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「塾と家庭教師」メリットとデメリットを”元塾講師”が徹底比較。結局どっちがいいのか

LIMO / 2022年5月1日 17時50分

「塾と家庭教師」メリットとデメリットを”元塾講師”が徹底比較。結局どっちがいいのか

「塾と家庭教師」メリットとデメリットを”元塾講師”が徹底比較。結局どっちがいいのか

決め手は「月謝」や「子どもとの相性」

子どもの学年が上がり、中学進学を機に検討し始めるのが「塾に通うタイミング」や「塾と家庭教師のどちらが良いか」といった勉強に関することです。

自分でしっかり勉強できる子なら親も悩まずに済みますが、多くの子はそうはいきません。

とはいえ、今は塾といっても集団形式や少人数クラス、個別形式や自学自習形式と複数のパターンがあります。また、家庭教師でも全国展開している大手から、長年地域で指導している家庭教師と様々なタイプの先生がいます。

そして、気になる月謝の幅もあります。選択肢が多い分「我が子に合うのはどれ?」と悩んでしまうのも仕方ありません。

そこで今回は、塾と家庭教師のメリットデメリットを“元塾講師”の視点で紹介していきます。

選択肢が増えたからこそ親の悩みも増える

少子化の時代で教育産業を取り巻く環境は厳しいものがありますが、「塾」でも多種多様なスタイルの塾が存在しています。

昔からある集団形式、2000年代初頭から急増した個別形式の二つが現在の主流です。

この他にも、生徒数が10人程度までの少人数制クラスや担当の先生が見回りをしながら生徒が自学自習する自立型学習塾があります。

塾を検討する際、多種多様な中から子どもに合うスタイルを選ぶことになりますが、各塾で以下のようなメリットがあります。

集団形式は周りの子と切磋琢磨して勉学に励める

個別形式は自分のペースで先生に質問しながらしっかり理解を深められる

少人数制はアットホームな雰囲気で勉強に打ち込める

自立型学習塾は学習習慣の定着を目指しつつ勉強時間を増やせる

各タイプの塾のデメリットは以下の通りです。

集団形式は一斉授業で理解が甘くてもどんどん進んでいく

個別形式は相性の良い先生が見つかるまで先生を何度も交代しがち

少人数制は苦手な子と同じクラスだと苦痛になる

自立型学習は本人のやる気の有無で左右される

月謝の面をクローズアップすると、個別形式や少人数制のクラスは先生との距離も近く手厚い指導が特徴ということもあり、一般的に高めです。

一方、集団形式のなかでも中学受験コースや進学高校受験クラスは使う教材も異なるため月謝は安くありません。自立型学習はサポート的な先生がいる中で生徒自身が勉強するので月謝は控えめに設定されています。

特徴のある塾があり、まずは「子どもはどのタイプの塾が合うか」を考えていくようにしてください。

家庭教師の情報も増えている

家庭教師というと、インターネットが発達する以前では「どのくらいかかるか分からない」「高そう」「教材購入でトラブルを起こす」といった不透明な部分や噂話も浸透し、家庭教師を頼む心理的なハードルは高かったです。

今では、インターネットを介して家庭教師に関する情報もクリアになっており「都市伝説的なもの」はなくなっています。

家庭教師は大まかに会社に登録し派遣される先生と、塾や家庭教師を経て独立して個人で家庭教師をしている先生のタイプに分類されます。

家庭教師を派遣する会社でも個人でもHPやブログで月謝といった費用を掲載し、問い合わせにも対応しているので昔に比べればかなり家庭教師の情報もクリアになりました。また、個人の先生はSNSやブログや自身のHPで情報を発信している方も多いです。

家庭教師は以下のようなメリットがあります。

習い事が忙しくても家に来てもらえるので融通が利く

勉強のやり方から教えて欲しいと頼みやすい

志望校がはっきりしている場合は学習計画を考えてもらえる

親も子も先生に要望や悩みを言いやすい

その反対に、デメリットもあります。

子どもに合う先生にすぐに出会えるとは限らない

先生の指導力に開きがある

塾よりも月謝が高い傾向がある

生徒自身が実力を確認しづらい

子どもの勉強への意識を変えてくれて、親身に相談してくれることも期待できますが、家族以外の人を招き入れるため、常に掃除を心がけるため何かと気遣いも必要になります。

家庭教師を検討する際もメリットとデメリットを理解していくことが肝要です。

子どもの可能性を狭めない選択を

そろそろ塾や家庭教師を考えてみよう、と思い立ってもインターネット上には情報がたくさんあり頭を悩ませてしまいます。そんな時は、無料体験を行っている塾や家庭教師も多いので積極的に活用してみましょう。

そして、一般的になかなか先生に質問できない内向的な子は個別指導や家庭教師の方が良いとする向きがありますが、思いのほか周囲の子ども達の雰囲気が合って、そこから勉強に打ち込むこともあります。

そのため、最初から「集団形式は候補から外す」をしないようにしてください。

少子化でも親世代の時に比べて塾のスタイルも多種多様です。ベールに包まれていた印象の強い家庭教師も、インターネットによって情報が明らかになっています。

メリットとデメリットを理解しつつ、子どもの成績を向上してくれる塾や家庭教師を探していきたいですね。

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