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失敗しない家賃交渉のやり方は?交渉前にすべき2つのこと・成功率をアップさせる3つのコツとは

LIMO / 2022年5月8日 12時0分

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失敗しない家賃交渉のやり方は?交渉前にすべき2つのこと・成功率をアップさせる3つのコツとは

家賃交渉は相手の立場に立って考える

家賃の値下げ交渉は、何をどう伝えるかで成功率が大きく変わります。ただ賃貸をあまり借りたことがなく「どのように家賃交渉したら良いかわからない」という方も多いでしょう。

そこで今回は、家賃交渉の準備や具体的な方法を詳しく紹介します。このポイントを押さえれば、きっと交渉が成功しやすくなるはずです。

【間取り別】47都道府県の賃料の推移

【出典】全国賃貸管理ビジネス協会

家賃交渉前に知っておきたい2つの条件

家賃交渉では、あらかじめ知っておきたい前提条件が2つあります。

家賃交渉で知っておきたい条件1. 値下げの決定権は不動産会社ではなく「オーナー」

1つは部屋を仲介する不動産会社の担当者に値下げの決定権はなく、決めるのはあくまで部屋のオーナーであることです。これからお伝えする交渉の材料を準備し、それを担当者からオーナーにしっかり伝えてもらうことで交渉は成功します。

家賃交渉で知っておきたい条件2. 家賃交渉ができない物件もある

もう一つは、どの部屋も家賃交渉ができるとは限らない点です。賃貸の部屋はオーナーがローンを組んで購入していることも多く、家賃のほとんどを返済にあてているケースも珍しくありません。こうした物件に交渉しても、残念ながら値下げは期待できないでしょう。

家賃交渉は、この2つの条件を十分に理解したうえで臨むことが大切になります。

家賃交渉をする前にしておくべき2つのこと

ここからは、家賃交渉をする前にやってくべきことを紹介します。

家賃交渉をする前にしておくべきこと1. 周辺の家賃相場を調べる

家賃交渉をする前に、まずは周辺の家賃相場を調べましょう。もし物件の家賃が周辺相場より高いようなら、それを材料に家賃交渉ができます。

具体的には賃貸物件の情報サイトで、予算よりも少し高めな物件も探すようにします。その物件の中に、条件は希望と合っているものの周辺相場よりも少し高めな物件があれば、そこに家賃交渉をしてみるのです。

また入居した後でも、契約の更新時期が近づいたら周辺の物件情報を調べてみましょう。入居したときから家賃の相場が下がっていれば、契約更新の条件に家賃の値下げを交渉できます。

家賃交渉をする前にしておくべきこと2. 物件の周辺環境をチェック

家賃を交渉する前は、物件の周辺環境もチェックしてみましょう。「駅から遠い」「買い物が不便」など、マイナスな条件があれば交渉の材料になります。

ポイントは「色が悪い」など、無理にこじつけたような条件を材料にしないことです。オーナーが「確かにそうだな」と感じるようなことでないと、交渉は成功しにくくなります。

また入居後でも、環境の変化は家賃交渉の材料になります。例えば「近くのスーパーが閉店して不便になった」「目の前に高層の建物ができて日当たりが悪くなった」「パチンコ屋ができてうるさくなった」などです。

入居したときに比べてマイナスになった条件があれば、それを伝えてみましょう。ただしこちらもオーナーが、納得しやすい条件であることが大切です。

家賃交渉をするときの3つのポイント

ここからは、家賃交渉を実際にするときのポイントを解説していきます。

家賃交渉のポイント1. 丁寧な話し方で交渉する

実際に交渉するときは、できるだけ丁寧な話し方で対応するようにしましょう。「こっちは客だ」「値下げしないなら他の物件にしてしまうぞ」といった横柄な態度では、担当者もオーナーも値下げをしてやろうという気持ちにはなりません。

もちろんオーナーや不動産会社は空室を埋めたいと考えています。しかしそれ以上に避けたいのが、家賃滞納や他の入居者とのトラブルです。横柄な態度の人はそうした問題を起こすのではないかと見られ、交渉が成功しないどころか入居審査で落とされることもあり得ます。

入居後に交渉するのも同様で、入居中に家賃滞納やトラブルを起こしていれば交渉の大きなマイナス材料です。きちんと誠実な態度で入居していた方が、値下げ交渉をしやすくなります。

家賃交渉のポイント2. 家賃以外で交渉してみる

もし家賃の値下げが難しい物件なら、家賃以外で交渉してみるのも良いかもしれません。例えば敷金・礼金のある物件ならその一部や、不動産会社の仲介手数料などを割引できないか聞いてみるのです。

家賃を値下げすると、その情報が他の入居者に伝わり値下げを要求されないか懸念するオーナーもいます。そのため家賃の値下げはできないものの、1ヶ月分の家賃をサービスなど他の形で対応してもらえる可能性はあります。

不動産会社の担当者と良好な関係ができているようなら、家賃以外の交渉を試してみても良いでしょう。

家賃交渉のポイント3. 契約する意思をはっきり伝える

家賃交渉をするときに非常に重要なのが「値下げをしてくれたら契約する・更新する」という意思をはっきり伝えることです。この一言を付け加えるかどうかで、交渉の成功率は大きく変わります。

「値下げできるかわかってから、契約するか考える」というスタンスでは、オーナーは値下げを真剣に考えてくれません。また不動産会社の担当者も、わざわざ時間をかけてオーナーを説得するようなことはしないでしょう。

「正規の家賃で入居してくれる人を探した方が早い」と考えられてしまえば、交渉は成立しないのです。

家賃交渉は相手の立場に立って考える

家賃に限らずあらゆる交渉は、相手の立場に立って「伝えること」や「伝え方」を考えることが大切です。単に「家賃を下げて欲しい」と言うだけでは、一か八かの交渉になってしまいます。今回のポイントを参考にして、ぜひ交渉の成功率をアップさせてください。

参考資料

全国賃貸管理ビジネス協会「全国平均家賃による間取り別賃料の推移」(2022年3月調査)(https://www.pbn.jp/yachin/)

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