分?】賃貸契約の初期費用を抑える4つの方法と引っ越し代を抑える3つのコツ

賃貸契約でかかる5つの初期費用と相場とは

賃貸契約の初期費用の相場は、家賃の5~6ヶ月分前後と高額です。しかし、物件によっては初期費用が抑えられることも。また、賃貸物件への引っ越し費用も安くするコツがあります。

賃貸契約でかかる5つの初期費用と相場

賃貸物件を借りるには、毎月支払う家賃のみならず「初期費用」がかかります。その内訳と相場は次の通りです。

賃貸契約でかかる初期費用と相場1. 敷金・礼金

公益財団法人日本賃貸住宅管理協会「日管協短観」

まず「敷金」とは、将来、退去するときの原状回復に充てられる費用です。相場は、賃料1~1.5ヶ月分。原状回復にかかった費用が少なければ、残りは戻ってきます。

続いて「礼金」は、読んで字のごとく、お礼のために支払う費用です。支払先は、オーナー。相場は、賃料の1ヶ月分前後です。

敷金や礼金は、地域差が大きい費用でもあります。関西圏は、礼金が高い分、敷金は安め。首都圏は逆に礼金が安く、敷金は関西圏よりやや高い傾向にあります。

賃貸契約でかかる初期費用と相場2. 仲介手数料

「仲介手数料」は、賃貸物件を仲介してくれた不動産会社に支払う費用です。相場は、賃料の1/2~1ヶ月分プラス消費税です。

賃貸契約でかかる初期費用と相場3. 前払い賃料

「前払い賃料」とは、契約した翌月分の賃料のこと。月の途中で契約した場合は、当月分の残りの日数を日割り計算して支払いますので、賃料の1~2ヶ月分になります。

賃貸契約でかかる初期費用と相場4. 火災保険料

万一のときに備えるためには「火災保険料」も負担しなければなりません。費用は、家の広さや補償範囲によりますが1~2万円程が一般的です。

賃貸契約でかかる初期費用と相場5. 保証料

「保証料」とは、保険会社に加入するための費用です。相場は、賃料の1/2~1ヶ月分。連帯保証人を立てる場合には、不要の場合があります。

賃貸契約の初期費用を抑える4つの方法

家賃の5~6ヶ月分と、決して安くない賃貸契約の初期費用。しかし初期費用の多くは「必須」な費用というわけではありません。たとえば「礼金」は、オーナーが不要と判断すればなしにもなります。

初期費用の負担を減らしたいと考えている方は、次の4つの方法を検討してみましょう。

賃貸契約の初期費用を抑える方法1. 敷金・礼金なしやフリーレント物件を選ぶ

公益財団法人日本賃貸住宅管理協会「日管協短観 」

賃貸物件の中には「敷金・礼金なし」や数ヶ月分の賃料を無料とする「フリーレント」の物件もあります。オーナーにとって、最も避けたいのは、長期間、空室になること。敷金・礼金なしやフリーレントは、オーナーによる空室対策ということですね。

日本では、人口とともに世帯数の減少も始まっており、空き家問題も深刻化しています。こういった状況にも鑑み、賃貸契約の初期費用を下げる物件も増加傾向にあります。

とくに、賃貸の繁忙期といわれる1~3月を避けると「礼金なし」や「フリーレント」の物件が見つかりやすいものです。

賃貸契約の初期費用を抑える方法2. UR賃貸住宅を選ぶ

独立行政法人UR都市機構が管理・提供するUR賃貸住宅は、礼金・仲介手数料・更新料・保証料が不要です。

UR賃貸住宅と聞くと「古い」「昔ながらの団地」というイメージがある方も多いでしょうが、現代のニーズに合わせてリフォームしたお部屋も多くあります。

賃貸契約の初期費用を抑える方法3. ときには「交渉」も効果的

受け入れられるかはオーナー次第ですが、初期費用の「交渉」も可能です。先述通り、オーナーが最も避けたいのは長期間、空室になること。閑散期や空室が続いている物件は、交渉の余地があるといえます。

また仲介手数料についても、法律で定められているのは「上限」のみ。不動産会社に交渉することで、費用が下がる可能性もあります。

賃貸契約の初期費用を抑える方法4. 不動産会社によっては分割払いも可

一度に高額な初期費用を支払うことが難しい場合は、クレジットカード決済による分割払いを検討しましょう。クレジットカードを使えば、ポイントも貯まります。

ただし、クレカ払いや分割払いに対応していない不動産会社もありますので、要事前確認です。

引っ越し代を抑える3つのコツ

「賃貸契約の初期費用」ではないものの、賃貸住宅に転居する場合には引っ越し代がかかります。引っ越し費用もまた、賃貸契約の初期費用と同様に定価が決まっているわけではありません。費用を抑えるにはコツがあります。

引っ越し代を抑えるコツ1. 合い見積もりを取る

合い見積もりは、どんな商品・サービスにおいても、価格がより安いものを見つけるためには効果的な方法です。価格の比較だけでなく、合い見積もりによって、業者同士に競合意識を植え付けることも可能。さらなる値引きにも期待できます。

引っ越し代を抑えるコツ2.  繁忙期を避ける

国土交通省「令和2年度における大手引越事業者6者の引越件数」

引っ越し費用は、各社ともに、時期によって金額が大きく変わります。年度が変わる3~4月が最も高額で、繁忙期が開けた5月や繁忙期前の1月には価格が安くなるものです。

引っ越し代を抑えるコツ3. 日時指定をしない

引越し業者が一度に対応できる引越し件数には、限度があります。時期によって費用が変わるのは、込み合っているときには価格を高く、余力があるときには安くしているからです。

これは繁忙期や閑散期の話だけでなく、余力が多いときには費用を安くしてでも受注したいもの。そのため、引越し日や時間帯をこちらが決めるのではなく、ある程度、期間を決めたうえで「この中で安い日時にしてください」という依頼の仕方をすることで、引っ越し費用を安くできる可能性があります。

参考資料

公益財団法人日本賃貸住宅管理協会「日管協短観」(https://www.jpm.jp/marketdata/pdf/tankan25.pdf)

国土交通省「令和2年度における大手引っ越し業者6者の引越し件数」(https://www.mlit.go.jp/common/001447101.pdf)

UR都市機構(https://www.ur-net.go.jp/aboutus/index.html)

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