電力会社の乗り換え「1000円以上く安くなった」が約4割!1年で最も電気料金がかかるのは何月?
LIMO / 2022年4月27日 18時50分
![電力会社の乗り換え「1000円以上く安くなった」が約4割!1年で最も電気料金がかかるのは何月?](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/toushin1/toushin1_29162_0-small.jpg)
電力会社の乗り換え「1000円以上く安くなった」が約4割!1年で最も電気料金がかかるのは何月?
電力会社の乗り換えはいつがベストか
保険会社マンモス株式会社が10~60代以上の男女500名に行った「電力会社と電力自由化についてアンケート調査」によると、電力の自由化について興味はあるけれど、現状何もしていないという人は46%でした(2022年4月21日公表)。
固定費の見直しの一つとして電力会社の乗り換えがありますが、同調査で実際に行っている人は22%です。
しかし東京電力エナジーパートナーの「2022年5月分電気料金の燃料費調整について(2022年3月30日公表)」によると、5月分の電気料金は4月分に比べて平均モデルでの影響額で146円増となっています(燃料費調整や5月分から適用される2022年度の再生可能エネルギー発電促進賦課金単価(3.45円/kWh〔2022年3月25日経済産業省発表〕)を反映して算定)。
電気料金の値上げを考えると、電力会社の乗り換えを検討される方もいるでしょう。今回は1カ月の電気料金で最も高い月を確認しながら、みんながどのように乗り換えをしているのかを見ていきます。
電気料金の平均はいくら?1番高い月は何月か
まずは総務省統計局の「家計調査報告(家計収支編)ー2020年(令和2年)平均結果ー(二人以上の世帯)」より、世帯別の1カ月の電気代を確認しましょう。
【世帯人員別】1カ月の電気代
2人:9515円
3人:1万932円
4人:1万1788円
5人:1万2471円
6人~:1万6003円
2人世帯では9515円、4人世帯では1万1788円でした。
二人以上世帯の年間の電気代も確認します。
二人以上世帯・2020年(令和2年)の電気代
1月:1万2232円
2月:1万3201円
3月:1万3100円
4月:1万2117円
5月:1万541円
6月:9153円
7月:8585円
8月:9661円
9月:1万1206円
10月:1万152円
11月:8965円
12月:9137円
上記で注意したいのは、請求やメーターの検針があった日ではなく、世帯が実際に支払った日(口座振替の場合は口座振替日) が反映されていること。つまり5月の電気代は、4月の使用量を反映しています。
電気代が1万円を超えるのは1~5月と9~10月なので、利用月にすると12~4月と8~9月。やはり夏と冬ですね。
電気料金を抑えるためには夏と冬の前、つまり今がベストと言えるでしょう。
電力会社の乗り換え、実際にいくら安くなった?
では保険マンモス会社の調査より、まず電力会社の乗り換えで削減できた電気代を月額で確認しましょう。
![](https://limo.ismcdn.jp/mwimgs/9/3/-/img_9302e9a7ecc847a0e4de7d6bb3bff9cd52480.png)
出典:保険マンモス株式会社「電力会社と電力自由化についてアンケート調査」(2022年4月21日公表)
最も多いのは「1000円未満」(59%)。それ以外の41%は1000円以上の削減となっています。1000円以上で最も多いのは「2000~3000円未満」(28%)でした。
実際に乗り換えた電力会社は以下の通り。
![](https://limo.ismcdn.jp/mwimgs/9/8/-/img_989ea1b655fd2335ddfc98547011c0db55918.png)
出典:保険マンモス株式会社「電力会社と電力自由化についてアンケート調査」(2022年4月21日公表)
1位がソフトバンクでんき、2位が楽天でんき、3位が同率でENEOSでんき・東京ガスなど。スマホやネット回線と組み合わせてお得になる会社が多い印象ですが、電気だけでお得になる会社もありますね。
ただ、電力会社を乗り換える場合、安定供給ができない場合には急激な値上げとなるなどのリスクもあります。みなさんが電力会社を選ぶ時に重視しているポイントも確認しましょう。
![](https://limo.ismcdn.jp/mwimgs/8/1/-/img_81c124b7acca5d3b5437640b14069ff476368.png)
出典:保険マンモス株式会社「電力会社と電力自由化についてアンケート調査」(2022年4月21日公表)
「電気料金の安さ」(317人)に次いで「電力供給の安定性」(288人)、「緊急時・災害時のサポート」(196人)と続きました。
日々の生活の多くを支える電気だからこそ、慎重に考える方も多いと分かりますね。
家庭にあった固定費の見直しを考えてみよう
同調査によれば、26%の人は電力会社を今後も乗り換える予定はないと答えています。その理由のトップは「手続きが面倒くさい・時間がない」から。
電力会社の乗り換えは、さまざまな会社を比較して、電力供給の安定性なども考えてご家庭に合った会社を選ぶ必要があります。その時間と手間を考えると、忙しい日々では面倒に思うでしょう。
一方で一度乗り換えれば、あとは節約がずっと続くというメリットもあります。もうすぐGWですが、長期休暇などのタイミングで検討されるのも良いでしょう。総合的にご家庭に合った固定費の見直しを検討してみてはいかがでしょうか。
参考資料
PRTIMES「電力会社を乗り換えたら「千円以上電気料金が安くなった」が約4割!男女500人に聞いた人気電気供給会社ランキング」(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000043.000096733.html)
東京電力エナジーパートナー「2022年5月分電気料金の燃料費調整について」(2022年3月30日公表)(https://www.tepco.co.jp/ep/notice/pressrelease/2022/ep11112_8667.html)
総務省統計局「家計調査報告(家計収支編)ー2020年(令和2年)平均結果ー(二人以上の世帯)」(https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00200561&tstat=000000330001&cycle=7&year=20200&month=0&tclass1=000000330001&tclass2=000000330004&tclass3=000000330006&result_back=1&cycle_facet=tclass1%3Atclass2%3Atclass3%3Acycle&tclass4val=0)
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